トラストコンベクションは2008年11月14日,タスクを管理するインターネット・サービス「echo」をリリースした。特徴は,Adobe AIRによるリッチなインタフェースで,タスクや進捗状況だけでなく“チームの感情”を見える化する機能を備えていること。システム開発など様々なプロジェクトでの利用を想定している。 トラストコンベクションは,システム開発のチームマネジメントや,技術評価に関するコンサルティングなどを手がける企業。代表取締役の佐藤純一氏はイーシー・ワンでコンポーネント指向に基づいた開発プロセスの整備などを担当していた。 echoはAdobe AIRによるクライアント・モジュールをダウンロードし,トラストコンベクションのサーバーと通信してタスクを管理する。AIRによる自由度の高いユーザー・インタフェースにより,タスク進行中の依頼者や受注者のそれぞれの感情をアイコンで示したり,サーモグ
見える化、なんて言葉が流行ったが元々開発者の世界ではごく当たり前のキーワードだった。目に見えないデジタルな世界を可視化したり、アナログなビジネスの流れをモデリングしたりするのはごく当たり前だ。 サンプルのモデリング 企画を立てたり、思想を膨らませたりするのは個人やグループでディスカッションすることでできるが、その結果を落とし込み、共有するのは何らかのツールを使う必要がある。そんな時に役立つのがこうしたソフトウェアだ。 今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはConzilla、コンセプトブラウザという名称のモデリングツールだ。 Conzillaが対応するのはUML(なぜかULMとなっているが)、ダイアログマッピング、RDF、RDFS、DCMITypesとなっている。それぞれオブジェクトが予め登録されており、クリックして配置、線をつないでモデリングしていく。 編集画面。オブジェクトが多数並ん
株式会社ネオジャパンは10月7日、大規模向けグループウェアの新版「desknet's Enterprise Edition Version 7」を発表した。ウィジェット(ガジェット)と呼ばれる小規模アプリケーション対応のWebポータル機能を搭載したことが、最大の強化点。提供は同日より開始する。 desknet's Enterprise Editionは、ネオジャパンのグループウェア製品のうち、大規模環境を対象とした製品。広く利用されているスタンダード版の基本機能をそのまま受け継ぎ、「スケジュール」「設備予約」「インフォメーション」をはじめとする、全20種類以上の機能を標準で搭載している。また、SQL ServerやOracle Databaseといった商用データベースを用いるなど、スケーラビリティも確保されており、最大4万ユーザー規模での利用実績もあるという。 今回の新版ではまず、ウィジェ
ベンダー別の導入シェアはサイボウズがトップ,ただし単体製品で見るとLotus Notes/Dominoがトップに---調査会社のノークリサーチは2008年9月24日,中堅・中小企業におけるグループウエア製品の導入シェア調査の結果を発表した。 製品別の導入シェアは,1位が日本IBMのLotus Notes/Domino(25.1%)で,2位がサイボウズOffice(22.0%)。以下,Microsoft Exchange(13.6%),ネオジャパンのdesknet's(10.3%)と続く。ベンダー別に見ると,サイボウズ製品ではサイボウズガルーンにも4.3%の導入シェアがあり,サイボウズOfficeと合計したシェアは26.3%となり,ベンダー別のトップに躍り出る。 企業の年商規模別に導入シェアを見ると,年商50億円未満ではサイボウズOffice(27.7%)が,Lotus Notes/Domi
※ 一部はデモより インターネットを通じて出入りする情報が多くなり、イントラネットや拠点間VPNなど企業内においても多数のコンピュータが使われている。そんな中では情報共有を積極的に行わなければ、すぐに情報格差が生じてしまい、業務に支障が発生する。 ログインした所 様々な情報を上手に管理するためにはグループウェアでは物足りない部分があるかも知れない。そこでこれだ。 今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはcyn.in、Webベースのコラボレーションソフトウェアだ。 cyn.inは様々なデジタルデータを統合管理するソフトウェアだ。写真、ファイル、ブログ、カレンダー、リンク、Wiki、イベントなど、様々なデータを一極管理できる。トップページにはサイトマップがマインドマップのようにして表示されるのが面白い。 フローティングウィンドウでの表示 各データはグループのような形でとりまとめることができる
