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家帰ったらもう一度読に関するDelete_Allのブックマーク (12)

  • 6:退廃の都プノンペンを、あてどもなく逍遙する - アセンション・のま洞

    プノンペンはカンボジアの首都なのですが、独裁者ポル=ポトが原始共産主義に心酔し、農業に従事しない知識人や富裕層は死刑だ!と人々を農村に強制移住させたりしたせいで一時期はゴーストタウンと化していたこともあったそうです。 フランスからの独立を記念するこのモニュメントは、街の中心部でそびえるように打ち立てられています。賑やかだけど、どことなく疲れきっているプノンペンの街。シャルル・ド・ゴールや毛沢東の名前が通りの名前として刻み込まれています。 国立博物館にはアンコール王朝期のクメール美術が数多く展示されていて、かなりよかったです。 国立博物館の庭には、内乱を思わせる兵士たちや母子の像が、アンコール遺跡と同じように砂岩で築かれ、アンコール遺跡と同じようにガジュマルに抱かれて立っていました。この国の歴史についてはけして詳しくないのですが、数々の惨劇もやがては風化し、大木に呑み込まれて埋没していくのだ

  • 「お前らの作品は所詮コピーだ」――富野由悠季さん、プロ論を語る (1/5) - ITmedia News

    「機動戦士ガンダム」の監督として知られる富野由悠季さんが10月27日、「東京コンテンツマーケット2008」(独立行政法人・中小企業基盤整備機構関東支部主催)のトークセッションに登場し、「プロフェッショナル・クリエイターの条件」というタイトルで自らの“プロ論”を披露した。 「自分流の言葉づかいしかできなくて当に申しわけない」と言いながら、集まったクリエイターに刺激的な言葉を投げかける富野さん。セッションは、コンテンツ関連のコンサルティングを手がけるQPRの清田智社長との対談形式だったが、事実上富野さんの独演会だった。 「コンテンツ」という言葉はおかしい セッションのタイトルは「プロフェッショナル・クリエイターの条件」ですが、これは無理やりつけたタイトル。ここにいる人(コンテンツマーケットの出展者など)はプロクリエイターの条件を満たしてますから。ぼくみたいなロボットアニメの専門家がぐだぐだ言

    「お前らの作品は所詮コピーだ」――富野由悠季さん、プロ論を語る (1/5) - ITmedia News
  • 父親が、自動車だった - 未来の蛮族

    ずっと、自分の車を持つことに憧れていた。 それは、僕という人間が、どうしようもなく二十世紀人であるからかもしれない。 二十世紀の男にとっては、車はただの機械じゃないのだ。 二十世紀の僕、まだ幼い子供だった僕は、エンジンと、四つの車輪を持つものには何だって憧れていた。 ポルシェ、メルセデス、トヨタ、ホンダ、フォード……。今では何一つ覚えちゃいないのだが、当時の僕は世界中の車を暗記していたらしい。 スポーツカーが好きだったし、ファミリーカーも好きだったし、消防車だって愛していた。 当時の僕の愛読書は、もちろん『しょうぼうじどうしゃ じぷた』*1だ。 しかし、何といっても一番好きだったのは、我が家の車だ。 それは、常に幸福な記憶と結びついている。 少し角ばったそのセダンに乗り込むとき、僕はいつだってわくわくしていた。 行き先がどこであろうと関係がなかった。 マクドナルドのドライブスルーだって、当

    父親が、自動車だった - 未来の蛮族
  • 短編小説『つかまえることのできぬ少年』 - 「石版!」

    信号機が青になったときにピャウ、ピャウと規則的に鳴る音が気に入らないのだ、と言ってアンは足元に落ちていた拳ほどの大きさの石を手に取ると、スピーカー目掛けてそれを投げて見せた。まるで自慢の肩を披露してやろうとでも言うかのように。彼の手を離れた石が見事にスピーカーへ直撃すると、それは一瞬火花を散らした後に、夏の終わりに萎れて佇むひまわりのような姿になり、ぶらぶらと支柱の上で揺れている。壊れたスピーカーはしばらく、ピャウ、ピャウという音を鳴らしていたが、次第に音高を低くしていき、音量はかぼそく弱まっていく。やがて、その音はプツリと途絶え、私とアンだけが立っている交差点の周囲には妙な静寂が訪れた――夜になって冷えた空気が、遠くの国道13号線を走る長距離トラックの走行音を伝えていく。「逃げろ!」。アンは自分がした迷惑ないたずらの目撃者が私以外に存在しなかったのを知っていたくせに、わざと大げさな口調で

