どエンド君 @mikumo_hk 串打ち三年、裂き八年、焼きは一生と書かれた鰻屋のポスターをみながら、いつ絶滅するかわからない一種類の魚に人生オールインするのすげえなと思うなど。 2022-12-29 12:46:21
はてブの方の人気エントリに時期外れな「うなぎ断ち」の記事が上がっていた。 うなぎ断ちとその背景にあるうなぎの絶滅危機や漁獲量の話になると、大抵、水産庁の管理が甘さや流通ルートに関わる反社、そしてなにより無駄に大量に仕入れて安く売りさばくスーパーや外食チェーンへの批判になる。 それで強めに主張する人は、もっと流通を締め上げて、薄利多売の小売や外食では取り扱えなくして、専門店に供給を絞るべきという風に主張をする。 この考えはうなぎの保護という観点ではまあ基本的に正論だと思うよ。 正しく水産資源管理がなされて、その状態で市場原理が働けば必然そういう風になるし、そうあるべきなのだろう。 でも俺はそれが正しいと認めた上で、この考えが反吐が出るほど嫌いだ。 結局これって、ちょっとお高い専門店で食える上流共は「うなぎを食べられない」という不利益を小金で回避して、そうでない庶民だけがうなぎを取りあげられる
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鳴海淳義と夏目和樹のポッドキャストから引用。 鳴海「朝日新聞もうなぎの記事書いてるし、絶滅危惧とかどうでも良い。美味しいでいいじゃん」鳴海「松屋のうなぎがマジで高級うなぎ屋と変わらないクオリティなので1回食ってくれって記事を書いたんすよ。そしたら結構みんな怒ってるんすよね(笑)。」 (鳴海 & 夏目大爆笑) 鳴海「あのー、うなぎを食べるのは良くないっつって怒ってるんすよ。それ理由としてはね、あの、絶滅しかけてるんですよね、うなぎってのは。あとねー、うなぎの稚魚ってのが密輸とかね、いろいろ犯罪的な流通をしてるって懸念が、その2つですかね。てな理由で、松屋のうなぎを紹介するのはけしからんとかね、そういう声がたくさんあるわけなんすけど。」 夏目「フッフッフッフ笑」 鳴海「例えばですね、朝日新聞記者の小坪さんて方がツイートありまして、うなぎは現在絶滅危惧種で、世界で資源管理や密輸対策が真剣に話し合
著者の中央大学法学部 海部健三准教授は、日本のウナギ研究のトップランナーの一人。 2018年に自身のWebサイト「Kaifu Lab」に掲載した、ウナギを取り巻く現状を解説する連載を元に、2019年現在の最新の研究成果・社会状況を踏まえてアップデートしています。 ズバッと教えてくれそうなタイトルですが、この本は短絡的に「食べてOK」「食べちゃダメ」を断言するものではありません。海部先生は、スタンスを以下のように明示しています。 現在の状況において、「ウナギを食べていいのか?」という疑問は、非常に当たり前で、適切なものです。しかし、その答えはシンプルではありません。本書においても、結局「食べてよい」または「食べてはいけない」という結論は出していません。なぜなら、食べる、食べないの決定は個々人がそれぞれの価値観に基づいてなすべきものであり、誰かが押しつけるものではない、と筆者は考えているからで
静岡県内で、ニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」の不漁が続いている。 本来であれば今がピークのはずだが、県全体で前年の1割弱ほどしか取れていない。理由も判然とせず、関係者は気をもんでいる。 シラスウナギは夜行性で、漁は夜に行われる。28日、天竜川河口付近で採捕者たちが手元をライトで照らしながら、「手すき」と呼ばれる網をゆっくりと水の中で動かしていた。だが、網を6、7回すくい上げて稚魚が1匹入っていればいい方。見切りをつけた採捕者たちは次々と車に乗って帰っていった。 県内の採捕組合の一つ、天竜川白子うなぎ採捕組合では、いつもなら200キロほど出荷している時期だが、今季はまだ約40キロしか出荷していないという。池田惇組合長は「寒い中、漁をしているのに、こんなに取れないのでは日当にもならない」と表情を曇らせた。 県内のシラスウナギ漁は12月から翌年4月まで。県水産資源課によると、今季2月20日まで
小売業に勤めている者です。これまでも、会社には何度もうなぎが絶滅危惧種だということを訴えてきたのですが、「売上」しか言われない中で販売を止めることが出来ず、結局今年のような状況を招いてしまって責任を痛感しています。土用の丑の日はもちろん、父の日の商材としてもうなぎは売れ筋なので、何度訴えても会社はうなぎの終売という選択肢を取ってはくれませんでした。 そこでみなさんにお願いがあります。会社はとにかく外圧=お客様や社会からの圧力に弱いです。散々社員が提案しても変わらなかったことが、外部からの指摘であっという間に変わることも多くあります。そこで、みなさんの声で「うなぎを販売し続けている企業は悪」というムードを作り上げていって欲しいんです。自分の力不足を棚に上げて申し訳ないのですが、もはやそれ以外に大手小売にうなぎ販売を止めさせる方法はないんじゃないかと思っています。 「うなぎを滅ぼした時代の人間
