海老名市立図書館の分類が悲惨なことになっている、というツイートを受けて、本来図書館の分類がどのように決定、運用されているか、という解説連投と関連ツイートをまとめました。
10月1日付当サイト記事『ツタヤのCCC運営の図書館、不可解な図書購入めぐり疑惑浮上!在庫処分に利用?訴訟に発展』で、全国でも民間委託を最も積極的に進めている自治体のひとつである東京足立区のケースを例に、公共図書館がいかに「ワーキングプア」を大量に生み出す元凶となっているかをレポートした。 「民間に委託すれば、より少ない費用でより充実したサービスが受けられる」という考え方は、絵にかいた餅にすぎず、現実には受託した企業が利益を確保するために人件費を低く抑えているにすぎない。 館長を雇い止め~裁判~和解 今回は、さらに具体的事例を挙げて解説していこう。 「無理が通れば道理が引っ込む」と言われるように、足立区の図書館では、これまで2つの大きな労働事件が起きている。 まず、指定管理制度完全導入直後の2009年に足立区内の図書館で起きたのが「館長雇い止め事件」だ。 指定管理者となった企業に契約社員と
熊谷俊人(千葉県知事) @kumagai_chiba 従来図書館を利用していなかった武雄市民がどの程度利用するようになったのか、当該市民の年間読書数への影響、逆に利用が減った市民数と冊数、希望する書籍を見つけるまでの時間と手間の定量的なデータなどなど、いくらでもデータや行動分析ができると思うので、今後の分析に期待です 2013-08-14 18:23:33 かきのたね・検索の人 @kakitane @kumagai_chiba レファレンスサービスやアウトリーチサービス、レフェラルサービスといった図書館本来機能の定性的基準に関するご関心はありますか? 貸出冊数と利用登録者数等の定量的基準のみで分析されるなら、従来の貸出冊数至上主義と同じになってしまいます。 2013-08-14 19:04:37 熊谷俊人(千葉県知事) @kumagai_chiba @kakitane まさにそうしたサービ
2013年4月にリニューアルオープンした佐賀県・武雄市図書館の蔵書が「ひどい」と話題になっている。 「蔦屋書店」やコーヒーチェーンのスターバックスが併設される、おしゃれな図書館として評判だが、運営は本や、CDやDVDレンタルの「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に武雄市が委託している。 「新古書店の在庫をそのまま持ってきたからじゃないか・・・」 佐賀県の武雄市図書館・歴史資料館は、樋渡啓祐・前武雄市長(45)肝煎りの「民間活力」を生かした図書館として注目を集めた。2013年4月のオープンから6か月間の来館者数が51万9000人と、1年間の来館者数の約2倍を記録。また、図書貸出冊数も30万冊と2倍近くに達した。館内では、コーヒーを片手に読書やおしゃべりに興じる人でにぎわった。 ただ、地域活性化への期待が高まる一方で、当初から膨大な個人情報や蔵書の管理などを
@toshikawaharaさんが「初期蔵書入れ替え費で購入された資料」を公開。 @keikumaさんがPDF化。
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東京都三鷹市の国際基督教大(ICU)の図書館で、一度も借りられたことのない本だけを集めた「誰も借りてくれない本フェア」が開かれている。16日から始まり、一般の利用はできないにもかかわらず、17日夕までのツイッターのリツイートは約1万6千件に。大学図書館も「こんな大げさなことになるとは」と驚く。 大学図書館には約80万冊の蔵書があり、年間約1万冊ずつ増えている。館内の書架に並ぶのは、このうち約40万冊で、あとは希望があった時に倉庫から出してくる。図書館は開学と同時の1953(昭和28)年設置。同大の学生の年間の平均借り出し数は1人49・9冊(2013年度)と全国の大学でも有数の多さというが、中には一度も開かれなかった本がある。「本は利用されてなんぼ。まずは読んでもらいたい」(図書館の相徳真理さん)と企画した。 専門書はそもそも読む人が限られるため、新書を対象とした。リストをまとめると約860
