12月29日づけ「宗教が憎悪と分断の原動力になり下がり、政治の道具になり下がった正真正銘の戦争国家」で取り上げたとおり、ウクライナでは宗教が憎悪と分断の原動力になり下がり、同時に、政治の道具になり下がったところですが、このことについて日本メディアはまったく問題意識も批判精神も発揮していません。 「今日のウクライナは明日の台湾・沖縄」をスローガンに戦時プロパガンダの予行演習に余念がないNHKですから驚くに値することではありませんが、安保三文書の改訂に漕ぎつけることに成功し、最近はますます形振り構わなくなってきたと言えるでしょう。 このことについて上掲記事で私は、「いままでは、偏狭で狂信的に過激な民族主義者の破壊的な主張として眉を顰められるようなトンデモが堂々と公共電波に乗る日が来るのかもしれません。既にその萌芽は見えています。」と書き、12月19日初回放送「映像の世紀 バタフライエフェクト」