古代日本で使われていたという説のある「神代文字(じんだいもじ)」とはどのようなものかについてわかる本はあるか。 810(日本語)の書架を探す。 『日本語百科大事典』(大修館書店)p325-326に「神代文字」の項目があり。鎌倉時代中期の神官卜部兼方(うらべかねかた)や江戸時代中期の国学者平田篤胤らの唱えた、漢字をとりいれる以前に使われていたとされる日本固有の文字のこと。ただし文字の表のみで文や語のかたちで残っていないこと、音韻体系が平安時代中期以降のものであることなどから、これらは後になって作られたものであるといわれているとの記載があり。 『事典 日本の文字』(大修館書店)p31-32「日本における漢字略史」にも平田篤胤の考察について、真の神代文字とした日文(ひふみ)47字は平安中期以後の発音を反映との記載があり。 『日本語史概説』(朝倉書店)p30の欄外に、神代文字を漢字伝来以前の固有の