かば焼きで日本人になじみ深いニホンウナギについて、国際自然保護連合(IUCN)は、12日に発表する、生物の絶滅危機に関する情報を紹介する「レッドリスト」改訂版に掲載する方針を固めた。絶滅危惧種として指定する見通し。売買や食べることの禁止に直結するわけではないが今後、国際取引の制限などにつながる可能性が高まる。 日本で食べられているウナギの多くは、ニホンウナギの稚魚を国内で捕獲したり輸入したりして養殖したものと、中国などから輸入されるかば焼き。稚魚の国内漁獲量は今年、数年ぶりに回復しているが、長期的には激減傾向にある。半世紀前は日本で年間約200トンの稚魚の漁獲量があったが、2012年までの3年間は年間3~6トンにとどまっている。天然ウナギの漁獲量も激減傾向だ。 IUCNは、国家や自然保護団体が加盟する世界最大の国際的な自然保護組織。IUCNレッドリストは「絶滅」や「絶滅危惧」「情報不足」な
生息数が激減しているニホンウナギについて、世界の野生生物の専門家などでつくるIUCN=国際自然保護連合はロンドンで作業部会を開き、絶滅危惧種を分類したレッドリストに載せるかどうか協議を行っています。 IUCNは、生息数が激減しているニホンウナギを含む世界各地の19種類のウナギについて、絶滅危惧種としてレッドリストに掲載するかどうか、今月1日から5日までロンドンで専門家による作業部会を開き協議しています。 ニホンウナギが協議の対象になるのは、今回が初めてです。 作業部会はウナギの個体数のデータなどを分析し、今後は世界の研究者などからも幅広く意見を集め、レッドリストに掲載するかどうか数か月かけて判断することにしています。 IUCNのレッドリストには、法的拘束力はないものの絶滅のおそれがある野生動植物の国際取り引きを規制するワシントン条約で規制の対象にするかどうか決めるための重要な参考資料となり
4月中旬、春の「土用の丑(うし)」に合わせ、ある大手スーパーの食品売り場に見慣れない商品が登場した。東南アジアに生息する「ビカーラ種」と呼ばれるウナギを原料にしたかば焼き製品だ。資源枯渇が懸念され、高騰しているニホンウナギのピンチヒッターとして、ウナギ市場の縮小に歯止めをかける切り札と期待されている。ビカーラ種は1尾980円! 国産の半額以下ビカーラ種の最大の特徴は1尾980円という価格にあ
日本の食卓になじみの深いニホンウナギについて、環境省は、生息数が激減していると判断し、絶滅の危険性が高い「絶滅危惧種」に指定することを決めました。 ニホンウナギは北海道中部より南の日本各地や中国などに生息し、昔からかば焼きなどとして日本の食卓で親しまれています。 しかし、天然のニホンウナギは過度の捕獲や河川の環境の悪化などから生息数が大幅に減り、漁獲量は、ピーク時に比べておよそ15分の1に落ち込んでいるということです。 また、市場の流通量のほとんどを占める養殖のウナギについても、稚魚のシラスウナギから育てられていて、稚魚の漁獲量が大幅に減っているということです。 このため、環境省は専門家と検討した結果、ニホンウナギについて、絶滅のおそれがある野生生物をまとめている「レッドリスト」で絶滅の危険性が2番目に高い「絶滅危惧IB類」に指定することを決めました。 「レッドリスト」には法的な強制力はな
東京大学大気海洋研究所と水産総合研究センター(本部・横浜市)の研究グループが、ニホンウナギの卵の採取に世界で初めて成功した。 場所はグアム島の西方海域。長年の謎とされてきたニホンウナギの産卵場所が特定された。産卵環境が詳しくわかれば、完全養殖の実用化に向けて弾みがつきそうだ。1日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ電子版に発表した。 採取場所はマリアナ諸島のグアム島から西へ約370キロ・メートルで、海底山脈「西マリアナ海嶺(かいれい)」の南端付近。水深約160メートル前後から31個の卵がとれ、DNAの解析でニホンウナギと判明した。直径は約1・6ミリ・メートルで、受精から約30時間とみられる。 ニホンウナギの産卵場所は、産卵直後の親ウナギの捕獲などからマリアナ諸島沖と推定されていたが、それが今回、正確に特定できた。卵は2日程度で孵化(ふか)してしまうため、採取が難しかった。
水産庁は22日、マリアナ諸島沖で産卵前後の天然ウナギ5匹の捕獲に世界で初めて成功したと発表した。 天然ウナギの生態はいまだに謎に包まれており、マリアナ諸島沖で産卵しているという仮説はあったものの、産卵前後の親ウナギはこれまで見つかっていなかった。人工的なウナギの稚魚の安定供給につながると期待される。 同庁などの研究チームは6月、同諸島西側にある「スルガ海山」の南南西約130キロの水深200〜350メートルの範囲で、成熟した精巣を持つ雄のニホンウナギ2匹と雄のオオウナギ1匹を捕獲。また、8月にはスルガ海山から30キロ離れた海域でニホンウナギとみられる2匹を捕獲。うち1匹は産卵後の雌だったという。また、水深100〜150メートルで孵化(ふか)後2〜3日とみられるウナギ26匹も発見。水深数十メートルの海山山頂よりももう少し深い海を遊泳しながら産卵している可能性があると推定されたという。 稚魚は海
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