TOP サイクル ロードレース サイクルロードレースレポート 【ブエルタ・ア・エスパーニャ2023 レースレポート:第21ステージ】ユンボ・ヴィスマが同一年グランツール全制覇!偉大なるチャンピオンと共に表彰台の頂点に君臨したセップ・クス「とてつもなく誇らしいし、大いなる名誉に感じる」
自転車ロードレース「ツール・ド・北海道2023」で9月8日、上川管内上富良野町でレース中の自転車が乗用車と衝突して男子選手が死亡しました。事故の原因は何が考えられるのでしょうか。選手として同大会に出場経験があり、ロードレースの本場、欧州の大会を長年取材してきたフォトグラファーの砂田弓弦(ゆづる)さん(62)に見解を聞きました。一問一答は次の通り。(成川謙) すなだ・ゆづる 富山市出身。大学卒業後にイタリアに渡り、1989年から自転車レースの取材、撮影に携わる。海外の大会でオートバイに乗って撮影を許されている数少ない一人。62歳。 「今回の死亡事故は特殊です。驚いたのは車との正面衝突だったことです。僕が知る限りでは、1995年にイタリアの大会で起きました。自転車ロードレース界のスーパースター、マルコ・パンターニ選手(2004年没)が車と衝突したのです。このときは、警備にあたった警察官が『全員
ツール・ド・北海道第1ステージは、レース中に起きた事故のため中断され、以降のレースはキャンセルとされた。また、第2、第3ステージもキャンセルとなった。事故までの経緯をレポートし、ツール・ド・北海道の交通規制について解説する。 第1ステージ 事故が起きるまでの経緯 青空の下、美瑛町の丘を越えていく集団 photo:Satoru Kato ツール・ド・北海道第1ステージは、旭川市から新得町までの174km。午前9時30分、旭川市総合防災センターをパレードスタートし、3kmほど進んだところでリアルスタートが切られた。序盤の平坦区間でのアタック合戦ではレースの流れが決まらず、30kmを過ぎても逃げが容認されない状況が続いた。 40km以上に及んだアタック合戦 photo:Satoru Kato 1回目の山岳賞ポイントを先頭通過する金子宗平(東京大学)後方に留目夕陽(EFエデュケーション・NIPPO
ツール・ド・フランス2022現地レポートby綾野 真 魚市場からワールドツアーへ デンマークが生んだ新たなツール覇者ヴィンゲゴー ツールにいつか勝てる日が来ると信じ続け、確信したのが昨年のこと。グランデパールのホストを務めた母国の期待に応えデンマークにマイヨジョーヌを持ち帰ることになったヴィンゲゴー。信念の強さと「2人のガールフレンド」のサポートで精神面の脆さも克服。新たなツール覇者の横顔と生い立ちとは。 最強チームに支えられ、ポガチャル陥落に成功した最強クライマー 超級グラノン峠で独走するヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ) photo:CorVos タデイ・ポガチャルとヨナス・ヴィンゲゴー。2人のずば抜けた強者の闘いだった2022年ツールの個人総合優勝争い。加えて言えば、それを支えたチームの強さもそれを大きく左右した。 序盤、圧倒的な力を発揮した過去2大会のディフェンデ
新城幸也インタビュー「全日本は汗を流すべきレースだから、僕は汗を流す方を選ぶ」|サイクルスポーツがお届けするスポーツ自転車総合情報サイト|cyclesports.jp text 大前 仁 photo 大前仁 新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)が全日本選手権ロードのエリート男子に初出場したのは2007年、22歳の時だ。以来15年、全日本に8回出走して優勝が3回。それ以外の成績は2位が2回、あとは4位と9位だ。 各国のナショナル選手権の日程はUCIカレンダー的には6月末なので、1週間後にはツール・ド・フランスが控えている。時差や準備やドーピング検査、そして昨今ならPCR検査も必要だから、全日本を走ってツールに出るとなると、翌日あたりには日本を出なければならない。これは本当に過酷なスケジュールだ。 だからユキヤは近年、全日本に帰ってこないことが多くなってきた。2014年から18年の5年間で言
6月26日(日)、朝8時にスタートしたからマスターズ各カテゴリーの激戦が終わった後、11時からはこの全日本選手権のオーラスを飾る男子エリートのレースが行われた。今年は、広島県中央森林公園のサイクリングロード12.3㎞のコースを15周する184.5㎞。時折雲がかかるものの、日差しも強く、気温も30度以上と厳しい蒸し暑さがあった。 前年度男子エリートチャンピオンの草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)、前々日のタイムトライアルで勝利した金子宗平(群馬グリフィンレーシンチーム)、前年度男子U23チャンピオンの兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)がスタートラインの先頭に並び、今レースで最も注目を集めた新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)は後方からスタートを切った。 昨年同じ場所で行われた全日本から、およそ半年と本来よりも短い間のナショナルチャンピオンジャージ着用となった草場だったが、今シーズ
