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応答なのレスに関するDelete_Allのブックマーク (5)

  • 12月9日の背伸び - Everything You’ve Ever Dreamed

    僕の右胸にある黒い影が先々月よりひとまわり大きくなっているのがわかって、明日、僕は紹介された都内の病院でCTスキャンを受けることになった。昨夜、目にしたものが頭から離れなくなる。昨夜、僕は興味位で影の見つかった部位をインターネットで調べていた。検索結果に、ある病名が並んだ。ある種の圧力がその名にはあった。肺癌。十数年前、ひと夏のうちに僕の祖母を襲い、葬った病だった。 病院を出て家へ向かう。歩道に落ちた枯葉をスニーカーが踏みしめる音だけがした。「よくあることです」、診察した医師はなにごともなかったかのように、さらりと僕に言った。彼の患者をむやみに不安にさせまいとする気づかいと職業経験上から生まれた言いまわしはかえって僕を不安にさせた。よくあること?もし僕の胸にある影が悪性のものだとわかったとき、彼はそれでも言うのだろうか。さらりと、何事もなかったように。よくあること、と。 言葉は、想いを伝

    12月9日の背伸び - Everything You’ve Ever Dreamed
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    Delete_All 2009/12/09
    みなさん、どうも。釣りでもなんでもなくて、実際明日CTスキャン&精密検査受けに行きます。なんともないと思うけれど少々、不安。ではまた。
  • タイムマシンの恋人 - Everything You’ve Ever Dreamed

    秋の新宿駅埼京線ホーム。「あなたとは終わりよ。だって…」。彼女の言葉は僕の耳に吸い込まれる直前で発車ブザーに弄ばれ、それから永遠に喪われてしまった。彼女は初めて出会ったときの言葉を覚えているだろうか。僕はいまでもはっきりと覚えている。彼女はこう言ったんだ。「あなたはずっと前から出会うって決まっていた運命の人なの」。 すこし肌寒い秋の夜になると彼女を思い出してしまう僕は情けないやつに見えるかもしれない。仕方ない。僕は僕にはそういう側面があるって僕自身で認めている。女の子は現実的な考えをする生き物だ。それゆえ古今東西の男の子は古今東西の女の子の、手品のような、魔法のような、予想もつかない言葉、行動に振り回されたりするのだ。でも僕は女の子特有の現実主義に勝機はあると考えていたんだ。 通り過ぎる女性たちが振り返ってしまうほどルックスに優れ才能に溢れ多くの名声を持つ僕と彼女の周りにいるボンクラをなに

    タイムマシンの恋人 - Everything You’ve Ever Dreamed
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    Delete_All 2009/10/25
    新しいパソコン購入記念で30分でどれくらいのものが書けるかという自己満足企画で書いてみたZE!
  • 私の異常なお見合い・雌伏篇 または私は如何にして謎の預言者のインチキを暴き人々を救い出したか - Everything You’ve Ever Dreamed

    大船観音の足元にあるファミレスで宗教家ハナゲーノフ(仮名)の鼻を穴があくほど凝視していた。左側の鼻の穴からは少しだけ、右側の穴からは豪快に毛が飛び出していた。《野郎、右利きだ…》。「FBI心理分析官」をブックオフで購入熟読記憶し、《趣味》の欄に「日曜プロファイリング」と記入する資格を得た僕は、冷静に男の利き腕を見極め、ぼくたち(わたしたち)は今日旅立ちます(たびだちまーす)って小学校の卒業式、クラスの代表として呼びかけをおこなって以来の真剣さを発揮して右の耳から左の耳へ男の話を聞き流していた。 僕の心ここにあらずに気がついたハナゲーノフが言う。「話聴いてますか?」「すみません今一瞬だけ意識がGスポットにはまってました」「冗談がお好きな方だ…」。僕はマジで話を聞かずにシャロンのオッパイを想っていた。「ヘルタスケルター」を聴いて「おおこれ天啓!」と自分勝手に思い込んだ馬鹿に殺された美しき哀しき

    私の異常なお見合い・雌伏篇 または私は如何にして謎の預言者のインチキを暴き人々を救い出したか - Everything You’ve Ever Dreamed
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    Delete_All 2009/09/29
    私の異常なお見合い・雌伏篇ですYO!/↓ノッピー☆、夏のレイヤー活動で体調を崩して痩せちゃったんだ…
  • オッサン、スカイ・クロラ - Everything You’ve Ever Dreamed

    出撃。僕はいつまで走り続けるのだろう?白い朝の空気を、ふりあげた右足が引き裂く。いつまで?紺スーツに包まれた右足の下で赤いフレームが燃えている。何のために?膝の部分がつんつるてんになって斜めの朝陽に鈍く浮く。誰のために?メンズプラザアオキ、スーツ一着につきパンツ二のセットは、一方のパンツだけを愛し信じ履き続けた僕には意味がなかった。一人で?ずり下がった指割れソックスとスーツの隙間で僕の脛毛が朝を愛撫する。サドルの冷たさに我を取り戻す。 チェックスタート。ロック・オフ。「ラジャーッ!」妹が応える。ノーエレクト。「ラジャーッ!」眼鏡オーケー視界良好。「ラジャーッ!」軍手が左右のブレーキレバーをカチカチと動かす。横を原付に乗ったギャルがかすめていく。「ブラジャーッ!」妹から弁当を受け取り、「地域安全パトロール」のパネルが取り付けられたカゴ、鞄の下に入れる。「お兄ちゃんゴー!グッドラック!」親指

    オッサン、スカイ・クロラ - Everything You’ve Ever Dreamed
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    Delete_All 2008/11/21
    ↓!「スカイ・クロラ」はこんなじゃないですYO!
  • 僕らは毎日チェリオを飲んでいた - Everything You’ve Ever Dreamed

    商談はうまくいかなかった。不発弾を抱えたような心持ちで地下街から出ると霧雨が街を覆っていた。むししとした湿気から逃げ、飛び込んだ先はゲームセンターだった。ネクタイを緩め、空調の効いた空気を襟元に入れながら周りを見渡した僕は久しぶりに訪れた「ゲーセン」の様変わりに驚いた。二人組の女の子やカップルがいるなんて。 僕と西ヤン。僕らは悪友だ。「悪友」の上に「ワル」と格好のいいルビを戴冠させたいけれど、どう贔屓目にみても僕らはただのボンクラだった。正義感と想像力だけが暴発していた。「10年後の1999年に世界は滅びるというのに何で皆は平気な顔をしていられるんだ!」という壮大かつバカな熱意だけで「二酸化炭素友の会」を結成し、授業をサボって校舎裏の樹木にハーハー息を吹き掛けているところを発見され体育教官室に羽交い締めでひきずりこまれたりしていた。意味のわからないままに聴いていたフランク・ザッパの音楽が僕

    僕らは毎日チェリオを飲んでいた - Everything You’ve Ever Dreamed
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    Delete_All 2008/06/22
    チェリオ飲みたくなってコンビニに行ったけど置いてなかった…
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