TwitterはIMのように使うこともできる。また、ゆるいコミュニケーションをとるのにも便利なサービスだ。とは言え、インターネット上で公開されているものなので、あまり業務に関係する情報をほいほいと投げるわけにはいかない。 twitterそっくりな画面だ そうした公開情報/非公開情報を切り分けで、twitterの魅力を活かせないのは非常に煩わしい。そこでイントラネット上にtwitterを構築しよう。 今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはしゃべる、イントラネット上で構築できるtwitterクローンだ。 しゃべるはtwitterの殆どの機能が実装されたtwitterクローンだ。LinuxやWindowsで動作する。Windowsであればインストーラーを使って簡単に構築可能だ。ユーザ登録は管理者メニューからのみ行えるが、CSVを使って一括登録することもできる。 ログイン画面 後はtwitte
今回は,「会議は段取りで決まる!」と題して,会議前にどんな準備をしておくべきかについて解説したい。 早速,前回のケーススタディの続きから,スタートしよう。 経営企画部長から,次期基幹システム再構築プロジェクトのリーダーに任命された情報システム室主任の山田さとし。山田を含めて7人のプロジェクト・メンバーが決まり,メンバーの1人である製造部門の高田工長が,サブリーダーとして山田を補佐することになった。いよいよ,山田のプロジェクトが本格始動する・・・ デスクにて。 山田:「プロジェクト・チームのメンバーは決定したし,高田工長をサブリーダーに迎えることもできた。これからは,プロジェクトをどう進めていくかを考えよう。まずは,みんなに集まってもらって,顔合わせのための『キックオフ・ミーティング』を開催しよう。でも,キックオフ・ミーティングで何をしたらいいんだろう?部内ミーティングのリーダーの経験はある
オープンソースやらスクリプト言語の世界に浸っていると分からないのがMSの世界だ。C#やVB、ASP.NETの開発者は非常に多く、世界中でIISを使って動いているWebサーバも数多い(らしい)。 確かにWindowsに標準で入っているIISは手軽に利用できるかもしれない。管理がGUIベースなのも分かりやすいだろう。IISを利用している環境下で使ってみたいのがこのWikiエンジンだ。 今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはFlexWiki、Microsoft社製のWikiエンジンだ。 FlexWikiは2004年にMicrosoftから発表されたWikiエンジンで、2008年になってバージョン2.0が正式リリースされた。それによって.NET Framework 2.0対応になったり、SQL Severをデータの保存先として使えるようになった。 だが、XMLベースでのデータ保存機能もそのまま
日本企業で成果主義型の人事評価制度の導入が進んだ結果、多くの管理職が自身の個人業績の向上と部下の管理・育成を同時にこなす「プレーイングマネジャー」であることを求められるようになっている。 しかし、2つの異なる役割を両立できず、業績の達成を優先して部下の管理・育成を疎かにしてしまうことが少なくない。その結果、部署全体の業績が低下してしまうという悪循環に陥っている。 このジレンマを克服するにはどうすべきなのか。同じ問題にいち早く直面した米国で管理職のあり方を研究しているリンダ・ヒル教授に問題解決への方策を語ってもらった。 「プレーイングマネジャー」の役割を求められている管理職のことを米国では「プロデューサー兼マネジャー」と呼んでいます。それは誰にとっても難しい役回りです。 何年か前に管理職にプレーヤーとしての役割を断念させた方がいいのか、それとも続けさせた方がいいのかを調査したことがあります。
最近の企業を取り巻く環境の変化は著しいものがある。しかもその変化はダイレクトに事業主体である組織やメンバーに影響を与えている。その結果として、事業分割や事業統合といった組織再編が繰り返えされ、組織の構成員である社員にも多くの脅威を与えていることはいうまでもない。 このような環境下で、昨今「チームビルディング」という言葉をよく耳にする。 チームビルディングとは、各部署の利害を超え、組織をチームとして捉え、企業の方向性や経営理念などを確認しながら、チーム内の共通認識と相互理解を深めることで、チームとして組織力を高めていくことである。 本連載では4回に渡ってチームビルディングの概要を説明する。 従来からあるグループは単に集団のことを指す。個人の知識や技術は周囲に影響を及ぼすことがあってもそれは限定的なものであり、大筋ではその人の役割の中でのみ活用される。そのためグループで発揮するパワーはメンバー
ITコンサルタント企業のAccentureでは、Web 2.0を活用した業務慣行を取り入れる一方、そのことがIT部門に影響を及ぼす可能性について認識するよう企業に助言している。 Accentureで調査開発部門を率いるMartin Illsley氏は米国時間1月28日、従来のビジネスソフトウェアとウェブアプリケーションが融合したマッシュアップはますます有用になりつつあるが、その一方でIT部門への過度の負担が発生しないよう管理する必要がある、と企業に対し忠告した。 「マッシュアップを使用することで、システムを容易に統合することができる」とIllsley氏。「しかし、マッシュアップや同種のソフトウェアには十分な管理が必要だ、さもないとIT部門の負担がその他多くの部門にまで及んでしまう。多くのIT部門はそのことを認識し、膨大な時間を費やして作業に当たっている」 Illsley氏は、従業員に自分の