全日本選手権ロードレース2022 男子エリート コメント集 新城幸也「ガチンコでやり合えて楽しかった」 新城雄大「スプリントで不意を突きたかった」 新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)の勝利で幕を閉じた全日本選手権。敗れたキナン勢の言葉を借りるなら「今日一番強かったのはユキヤさん」だった。悲喜交々、全日本男子エリートで動いた選手たちの言葉で暑く熱い一大決戦を振り返ります。 2022年全日本選手権男子エリート優勝 新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス) photo:Satoru Kato チーム力がモノをいうロードレースにおいて、単騎参戦は言わずもがな、不利だ。チームメイトがいなければライバルチームの攻撃に自ら対処しなければならないし、その度に脚は削られ、気付けば攻撃する脚がなくなっていたということも少なくない。しかし新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)は個人タイムトライアルを3位で終え
日本最強の自転車レーサー・別府史之が現役生活にピリオドを打った(本人提供) 「私は、今シーズンをもって、プロ選手としてのキャリアを終えます」 2021年11月6日。ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、プエルタ・ア・エスパーニャの3大グランツールを制覇し、5大モニュメントと称されるミラノ~サンレモ、ツール・デ・フランドル、パリ~ルーベ、リエージュ~バスト~リエージュ、イル・ロンバルディアなどを走破した唯一の日本人プロサイクリスト・別府史之が自身の公式HP上で正式に引退を発表した。 22歳でワールドツアーのビッグチーム・ディスカバリーチャンネルと契約して17年。7つのチームを渡り歩き、上記の3大グランツール、5大モニュメントのみならず、2008年北京・2012年ロンドン両五輪にも参戦した。競技で訪れた国は実に32カ国。常人には想像できないスピードで自転車に乗りつつ雄大な自然を体感するとい
目の前に引かれているのは、単なるキャリアのフィニッシュラインではない。新しい夢へのスタートラインでもある。自転車ロードレース世界最高峰の舞台で、17年間、プロ選手として戦い続けてきた別府史之が、次のステージへと走り出していく。 プロトンを外側から眺めた日 自分が満足できた時こそが、そのタイミングだと決めていた。 2021年が締めくくりの年になるだろうという予感は、シーズンを走り出した時点で、すでに別府の心の中にあった。ただスケジュールは10月上旬まで組まれていたし、そこに向け、しっかり準備も練習も積んできた。 しかし9月18日のプリムス・クラシックが、結果的にプロ生活最後のレースとなった。 「全長200km近いレースを、3分の2ほどで途中棄権した後、最後の50kmくらいを自走で帰ってきたんです。僕がのんびり走っている脇で、まだまだレースを必死に走っている選手もいて。当然、僕を追い抜いていっ
アタックに次ぐアタック、そして心理戦。17.5kmに及ぶ単独走を成功させたジュリアン・アラフィリップ(フランス)が2年連続の世界チャンピオンに輝いた。13回目の世界選手権となった新城幸也は後半まで有力集団に残り49位で完走している。 大声援に応えるワウト・ファンアールト(ベルギー) photo:CorVosヨーロッパチャンピオン、ソンニ・コルブレッリ(イタリア) photo:CorVos アントワープ市庁舎が建つグローテ・マルクト広場をスタートしていく photo:CorVos 1週間に及ぶ世界選手権ウィークを締めくくるのは今年100回開催を迎えた男子エリートロードレース。アントワープをスタートし、フィニッシュラインが引かれたルーヴェン市街地の周回コースをまず1周、6箇所の登坂区間が詰め込まれた「フランドリアンサーキット」を1周、ルーヴェンの市街地コースを今度は4周、フランドリアンサーキッ
泡で優しく包み込んで、隅々までピカピカに-。大阪府豊中市にある、自転車専門の洗車店が評判になっている。世界を舞台に活躍した整備士が日本で初めて開いた専門店。コロナ禍でも、密を避けられる交通手段として期待される自転車の洗車を通じて、日本に真の自転車文化を根付かせようという狙いがある。 30分で新品同様の美しさに自転車洗車専門店「LAVAGGIO(ラバッジョ)」は阪急宝塚線服部天神駅から徒歩約5分の場所にある。店を訪ねると、ちょうど数台の自転車の洗車中だった。 車輪を外してフレームだけにすると、油汚れを落とす専用溶剤の入ったスプレーを全体に吹きつける。水で予洗いをすると、車体についた汚れが落ちて、黒っぽい水になって流れる。次に泡状のスプレーをかけ、これもしっかりと洗い流し、その間に手際よくタイヤも洗浄。約30分もすれば新品のような輝きを取り戻した。最後はギア部分などに注油を施して完成だ。
【栗村修】 一般財団法人日本自転車普及協会 1971年神奈川県生まれ 中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引き込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。 「栗村修の"輪"生相談」では、日頃のライドのお悩みからトレーニング方法、メンタル面の相談など、サイクリストからの様々な相談にお答えしております。栗村修に聞いてみたい、相談してみたいことを募集中。相談の投稿はこちらから