    短編小説『つかまえることのできぬ少年』 - 「石版!」
    Delete_All
    Delete_All 2008/10/25
    素晴らしい。ドライブ感だ。冒頭からいつものmkさんの小説と違う感がした。
  • 闇夜(やみよる)37 - 村上F春樹

    オレはツッパリヨシフミ。つっぱってる。オレはどこかわからない谷の中で不思議な女とあった。 だが、次の瞬間、オレはたそがれた小汚いバーの片隅のテーブルに腰掛けていた。向かいにはさっきの女。美人だが、よく見ると若干あごがしゃくれている気がしないでもなかった。オレたちが腰掛けている背の高い鉄製のイスには木の背もたれと腰掛があり、オレのケツに冷たさを感じさせる。オレたちは木製の丸いテーブルに肘をつけて向かい合っていた。テーブルの上には、誰かのピザのべカスだろうかチーズのようなものやら酒のあとやらくっついていた。だが、その汚さはオレを少し落ち着かせてくれてもいた。オレはまったく状況が把握できていないにも関わらず、リラックスした気分になり、その女のことも少し忘れかけていた。 「私は今井絵理子」 女が突然しゃべりだして、オレはぎょっとした。 「え?君は…ここはいったい?」 「ここは苫小牧の小さなバー」

    闇夜(やみよる)37 - 村上F春樹
  • 闇夜(やみよる)28 - 村上F春樹

    おはよう。 こんにちは。 おやすみ。 さようなら。 ありがとう。 それは、ただの挨拶。Just a 挨拶。誰でもする挨拶。愛する人に、友達に、好きでもない人に、送る言葉。声をかけるその行為そのものによって、それぞれの宇宙を流れる星は一瞬でもお互いを認識できる。真っ暗な孤独の中では、それですら充分に救いになる。だが、俺はもはや挨拶をする人間を一人も失ってしまったらしい。いつからか、こうなった。これは俺の望んだことのはずだった。何も悲しくはない、そうだろう。そういうことなのだろう。考えないようにしているが、俺はおそらく同性愛者なのだと思う。思い出すのも嫌になるが、小学生のとき、あの修学旅行の夜、最悪な形でそのことは露呈してしまった。 全員が俺を蔑み遠ざける中、綾香だけは俺の友達でいてくれた。俺はそれから綾香のことは少しだけ信頼していた。バスケ部の試合の応援で、興奮しすぎた綾香が拡声器で「オジャ

    闇夜(やみよる)28 - 村上F春樹
  • The Phantom of the Nightclub - 無免許タクシー

    プロローグ 東京、新宿歌舞伎町。ネオンサインが煌くこの歓楽街で一攫千金を狙う者達が次から次へと現れては消えてゆく。そしてまたひとつ、熾烈な夜の世界に新たな店が加わろうとしていた。長らくこの地で掲げてきた看板を降ろすことに決めたルフェーブルは後進のフィルマンとアンドレに道を譲る。彼らは早速キャバクラ『ハンニバル』の開店準備に取り掛かった。 第一幕 真新しい内装の店内ではオープン記念時に配布するパンフレットの撮影が行われていた。店の"顔"となるキャストはフィルマンとアンドレが他店から引き抜いてきたカルロッタであり、気位の高い彼女は満足そうに撮影に応じていた。艶やかなドレスに身を包み華やかな巻き髪でカメラに向かって微笑む彼女。所狭しと動くスタッフの一人が棚にぶつかり胡蝶蘭の鉢を倒してしまう。運悪く鉢は彼女の頭に当たりドレスは土にまみれ自慢の巻き髪も崩れてしまうと彼女はやってられないと怒って店を出

