5月13日、メキシコ北部のモンテレイ近郊にある幹線道路で、頭部などを切断された49人の遺体が発見された。写真は現場を調べる警官ら(2012年 ロイター) [カデレイタヒメネス(メキシコ) 13日 ロイター] メキシコ北部のモンテレイ近郊にある幹線道路で13日未明、頭部などを切断された49人の遺体が発見された。同国では麻薬組織の抗争が後を絶たないが、今回は近年の中でも最も残忍な事件の1つだという。 ヌエボレオン州の警察当局によると、遺体は積み重なるように放置され、手足が切断されたものもあった。被害者のうち6人は女性だという。 現場には、麻薬組織セタスが犯行を認めるメッセージを残していた。メキシコ北部ではセタスがライバル組織への攻勢を強めており、この数カ月大量殺人が相次いでいる。 同国では、2006年にカルデロン大統領が麻薬犯罪の撲滅を宣言して以来、計5万人以上が麻薬をめぐる抗争で命を落