ポロポロとしたひき肉に、たっぷりの香味野菜。赤ワインの渋さがそこはかとなく大人の味わいに仕立てる一品、ボロネーゼ。ミートソースと違って、赤ワインで素材を煮込むのがポイントのソースです。煮込むだけなので、実は簡単に本格的な味を作ることができるのです。 今回は生トマトを合わせて、野菜たっぷりめに仕上げえるボロネーゼを作りたいと思います。パスタソースに用いるトマトと言えば、調理用の缶詰が多いですが、生トマトで作るとあっさりと仕上がります。トマトは夏が旬と思われていますが、春や秋はゆっくりと熟すので、固めで甘さと酸味のバランスのよいトマトが多いです。切ってもビシャビシャしないので、扱いやすく、じっくり煮込めばトマトに含まれるうまみ成分のアミノ酸が溶け込みます。 モチっとコシのあるスパゲッティに和えて、たっぷりの粉チーズをふりかけて、大人も子どもも満足する一皿です。