[キーウ 13日 ロイター] - ウクライナ軍は、13日未明にクリミア半島の港湾都市セバストポリにあるロシア海軍の資産および港湾インフラに対する攻撃を実施し、成功したとテレグラムで発表した。最大規模の攻撃という。
ウクライナ軍は13日、ロシア海軍・黒海艦隊の本拠地であるセバストポリに対して大規模な攻撃を加えました。 ロシア国防省や地元の知事によりますと、ロシア黒海艦隊の本拠地であるクリミア半島のセバストポリに巡航ミサイル10発が飛来し、うち7発を撃墜したものの、修理中の艦船2隻が損傷したということです。また、24人が負傷しました。 ウクライナ軍も、セバストポリの「港湾インフラに対する攻撃を行い、成功した」と発表しています。 ロイター通信は、被害を受けたのは大型揚陸艦「ミンスク」と、攻撃型潜水艦「ロストフナドヌー」だという、軍事専門家による分析を伝えています。 ウクライナのポドリャク大統領府顧問は13日、自身のSNSに、ロシア黒海艦隊の攻撃能力を破壊することは、ロシア海軍により封鎖されている黒海の「穀物回廊の安全性を保証する」ものだと投稿しました。
ロシアがウクライナ産の農産物の輸出をめぐる合意の履行を停止したことを受けて、代替ルートとしてドナウ川の利用が注目されています。ルーマニア政府は輸送量の増加に向けて、船舶の安全運航のための態勢整備を急いでいます。 ことし7月、ロシアがウクライナ産農産物の輸出をめぐる合意の履行を停止したことで、黒海沿岸にあるウクライナの港からの輸出が危ぶまれ、世界的な供給や価格への影響が懸念されています。 こうした中、代替ルートとして、ウクライナとルーマニアを隔てるドナウ川沿いの港から黒海に抜けるルートを利用する船が増えています。 このうち、ルーマニアのガラツィの港は、旧ソビエトとの貿易拠点だったため、ヨーロッパでは珍しくウクライナと同じ幅の線路が残っていて、先月下旬、ウクライナから食用油の原料などとなる菜種を積んだ貨物列車が到着し、積み降ろし作業が行われていました。 ドナウ川の航行を管理するルーマニア政府の
Perseverance and Adaptation: Ukraine’s Counteroffensive at Three Months On June 4, Ukraine launched its long-awaited offensive. The operation has proven to be a test of Ukrainian determination and adaptation. Despite stiff resistance, Ukrainian forces have made steady gains in a set-piece battle against a heavily entrenched force. Ukraine’s main effort is a push from Orikhiv, with the goal of driv
【論考紹介】“忍耐と適応:3カ月を経たウクライナ反攻”(PERSEVERANCE AND ADAPTATION: UKRAINE’S COUNTEROFFENSIVE AT THREE MONTHS, by Michael Kofman & Rob Lee, WOTR, 04.09.2023) ロシア軍事の専門家であるマイケル・コフマン氏と海兵隊元将校のロブ・リー氏によるウクライナ反攻に関する論考です。 この3カ月の動向が、それ以前の出来事との関連も含めて、極めて分かりやすくまとまっています。様々な報道・報告を日々追っていると、直近の出来事に目が奪われてしまい、全体像が曖昧になることがありますが、この論考を読むことでこの3ヶ月間の流れを整理することができます。 また、ウクライナにとって好ましい側面のみを「過度に」強調する主張も、SNS投稿も含むメディア上で散見されますが、この論考ではウクラ
