W杯開催国、決定直前 橋下知事のスタジアム反対に波紋(1/3ページ)2010年12月2日 印刷 ソーシャルブックマーク 大阪エコ・スタジアム完成予想図=W杯日本招致委員会提供 日本が手を挙げている2022年サッカー・ワールドカップ(W杯)の開催国決定を目前にして、大阪府の橋下徹知事が開会式と決勝戦の会場に想定される大阪・梅田のスタジアム建設に「反対」を明言し、波紋が広がった。招致関係者は選考に影響することを心配し、騒ぎ立てないように気を使うが、知事の態度はますます硬化。いったい、この時期になぜ――。 ◇ 「一度決めたことを続けることを是とするなら、公共工事も何も止まらない。間違っていたら変更すべきだ」 橋下知事は1日、「反対表明」に批判が出ている、と報道陣から問われると、こう反論した。「統計上のデータはないが」と前置きしたうえで「府民の多くはあんなところにスタジアムは(いらない)、という思