米IBMは1月23日(現地時間)、現在米フロリダ州オーランドで開催されているLotusphere 2008において、Web 2.0の世界で利用されているテクニックやツールを企業ユーザーのコラボレーション用途で活用するための新製品「Lotus Mashups」と「Lotus Connections 2.0」を発表した。「マッシュアップとSNSで企業ユーザーの課題を解決する」ツールになるという。またIBMは同日、コンテンツライブラリ機能を提供するツールの最新版「Lotus Quickr 8.1」もアナウンスした。 マッシュアップとは、複数のサービスを組み合わせて1つの新しいサービスを作り出すテクニックのこと。例えば地図データと不動産物件データを組み合わせることで、地図に紐付けされた不動産物件検索サービスが可能になる。Lotus Mashupsはこのマッシュアップを作成するツールだが、Webブラ
The XWiki Development Teamは17日(オランダ時間)、XWiki Enterpriseの最新版となるXWiki Enterprise 1.2を公開した。XWiki EnterpriseはJavaで開発されたエンタープライズクラスのWikiシステム。Wikiの機能以外にも全文検索、プラグインサポート、プログラミングサポート、スキンサポート、コラボレーション機能の提供といった特徴がある。GNU LESSER GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2.1のもとでオープンソースソフトウェアとして公開されている。 XWiki Enterprise 1.2ではパフォーマンスが改善されているほか、Confluenceとの相互接続性の向上、XMLRPCインタフェースの改善、削除されたドキュメントに対するリサイクルbin機能の導入、ユーザ/グループ追加と権限管
「進研ゼミ」で知られるベネッセコーポレーション(以下、ベネッセ)中学講座では、社内ブログが活用されている。同社の事業基盤室総務・法務セクション中ゼミ&新規グループリーダー 山本利博氏が積極的にブログを導入した理由はどこにあったのか。また、導入後、どんな効果が生まれたのだろうか。 社内ブログ導入から課題の発見まで ベネッセコーポレーション 義務教育事業本部 事業基盤室 総務・法務セクション 中ゼミ&新規グループリーダー 山本利博氏 ベネッセでは2007年4月から社内イントラでMovable Typeの自社ブログを導入しているが、その前の2年間はドリコムの「ドリコムブログオフィス」ASPサービスを利用していた。導入するきっかけは、進研ゼミ中学講座で総務的業務をしている担当の山本氏の提案だ。 同氏は2004年からプライベートでブログを使っており、情報発信や人と人がつながるおもしろさを感じていた。
四国の松山で仲間3人が創業した企業が、10年目に掲げる目標は、売上げでも利益でもない偉大な価値――ユーザーが何も意識せずとも、導入しただけでチームワークが生まれてしまうグループウェアを作ること――であった。自らを素人社長と控えめに話すサイボウズ代表取締役社長の青野慶久氏に話を聞いた。 ITmedia 青野さんがサイボウズの代表取締役社長に就任されたのが、2005年4月のことでした。この2年半ほどの間を振り返ってみていかがですか。 青野 一言でいえば、素人社長が後悔しながら突き進んできた密度の濃い2年半でした。 これまで、12社のM&Aなども手掛けてきました。わたしとしては、「自分の立てた戦略がうまく行くだろう」という思いがあるわけですが、現実には常にうまくいくわけではありませんでした。 ITmedia それは何が問題だったのでしょう。 青野 一番足りなかったのは戦略策定でも人心掌握でもなく
ペア・プログラミングというやり方がある。一人がプログラマ、一人がビューワーとして、開発していく手法だ。作業に集中できたり(RSSリーダーやメールを見たりせず)、他の人のやり方を学ぶという点など、利点は数多い。 一つの作業を、それに関わっている複数の人でこなせば、作業は一気に完了するかもしれない。そのためのエディタがこれだ。 今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはGobby、ネットワーク共有するテキストエディタだ。 Gobbyは一人がホスト、他はクライアントとして動作する。そしてホスト側でドキュメントを作成し、そのドキュメントを皆で編集する。 ドキュメントはPHPやRuby、CSSなどのハイライト表示に対応している。また、パスワードでロックすることもできる。チャット機能もあるので、話し合いながら作業を進めていくことも可能だ。 各ユーザは自分の背景色を設定する。それにより、誰かが作業した範
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