群馬県高崎市吉井町多比良の耕作放棄地を活用し、農園経営会社「日本農業」(東京都)の子会社が二〇二四年三月、キウイフルーツの大規模農園を開設する。荒廃農地の解消を目的にした市の農地再生推進事業補助金を使って整備し、国内外への販売を目指す。(石井宏昌)
兵庫県豊岡市日高町十戸で約300年続くワサビ作りが危機に陥っている。高級食材の水ワサビ(根茎)は高温や水の濁りに弱く、同地区の農家「北村わさび」のワサビ田では、こうした環境の変化が影響したとみられる生育不良で収穫量が激減していた。北村宜弘さん(47)は、来年10月で栽培と販売の一時終了を決め、「在来種の保存は続け、続けられる栽培手法を探りたい」と懸命に模索する。(長嶺麻子) ■異変は10年ほど前から 北村わさびは神鍋山の麓、標高約80メートルに位置する。沼地を切り開き、溶岩石を敷き詰めて築かれたワサビ田だ。通年で水温13度程度の豊富な湧き水に恵まれ、ニジマスの養殖も行われてきた地区。北村さんは自宅裏の33アールで、2年がかりで育つ水ワサビを生産し、すりおろして食べる生食用として、飲食店などに出荷してきた。 北村さんが環境の変化を感じるようになったのは2010年ごろ。豊岡で35度以上の猛暑日
持続可能な農業を強く打ちだす「緑の食料システム戦略」。去年(2021年)に国が発表し、今年7月に法律が施行されました。令和2年時点で全耕地面積のわずか0.6%ほどしかない有機農業の割合を2050年までに25%に拡大する目標を掲げています。 宮崎県綾町は有機農業の先進地として知られています。「農業は儲かるの?世界が注目!綾町・自然生態系農業の歴史」でもご紹介したように、綾町は「有機野菜」や「SDGs」といった言葉が定着するずっと前から、町独自の方針「自然生態系農業」に沿った農業を推し進めてきました。しかし、いま生産現場では手間暇の割に野菜が安すぎるのではないかといった戸惑いも見られます。 日本の、宮崎の農業の柱の1つになるであろう「有機農産物」を、綾町のみなさんとNHK宮崎放送局が手をとりあって、応援していくシリーズをお届けします。 大人気!綾町の有機野菜 宮崎県綾町にある農産物直売所「綾手
日本初!兼業農家向け就農スクールサラリーマンのまま30名が就農~移住へ 千葉県内〜 農地取得、申請支援、販売促進、栽培でサポート 〜 株式会社おひさま総合研究所(本社:千葉県千葉市、代表取締役兼校長:平山泰朗)は、日本初となる兼業農家になることに特化した就農スクール「チバニアン兼業農学校」の修了生が11月末時点で30名就農したことを報告しました。 「日本初」表記に関して、自社調べ・2022年11月時点・日本国内農業学校として。 集合写真 農地の斡旋や各種申請作業をサポート → 移住希望者増加 「チバニアン兼業農学校」は、兼業で農家になることを目的とした民間スクールです。具体的には、就農の最大ハードルである農地取得、営農計画策定、新規就農者認定、書類作成などを実際の農政担当者や有識者が伴走しながら指導し、短期間で農業者になることを目指す実践的学校です。 また兼業でありながら、収益を省力で上げ
井上寅雄農園が総務省・佐久市のローカル10000プロジェクトを活用し最新鋭のイチゴ狩りハウスを令和4年12月10日よりスタート!イチゴがぶら下がっているイチゴ園!?そんなことある~?! 長野県佐久市唯一のイチゴ狩り園を運営する株式会社井上寅雄農園(長野県佐久市、代表取締役:井上隆太朗、以下井上寅雄農園)は総務省・佐久市のローカル10000を活用しヨーロッパ技術を用いたイチゴハウスを900坪増設いたしましたのでお知らせいたします。これにより1万5千人の集客を見込んでいます。 ●イチゴが上から降ってくる?!最新鋭のイチゴ狩り園 ~下に障害物はなしで子供も快適にイチゴ狩りが楽しめる~ イチゴ狩りと言えば地面に直接植えてある「露地栽培」とパイプなどで収穫しやすいように台を作って収穫する「高設ベンチ栽培」が一般的です。しかし、この度井上寅雄農園ではローカル10000を使って農業用ハウスはフランス、栽
日本農業は12月6日、清水港初となるタイ向け静岡県産サツマイモの輸出を行い、現地法人が物流実験検証や流通・販売等のマーケティング調査を行うと発表した。 <清水港からタイへサツマイモ輸出> 同輸出は、静岡県が行う「山の洲産品の清水港輸出拡大事業」公募により採択されたもの。中部横断自動車道の全線開通に伴い、山の洲(静岡県、山梨県、長野県、新潟県)産品を清水港から輸出する仕組みを構築し、清水港を活用した農産物等の輸出拡大を目的としている。 輸出されるサツマイモは約10トン。日本農業が子会社として静岡県で立ち上げた、ジャパンベジタブル及び同社の契約農家が、荒廃農地を再生し生産を行い、ジャパンベジタブルによって選果・梱包。貨物受入れからバンニング (コンテナへの積込み) については、鈴与が担当し、タイへ輸送後は、日本農業の現地法人が販売及び、物流実験検証、流通・販売等のマーケティング調査を行う。 <
