14日に開業した高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)で、乗り換え案内などのために置かれたAIキャラクターとの雑談をめぐり、ネット上で「セクハラではないか」との指摘が広がっている。「恋人」や「スリーサイズ」などの問いに、優しくいなすような返しをするという。問題はどこにあるのか、JR東日本や開発元、ジェンダー論の研究者への取材を通じて考えた。 AIキャラクター「AIさくらさん」は、ウェブ制作会社「ティファナ・ドットコム」(東京都目黒区)が開発し、ショッピングセンターや空港、企業のウェブサイトにも導入されている。高輪ゲートウェイ駅でさくらさんが表示されるデジタルサイネージは、改札口のすぐ外側に置かれている。JR東日本の制服と「さくら」と書かれた名札を身につけた女性のアニメーションが、駅構内の地図や乗り換えなどを日英中韓の4カ国語で案内してくれる。