2008年12月25日 佐々木勇人の2008年 各大陸の王者が集うクラブワールドカップ初戦。 ガンバ大阪の佐々木勇人は18分間でピッチを退いた。 ミドルシュートを撃った瞬間倒れ込み自ら×印を出した。 目を覆い体を震わせる佐々木を担架が運んでいった。 全治3週間の怪我。 ガンバ大阪はこの大会のあと天皇杯も控えている。 でも佐々木の2008年は終わった。 26才の佐々木にとって2008年は人生で最も密度の濃い1年だった。 今季J2の山形からガンバに移籍。 もともと大学は大阪(大阪学院大学)。 でもプロにはなれなかった。 J2の仙台にテスト生で受け入れてもらった。 でも契約には至らず。 辛うじて雇ってもらえたのが山形。 佐々木は山形でひたすらドリブルとキックを磨いた。 2年後。 2007年末の天皇杯でガンバと山形が対戦。 もちろんガンバが順当に勝利。 しかしガンバの左サイドは佐々木に蹂躙された。