「あなたはジャーナリストか、それとも日本のシュピオン(スパイ)か?」 彼は、私の質問を遮ってそう迫った。彼の名は、デニス・カプースチン氏。 ロシア人としてあえてウクライナ側に立って、軍事侵攻を続けるロシアと戦う「ロシア義勇軍」の司令官だ。 そのカプースチン氏が、ウクライナの首都キーウで私たちの単独インタビューに応じた。 なぜ、彼らは“祖国”ロシアと戦うのか。通訳なしの1時間半におよぶインタビューで迫った。 ロシア義勇軍司令官 カプースチン氏 「プーチンは恐怖だけで支配している。誰もが彼を恐れている。プーチン反対派も賛成派もどちらもだ。ロシアの人々の『恐れ』が続くかぎり、プーチンは権力の座に居続ける。 しかし、我々は違う。SNSで文句を言うだけでなく、プーチン反対の意志を明確にして、実際に銃を手に取ったのだから。我々ロシア義勇軍は、怖がることをやめたロシア人の集団だ」 カプースチン氏は終始、
非政府組織(NGO)「クラスター弾連合」は5日、クラスター爆弾による死傷者が昨年8倍に増加し、1000人を超えたとの報告書をまとめた。ウクライナに着弾したクラスター弾コンテナ、昨年6月撮影。(2023年 ロイター/Ivan Alvarado/File Photo) 非政府組織(NGO)「クラスター弾連合」は5日、クラスター爆弾による死傷者が昨年8倍に増加し、1000人を超えたとの報告書をまとめた。 クラスター爆弾の大半はウクライナ戦争で特にロシアが使用しているという。 クラスター爆弾は空中でさく裂し、広い範囲に多数の小型爆弾を飛散させる兵器で、100カ国以上で使用が禁止されている。爆発による怪我や火傷で一生治療が必要になるケースもある。 昨年の被害者は1172人で、うち353人が死亡した。14年前に年次報告書の作成を開始以来、最悪の水準という。 被害者はほぼ全て民間人で、4分の3が子供。不
ウクライナへの逃亡時に使用されたMi8戦闘ヘリの同型機/Delil Souleiman/AFP/Getty Images/FILE (CNN) 先月ウクライナへ逃れてきたロシア軍のヘリコプターのパイロットが、Mi8戦闘ヘリに乗って国境を越えるという大胆な行動の詳細を明らかにした。ウクライナ国防省の情報総局が4日に公表したインタビューで語った。 ウクライナ当局がマキシム・クズミノフと呼ぶこのパイロットはインタビューに答え、国外脱出を計画した経緯と、そうしなければならないと感じた理由を説明した。 「ウクライナの諜報(ちょうほう)機関の代表者に連絡を取り、こちらの状況を説明した。向こうが提示した選択肢はこうだった。『来ればいい。身の安全も新しい書類も保証する。金銭的な補償も受け合う。つまり報酬だ』」と、このパイロットは語った。 ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長は8月、当局者らがどのようにして
ロシア軍のヘリ(2020年5月7日撮影、資料写真)。(c)Rostislav NETISOV / AFP 【9月5日 AFP】ウクライナ国防省情報総局は4日、ロシアによる侵攻に反対してウクライナに亡命したとするロシア軍のヘリコプター操縦士の氏名を公表し、今回の亡命はウクライナ側が主導した「長期間にわたる特殊作戦」だったと明らかにした。 同局によると、亡命したのはロシア極東・沿海(Primorye)地方の「第319ヘリコプター連隊」に所属していたマクシム・クズミノフ(Maxim Kuzminov)氏(28)。 ウクライナ側はまず、クズミノフ氏がロシアによるウクライナ侵攻に否定的であることを確認した後、同氏に働き掛けて亡命を促し、「最高機密」扱いとされたこの特殊作戦を遂行した。 同局は、クズミノフ氏がヘリでウクライナ入りするのを支援。同じヘリにはさらに乗員2人が搭乗していたが、亡命計画について
ロシアとの戦争が終わったとき、ウクライナはどんな国になるだろう? それは「戦後」に考えるべきではない。汚職がはびこり、文化を潰す施策がまかり通っているウクライナは、戦中であるいまこそ「なりたい国」を見据えて動くべきだ──スロベニアの哲学者、スラヴォイ・ジジェクはそう主張する。 ウクライナの過ちが、ウクライナを傷つけている ウクライナを支援する国々は、戦争が長引くにつれ、非常事態が恒常化し、物質的支援を際限なく要求されることに疲弊していくだろうか? ──ロシアのウクライナ侵攻を断固として非難してきた人たちは、そんな風に西側諸国の疲弊を懸念している。 危惧される疲弊の原因は単に、資金・資源援助の犠牲を払わなければならないことにあるわけではない。西側の疲弊は、極右と極左が罪深い「同盟」を結び、それによって広まったプロパガンダの帰結でもある。 プロパガンダは3つのレベルで機能している。1つ目は、抽