    The Phantom of the Nightclub - 無免許タクシー
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    Delete_All 2008/07/17
    さすが「おっぱい族」族長。面白さ最強だYO!
  • 帰宅してドアを開けると床にサッカーボール程の大きさの毛玉が転がっていた。- リオ・デ・ジャネイロの祭り

    恋人に別れを告げられてから一ヶ月が過ぎた。 帰宅してドアを開けると床にサッカーボール程の大きさの毛玉が転がっていた。人の毛と犬の毛を混ぜたような質感の塊が、風もないのに動いている。とても生きているようにはみえないが、乾いた笑い声のような音をたてて転がっている。(ずっと掃除をしなかったからほこりや髪の毛がたまってしまったのか)と考えていると、毛の塊が触手のようにのびてきて胸ポケットにさしてあったボールペンを奪った。奪ったボールペンを顔の前に持ってきたその仕草が催促しているように思えたのでペンをノックしてやると、床に落ちていた茶封筒に文字を書きはじめた。(マヤ文明の暦は2012年で終わっているから、2012年で文明社会は終わるかもしれない)と読めた。自宅の住所を横切るようにして書かれたので多少読みづらいが、そうとしか読めなかった。あと4年でなにもかも終わるのかと思うと胸がすっとするような感じが

    帰宅してドアを開けると床にサッカーボール程の大きさの毛玉が転がっていた。- リオ・デ・ジャネイロの祭り
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    Delete_All 2008/07/06
    ぶっ飛んでいて、切ない。なんだかよくわからないけれど凄い。
  • 毎晩夜通しおきていて - 平民新聞

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    毎晩夜通しおきていて - 平民新聞
  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    我が家のダグウッド ダグウッドとはハナミズキのことである。昔、日からポトマックリバーの桜の苗木を送った返礼として、アメリカから送られて来たのが日での始まりで、アメリカ原産でアメリカヤマボウシともいうらしい。 最近では日でも、あちこちで、街路樹であったり、庭木であっ…

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  • やさしい記憶 - 無免許タクシー

    どう? べ放題にしてはおいしいと思わない? でしょ? いやー、初めてのデートで焼肉屋はどうかと思ったけど気に入ってくれたみたいでよかったー。 そ・れ・に・してもったよねー。いやーったった。こんなにったのは久しぶりかもしんない。あーもー、おっぱい。じゃなくて、おなかいっぱい! あ、あ、誤解しないで! 違うからね、ぜんっぜん違うっていうか何もかもが違うっていうか、そんなんじゃなくってあのね、聞いてよ。「あー、今日はたくさんべておなかいっぱいだなー」って思ったらね、あれ? もしかして「おなかいっぱい」を略したら「おっぱい」になるんじゃないの? ってひらめいたわけ。つっても言葉にするつもりなんて全然なかったんだよ、なかったんだけど出ちゃったの、ついポロリと出ちゃったの。おっぱいだけに。 いやいやいや、いやらしい意味とかじゃなくってほら、赤ちゃんが、んぐんぐんぐって母乳を吸うでしょ? で

    やさしい記憶 - 無免許タクシー
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    Delete_All 2008/05/24
    オッパイ病発症の地。イエス!オッパイ!
  • 大統領と握手 - 飲めヨーグルト

    もう、ずいぶんと昔の話になってしまうのだが、僕は大統領と握手をしたことがある。大統領と言えば、もちろんそれはアメリカ合衆国大統領にほかならない。これはたまたまトイざラスで買い物中の大統領に出くわした……とかいうわけではない。2000年に開催された九州沖縄サミットの際、当時のアメリカ合衆国大統領ビル・クリントンが糸満の平和記念公園で沖縄県民に向けて演説をする、というイベントがあったのだ。演説終了後には、大統領と地元の高校生たちが友好的に握手を交わす、という場面があらかじめ用意されており、当時まだ沖縄の高校生だった僕も、握手用のモブとして選ばれたのだった。僕は当時、料金以下のマズイめしをわせるレストランでさえも気前よくおかわりをオーダーしてしまうような、いわゆる優等生のレッテルをはられた存在であったから、こうした役割にはうってつけだったのだろう。最初のうち、僕はこのことについてとくに何も考え

    大統領と握手 - 飲めヨーグルト
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    Delete_All 2008/05/07
    面白い。エクセレント!
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