「VVVを優勝させて、自分自身も成功する。それがおれの将来につながる」 2007−08シーズンにオランダ2部リーグ降格を味わった本田圭佑は、周囲の予想に反してチームに残留することを選んだ。そして自身が掲げた2部優勝という目標を達成するために、今シーズン最も意識しているのが“ゴール”という結果である。 昨年の北京五輪終了後にチームに合流した本田は、08−09シーズン初戦となった第3節のアイントホーフェン戦で1アシストを記録。続く第4節のズウォーレ戦では、得意のFKなどで相手ゴールを幾度も脅かした。だが、「アシストもいいけど、ファンから求められるものはゴール数」と、昨季以上にゴールへの貪欲(どんよく)な姿勢をのぞかせている。 VVVは1月16日、ウインターブレーク明けの初戦でRBCをホームに迎える。第21節終了時点で、2位に勝ち点10差をつけて首位に立っているその原動力は、紛れもなく本田