2年に1度行われる日本サッカー協会の役員改選で、犬飼基昭会長(68)が任期満了で退任し、小倉純二副会長(71)が新会長に昇格する見通しであることが24日、わかった。25日の理事会、評議員会を経て正式決定される。 犬飼会長は2008年に川淵三郎会長(現名誉会長)の後任として第11代会長に就任。2022年のワールドカップ(W杯)日本招致委員会の委員長にも就いているが、1期2年での異例のトップ交代となる。 関係者によると、犬飼会長は体調面に不安を抱えており、自ら退任の意向を示したもよう。次期役員候補推薦委員会(川淵三郎委員長)が固めた役員人事案を審議する23日の常務理事会にも欠席した。犬飼会長は海外との交流や若手育成のほか、Jリーグのシーズン移行などさまざまな改革案を打ち出してきたが、その急進的な運営手法には賛否両論があった。 小倉氏は古河電工サッカー部部長などを務め、1991年の協会入り後は0