オーストラリアに駐在するウクライナの大使は8月29日のSNSへの投稿で、「オーストラリアから受け取った段ボール製の無人機がロシアの空港への攻撃に使用された」と主張しました。 ウクライナと国境を接するロシアのクルスク州の空港が無人機の攻撃の標的になったとしています。ウクライナや欧米の複数のメディアも、この段ボール製の無人機はオーストラリアの企業が開発し、ウクライナ軍に供与されたものだとみられると伝えています。 このオーストラリアの企業はことし3月、オーストラリア政府によるウクライナへの支援の一環として、この無人機の供与が決まったと発表していました。 企業のホームページによりますと、段ボール製の無人機は航続距離が最大120キロある、低コストの機体だということです。 イギリスの新聞デイリー・メールはこの無人機について ▽1機あたりの価格がおよそ2750ポンド、日本円でおよそ50万円と安く ▽毎月
ウクライナ軍は段ボールで作られたドローンを使い、ロシア軍機を攻撃しました。 ウクライナメディアによりますと、27日夜、ウクライナ軍がドローン16機を出動させ、ロシア軍機5機などを攻撃し、戦闘機「スホイ30」や「ミグ29」に体当たりしたということです。 【動画】低コスト・簡単組み立て「段ボール製ドローン」 出撃したドローン16機のうち、ロシア側に迎撃されたのは3機に留まっています。 使われたドローンは、オーストラリアの会社から提供された使い捨ての段ボール製のものです。 紙と輪ゴムなどでできているため、レーダーで察知しにくいということです。 また、畳んだ状態で輸送でき、コストが低く、組み立ても簡単です。 製造したオーストラリアの会社によりますと、段ボールドローンは最大120キロの飛行と自力での着陸が可能で、危険な場所へ補給を届けられるほか、偵察用などにも改造されているということです。
人気の行き先 多くのロシア人はソ連時代にクリミアで休暇を過ごした思い出があり、クリミアは常にロシア人観光客に人気の場所だった。ただ、半島を訪れる人の数が膨れ上がったのは2014年の併合後のことだ。 ロシアが据えたクリミア観光省によると、ロシアの支配下に入って初の1年となった15年には500万人が来訪し、その数は21年までに940万人に増えた。 スビトラーナさんは今も当時の好況を覚えている。「あの年の利益は過去10年を上回る水準だった。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)中、人々は家にこもり、活動が再開すると(クリミアに)殺到した」 ウクライナによると、ロシア人の流入は観光に限った話ではない。ウクライナのベレシチュク副首相の3月の発言によると、併合後クリミアに永久移住したロシア人は80万人に上る。 クリミア半島には観光収入が流れ込み、ロシア政府もクリミアのインフラに資金をつぎ込ん
(CNN) クリミア半島で休暇を過ごすロシア人観光客はこの9年あまり、自国がウクライナに戦争を仕掛けていることをさほど意識せずに済んだ。日光浴用の折り畳みベッドを置いている場所が占領地だということも――。 しかし、ウクライナの反転攻勢が進行する中、もはやクリミア半島は2014年のロシア併合以降に観光客が慣れ親しんできた安全地帯ではなくなっている。 最近のクリミア半島は相次ぐ攻撃にさらされており、8月24日にはウクライナ特殊部隊による海からの急襲、25日にはドローン(無人機)攻撃を受けた。クリミアとロシア本土やウクライナ南部をつなぐ複数の橋もここ数カ月、繰り返し攻撃を受けている。 ウクライナはこのうち一部については関与を認めており、レズニコウ国防相はさらなる攻撃を続けると警告した。 相次ぐ攻撃を受け、ロシア人観光客は予定の見直しを迫られている。クリミアの旅行代理店で管理職を務めた経験があるロ
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