【寄稿】 信頼性の高い情報を「探して」「つなぐ」専門図書館と司書 佐藤 正惠(千葉県済生会習志野病院 図書室/患者図書室あおぞら 司書) 専門職としての図書館司書 読者の皆様は日ごろ図書館をどのように利用されているだろうか。本稿では病院図書室の司書の立場から,医学図書館と司書の役割を紹介したい。 そもそも,日本の病院図書室は医療法第22条で地域医療支援病院に設置が定められた施設である。臨床研修指定病院では,臨床研修に必要な図書または雑誌を有し,MEDLINE等の文献データベース,教育用コンテンツを整備することが求められている1)。 図書館司書資格は教員免許と同様に,文部科学省が認定する大学で開講される司書課程を履修することで得られる。司書課程では,著作権など関連法規,経営論,選書,分類,レファレンス(参考調査),データベース検索など図書館運営にかかわる業務全般を学び,医学図書館司書はさらに
7月1日、東京・渋谷の繁華街に「図書室」がオープンする。会員制を取り、蔵書はオープン時約5000冊、ゆくゆくは約1万冊を揃える予定。小説やエッセー、ノンフィクション、ビジネス書など、オールジャンルの本が揃う。 普通の図書室と少し違うのは、深夜まで営業している点。そしてお酒を飲みながら本が楽しめるという点だ。 この「森の図書室」のオーナーは、森俊介さん、30歳。クラウドファンディングの手法で開店資金を集め、このほど同手法の出資者数で日本新記録を達成した。出資者数は1737人、支援金額は1000万円近くに上る。 当初の目標額は、書籍購入費10万円。しかし、友人、知人のクチコミからどんどん情報が広がり、著名人も出資に参加。そこからさらに出資者が急増し、目標を大幅に上回る結果となった。 ■大手企業を辞めて、「図書室」を作る 森さんは、大手情報サービス会社に新卒で入社し、広告営業に携わった。同社出身
2014年3月20日、バチカン市国の公式プレスルーム「サラ・スタンパ」で記者会見が開かれ、同国がある契約に調印したことが発表された(写真1)。契約書の署名者は、ジャン=ルイ・ブルーゲス バチカンローマカトリック教会記録・図書担当大司教とNTTデータの岩本敏男代表取締役社長だ(写真2)。会見には、バチカン図書館のチェーザレ・パッシーニ館長、NTTデータの岩井利夫常務執行役員公共システム事業本部長などが列席した。 右から、チェーザレ・パッシーニバチカン図書館長、フェデリコ・ロンバルディバチカン市国公式プレスルーム担当、ジャン=ルイ・ブルーゲスバチカンローマカトリック教会記録・図書担当大司教、NTTデータの岩本敏男代表取締役社長、NTT DATA EMEAのパトリツィオ・マペリCEO(最高経営責任者)、NTTデータの岩井利夫常務執行役員公共システム事業本部長。
photo credit: Pieter Musterd via photopin cc ほぼ毎週一度は、図書館に行きます。 今のところ今年読んだ40冊のうちの30冊が図書館から借りた本。 去年も94冊中の74冊が借りた本だったので、だいたい私の読む本の4冊に3冊は図書館から借りた本という感じになります。 私が図書館をオススメする理由とそのメリットを3つご紹介します。 1. 書籍代が節約できる なんといっても一番大きいのはこれ。 読書術系の本を読むとよく「読書代は自分への投資なのだから、ケチるな」と書かれています。確かに金銭的な理由で本を読むのを躊躇すべきではないと、私も思います。 ただ、無い袖は振れないんです。ある程度使える金銭の総枠が決まっている場合は、お金による制約を気にしないために、図書館も活用すると良いと思います。 お金のことを気にしないと、自分で買っては読まないような本でも「と
岩波新書の『未来をつくる図書館』(菅谷明子)って本を流し読みしました。 この本の中の「未来」というのは、(多分)2003年のときに考えていた未来で、「図書館」というのは「ニューヨーク公共図書館」のことです。この図書館は運営・財政面を政府や自治体に依存しないで、寄付金によってまかなっているというアメリカっぽい図書館で、この本が書かれた時点では4つの研究図書館と85の地域分館を持ち、ニューヨークのマンハッタン・ブロンクス・スタテン島の各区を拠点にしています(ブルックリンとクイーンズ地区には別の公共図書館があります)。図書館なので利用は無料ですが、寄付金を集めるためのディナーとかやったりしてまかなっているようです。要するに金が回らないと運営ができないわけで、研究図書館の中の「科学産業ビジネス図書館(シブル)」を中心に、起業家支援のためのセミナーとかしてるみたいです。10年以上前の本なので今はどう
