のどかな農地が広がる、千葉県匝瑳市飯塚地区。農地の上には、大量のソーラーパネルが設置されています。かつては、「過疎化」「不法投棄」「耕作放棄地問題」など、様々な問題を抱えていました。それらを解決するために始めたのが、「ソーラーシェアリング」。なぜ地域に活気を取り戻せたのか、追跡しました。 ■「農業」&「電気」の二毛作 東京からおよそ70キロ、千葉県北東部の匝瑳市。のどかな風景の中、突然現れたのはソーラーパネルです。 この地域には、およそ2万4000枚ものソーラーパネルがあります。その下には農作物。ここは日本でも最大の規模を誇る、ソーラーシェアリングの郷なのです。 地元で代々農家を続けている椿茂雄さん(71)を訪ねました。 この日は、待ちに待った収穫の日。半年かけて育てた大豆を次々と刈り取っていきます。地上3メートルの位置にパネルがあり、コンバインも難なく動かすことができます。 椿さん:「(