スマート農業や農村振興など新規性や独自性の高い取り組みをしている農業者や団体を表彰する第4回栃木県農業大賞(県、JA栃木中央会、下野新聞社主催)の受賞者が2日、発表された。大賞には、農業経営の部が「ベリーズバトン」(真岡市、新井孝一(あらいこういち)代表取締役)、農村活性化の部は「NPO法人あがた農楽園」(足利市、石川隆道(いしかわたかみち)理事長)がそれぞれ選ばれた。 独自の問題意識や着想で一定の成果を収めた農業者を対象にした芽吹き力賞は、最高賞の県知事賞に南部地区ドローン組合(宇都宮市、戸崎勇丞(とさきゆうすけ)代表)、日下篤(くさかあつし)さん(市貝町)、青木徹(あおきてつ)さん、薫(かおる)さん夫妻(栃木市)が輝いた。 3部門で地域審査を通過した計23点が本審査に進んだ。イチゴ約1・4ヘクタールを生産するベリーズバトンは、高い生産技術により高収量を確保。定植苗の受託生産に取り組み産
加工含め高単価実現 神奈川県が育成したかんきつ「湘南ゴールド」の生産・販売に取り組むJAかながわ西湘SG21は、農家の所得向上へ果汁やピューレなど加工仕向けの周年販売に力を入れてきた。加工向け... 記事の続きを読むには、こちらから会員登録(有料)が必要です>> 会員登録(有料) はこちら ログイン 日本農業新聞公式ウェブサイトの全ての機能をご利用になるには、会員登録が必要です。 メールアドレス、パスワードを入力後、「ログイン」ボタンを押してください。
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農業や畜産業に欠かせない肥料や飼料。 食の基盤ともいえるこうした資材の価格高騰が続き、農家は悲鳴をあげています。 危機的な状況を打開しようと山梨県最大の米どころ、北杜市では、農業資材の輸入依存を見直し、持続的な“循環型農業”への転換を進めています。 地元の農業を守るという目的を共有し、新たな道に挑戦する人々を取材しました。 (甲府放送局記者 飯田章彦) 八ヶ岳南麓に位置する北杜市。 豊かな水源と標高差を生かした米作りが盛んな地域で県内の米の4割が生産されています。 また市内の清里高原や小淵沢には多くの牧場があり、山梨を代表する畜産地域となっています。 取材を始めたことし7月、北杜市で米や野菜などを生産する農業法人を訪ねました。
「営農組合ってなんだろう」「トマトと会話できるんですか」。素朴な疑問から驚きまで、軽快なトークが続く。カメラに向かって話すのはアナウンサーや大学生、そして農家の人々。兵庫県三田市志手原で農業をする魅力を動画でPRしようと、地域住民が立ち上がった。(喜田美咲) 発信しているのは、志手原校区地域づくり協議会第3事業部会のメンバーや三田にゆかりのある人らでつくる「しではらの恵み」。有志が2020年12月に前身の団体を立ち上げ、今年9月からホームページに動画を掲載している。東日本大震災をきっかけに東京での仕事を辞め、三田へ戻って農業を始めた女性や、先代の思いを継いで特産品を作り続ける男性。それぞれの思いや作物へのこだわり、志手原の魅力についてインタビューに答える姿が6分程度の動画に編集されている。 「さっそく行ってみましょう」。10月のある日、志手原の畑に明るい声が響いた。リポーターは三田市出身の
千葉県松戸市矢切地区の耕作放棄された田んぼで、約一年間にわたって行われた市民参加の「水田復活プロジェクト」。無事実りの秋を迎え、このほど稲刈りが行われた。荒れ放題の田んぼは一年で蘇(よみがえ)り、地元農家の唐沢圭輔さん(43)は「科学の力を使いながら、しっかり面倒を見れば、田んぼは生き返ることが実証できた」と話す。(牧田幸夫) このプロジェクトは情報誌「ちば食べる通信」編集長の佐藤謙太さん(44)が唐沢さんと協力して行った。舞台は三年以上耕作されず、雑草の生い茂った約四百三十平方メートルの田んぼ。昨年十月の草刈りを皮切りに、土づくり(十一月)、肥料・土壌改良剤の投入と水路整備(四月)、代かき(同)、田植え(五月)、草取り(六、七月)と、その都度、参加者を募集して行ってきた。 最後の八回目が今月三日の稲刈り。親子連れら二十九人が参加し、たわわに実ったコシヒカリの稲穂を鎌で刈り取った。収穫量は
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