前から書いていることだが、私はロシア武術システマを学んでいる。 ロシア軍特殊部隊スペツナズの格闘技として知られている格闘技だ。 この特殊部隊云々は、システマのイメージを良くも悪くもしている。ひどい時には殺人術などと紹介されているが、『ザ・殺人術』みたいな殺しのテクニックを教える格闘技というわけではないし、また、力の誇示や破壊、攻撃性を求めるものでもない。 どうしてシステマをやっているのか質問を受けることがある。確かにシステマのような珍しい格闘技を学ぶことに奇異な印象を受ける人もいるだろう。日本でシステマを学べる場所があることさえあまり知られていない現状では尚更だ。 私がシステマを学ぶようになった経緯、経験について、これから格闘技を学びたい人の参考にもなるかもしれないし、自分の記録としても残しておきたいので、まとめてみることにした。 なお、ここで言う「格闘技」は格闘技・武道・武術と呼ばれるも
「ぼくの夢は、渋谷に『夜の図書室』をつくること」――そんな1人の思いが、現実になろうとしている。 約1万冊の本をそろえた図書室でありながら、音楽やお酒を楽しみながら気軽に飲食ができるカフェのようなスペース。コンセプトは、昔遊びに行った友だちの家のような空間だ。開館時間は、午後6時から翌朝1時まで。渋谷駅から徒歩7分の道玄坂沿いに5月末日オープンする。 中学生のころから「自分の図書館をつくること」に憧れていた森俊介さんは、クラウドファンディングで自身の夢を語り、支援者を募集。すると、441人が支援。募集終了まで23日を残し、目標金額の10万円に対して289万6700円が集まっている(5月7日現在)。 森さんは、本の記録をつけるようになった大学生のころから、毎年100冊以上の本を読んでいるそう。「1冊1冊すべて、ぼくがちいさなプライドをかけて選書します」――サイトに記されたこの1文が、妙に心に
先日、マイクロフィルムの資料を閲覧しようと、ある大学の図書館に行きました。 ■電話 「すみません、2002年の3月にそこの博士課程を出たものなんですが。図書館を利用したいんですけど」「はい、できます。2階カウンターに来てください。卒業生データがあるのは2003年以降ですが、もちろん2002年以前もできます」「マイクロフィルムのコピーはおいくらですか」「1枚40円です」「たっか!(笑)」「あすみません50円です」「たっか!!(笑)まあいいや、いまから行きます」 ■図書館2階カウンター 「すいません卒業生カードを作ってください。2002年3月に博士課程を出ました」「しばらくお待ち下さい。(めっちゃ待たされる)すみません、2003年より前は、学生センターのほうで卒業証明書をもらってきてください。学生センターは、この図書館を出て、道を渡って、正門から入って左の方に進むとあります。そこの1階です」「
昨日で「やわらか図書館学」を始めてまる4年となりました。 そこで今回は「ブログのススメ」ということで、この4年間ブログを続けていて、自分なりによかったなぁと思うことをまとめてみました。 折しも季節は春、何かを始めるにはちょうどいい季節、この記事を読んでブログを始めようと思ってくれた方がいたらうれしいです。 アンテナがひろがる たぶんいちばん大きなメリットはこれです。 ブログのネタをさがすために、図書館関係の情報について敏感になりました。自分の場合、まじめな話を書くことは少ないのですが、それでもこれまで気にもとめていなかった情報も気にするようになりました。 逆に図書館に関係ないような情報でも、これを図書館にあてはめるとどうなるだろう、とかいうことも考えるようになり、なんだか四六時中、君(図書館)を想うみたいな状態です。 自分の知識量なんて大したことないですが、もしもブログを始めていなかったら
NTTデータは2014年3月20日、バチカン市国のバチカン図書館が所蔵する文献のデジタル化プロジェクトを受注したと発表した。受注額は約23億円。3000冊の文献を、NTTデータが提供するデジタルアーカイブシステムで管理できるようにする。バチカン市国が民間企業と大型の有償契約を締結するのは、世界的にも珍しいという。 バチカン図書館は、2世紀から20世紀にかけて執筆された約8万冊、4000万ページに及ぶ手書きの文献を所蔵する。同館はこれら全てをデジタル化し、長期保存する計画を立てている。バチカン図書館とNTTデータは約23億円で初期契約を結び、まずは4年間で約3000冊をデジタルアーカイブ化。順調に進めば、残りの文献についても取り組む予定だ。 文献のデジタル化から、デジタルアーカイブシステムの構築、メタデータの付与・管理、検索アルゴリズムの開発までを、トータルでNTTデータが手掛ける。バチカン
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