黄金世代の仕事人の生きざまとは? 99年ワールドユース(現U-20W杯=ナイジェリア)準優勝で世界を驚かせた79年生まれの黄金世代。このうち今も現役を続けているのは小野伸二(札幌)、遠藤保仁(磐田)、稲本潤一(相模原)くらいだ。 彼らと同期の橋本英郎(FC今治)は当時、大阪市立大学に通いながら、偉業を遠目に見ていた。ガンバ大阪の練習生としてプロを目指していた彼は「すごいなと思ったけど、他人事でした」と苦笑する。 あれから22年。41歳になった男は自身を磨き上げ、2005年にガンバの初優勝などに貢献。日本代表にも選ばれ、今季はJリーグ2位の最年長得点記録を作るまでになった。 「努力は報われる」と信じ続ける勇敢でタフな橋本の今に迫った。 大学に通いながら未来を模索した日々 「天王寺高校3年生だった97年にU-19日本代表合宿に呼ばれたことがあるんです。伸二や中田浩二(鹿島CRO)、ヤット、1つ