東京2020オリンピック女子ロードレース選手コメント キーセンホーファー「信じられない勝利」ファンフルーテン「銀メダルでも美しい」 「フィニッシュラインを越えても勝利が信じられなかった」と語るのは、東京五輪女子ロードレースで逃げ切り勝利を挙げたアンナ・キーセンホーファー(オーストリア)。一時は勝利と勘違いしながらも銀メダルを喜ぶファンフルーテンや3位のロンゴボルギーニ、21位でフィニッシュした與那嶺恵理などのコメントを紹介します。 第1位 アンナ・キーセンホーファー(オーストリア) 独走でフィニッシュするアンナ・キーセンホーファー(オーストリア) photo:CorVos ただただ信じられない。フィニッシュラインを越えた後も ”これで本当に終わり?もうこれ以上走らなくてもいいの?"と何が起きているのか分からなかった。0km地点からアタックしようと考えており、プロトン(メイン集団)で走るのが
参加者総数: 1323 名 ダイアモンド賞: 0 名 ゴールド賞: 0 名 シルバー賞: 0 名 ブロンズ賞: 0 名 ワンダフル賞: 0 名 観光サイクリング賞: 8 名 モバイルグランフォンド奈良吉野は、モバイルデバイスを持って地図上のチェックポイントを巡る無料の「ポイントラリー」と、応募された少人数の参加者の皆さんが、開催地点周辺のチェックポイントをめぐる有料のサイクリングイベント「ワンデイポイントラリー」で構成されるハイブリッドイベントです。 16回の歴史をつないできた「山岳グランフォンドin吉野」を継承する、奈良県全土をステージとしたこのイベントにご参加ください。
“絶望笑顔”で まだまだ いっぱい坂みよう いつも“苦しいね”って “また脚が攣った”って 嘆き喘ぐ ほら ライフがもうカラ 今日も特別へっぽこ、nadokazuです。 突然ですが、これから箱根でサイクリングするなら「はこね金太郎ライン」をデフォルトにしようと思います。少なくとも、個人的には。 なぜかって? 「より長い時間を、より楽しく過ごせるから」です。 というわけで、本日の駄文はこちら! 箱根のサイクリングは楽しいけれど、楽しくない!箱根が、大好きです! 同じ神奈川県内だというのに、横浜とは明らかに違う清涼な空気感。四季折々に変化する山々の装いのもとに広がる、芦ノ湖と富士山の眺望は何度見ても飽きません。 そして仙石原、湖尻、元箱根など各エリアに立ち並ぶ、美味しいお店の数々…。 そんな場所を、大好きな自転車で走る。それってもう、ハッピー以外のナニモノでもない時間と体験ですよね。自転車趣味
著: 篠 明神三国峠。富士山バックの絶景が眺められます 皆さん、「橋本駅」はご存じでしょうか。神奈川県相模原市緑区にあるJRと京王線が通る駅です。 突然ですが、私の趣味はロードバイクです。2014年ごろ、『弱虫ペダル』のアニメを観たのをきっかけに、約30万円ほどかけてフレームを購入するところからスタートしました。 最初は川沿いなどを中心にサイクリングしていましたが、徐々にヒルクライムやレースにも参加するようになり、昨年はロードバイクで千葉を24時間かけて一周(約520km)したり、灼熱の熊谷で行われるバーニングマンレースに参加し、まさかの男女ペアカテゴリーで優勝を果たしたり、今年で7年目を迎える今も現在進行系で自転車の魅力にのめり込んでいます。 そんな自転車沼にどっぷりと浸かっている自分にとって、天国とも言えるのが橋本。最近は何かとリニア中央新幹線開通の話題で注目を集めることが多いのですが
【栗村修】 一般財団法人日本自転車普及協会 1971年神奈川県生まれ 中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。豊富な経験を生かしたユニークな解説で多くの人たちをロードレースの世界に引きずり込む。現在は国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長としてレース運営の仕事に就いている。 師走らしく本日もバタバタしておりました。 バタバタし過ぎて間もなく日が変わろうとしています。 そして日が変わると、そう、すっかり「過去の産物」的な感じになりつつある「クリスマスイブ(日本に於けるクリスマスイブは単
イタリアに初の個人タイムトライアル世界タイトルをもたらしたガンナ 地元イタリアに初タイトルをもたらしたフィリッポ・ガンナ(イタリア) photo:Kei Tsuji 「ジロではマリアローザ候補のトーマスをサポートする。だから今日はリスクを冒さなかった」というガンナが後半区間7位のタイムでまとめ、35分54秒のトップタイムで優勝。平均スピードが上がりにくい風のコンディションの中を、ガンナは52.981km/hで駆け抜けた。 世界選手権のトラック個人追い抜きで4分1秒934の世界記録を叩き出して優勝し、直前のティレーノ〜アドリアティコでは最終個人タイムトライアルを制しているガンナ。1年前の2019年ヨークシャー大会で3位に入った大柄なTTスペシャリスト(身長193cm/体重76kg)が、男女合わせてイタリア初となる個人タイムトライアルの世界タイトルを獲得した。 「イタリアチームとイネオス・グレ
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