id:Geheimagent(「石版!」)主宰の文芸同人「UMA-SHIKA」に参加します(http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20090113/p1)。文学フリマ(2009年5月10日(日)大田区産業プラザPiO)向け創刊号には短編小説を寄稿する予定です。告知だけだと寂しいので予告編をふたつ載せておきます。 ・「バイブ」 いつやむとも知れない酸性雨の幕と神経を苛立たせるために作られたとしか思えないネオンの点滅のなかで俺が探し続けているのはバイブレーター。俺はこの街で豚と呼ばれている。由来は知らない。俺を初めて豚と呼んだ重度のジャンキー兼ロリコン兼ハッカーは、豚の由来を俺に教えず胸に抱えたまま魚のエサになった。「あんたは痩せていて「いかにも」な日本人だけどさ。豚なんだよ。でっぷり肥えた豚」。奴の一ドルの価値もない最期の言葉だ。俺の子供の頃のアイドル、カービー