岡田明彦 徳島ヴォルティス強化部長 独占インタビュー 「契約切れ→フリー移籍」が主流のJリーグで、あえて違約金を出して若い選手の可能性に懸けているクラブがJ2にある。柿谷曜一朗やドゥンビアのブレイクにも一役買った徳島ヴォルティスだ。J2では珍しい高卒重視、TCや連帯貢献金での収入確保、謎のスペイン人監督の招へい……。岡田強化部長にユニークなクラブ戦略の狙いを聞いた。 投資文化と予算文化 Jのクラブは全体的な傾向として 収支をとんとんにして収めるというイメージ ── まずは岡田さんご自身のここまでのキャリアを教えていただけますか。 「話すほどのものでもないですよ(笑)。小中高と普通にサッカーをしていて、中京大学では指導者になりたくて、その勉強をしていましたね。最初は教員も考えていたのですが、やっぱりプロのコーチになりたいなと思って、いろいろな方に繋いでいただきながら、大塚製薬サッカー部(現・