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レトリックとことばに関するnagaichiのブックマーク (11)

  • この増田のおかげで「正しく恐れる」という言葉の胡散臭さの正体が分かっ..

    この増田のおかげで「正しく恐れる」という言葉の胡散臭さの正体が分かった気がするので、自分も昔興味のあったことに合わせて参考までに報告しておく。 ペルクゼンというドイツ言語学者がいる。有能だけどそれほど有名にならなかったこの学者のは、日語版に限って学術図書の豊富な大型図書館の片隅に、ポツンと埃も積もりかけた一冊が所蔵されているに過ぎない。だが、唯一の日版のタイトルでもあるこの『プラスチック・ワード』という言葉はなかなか示唆に富んでいる。この言葉の定義は、ざっくり言って次のようなものだ。 いかようにも成形可能でコンテキストも中心的意味も持たず、歴史と切り離されている。にもかかわらず権威があって他人を精神的に拘束する作用がある。 ペルクゼンは現代世界はこのプラスチックワードに汚染されつつあると考えていた(ちなみに超うろ覚えだが、当時いっしょに仕事をしていたイバン・イリイチは「最大のプラス

    この増田のおかげで「正しく恐れる」という言葉の胡散臭さの正体が分かっ..
    nagaichi
    nagaichi 2021/01/12
    俺の中で「正しく恐れる」という言葉には、科学者や専門家の意見を聞いて判断すべきで、そこらのネットや市井の煽りや流言に惑わされないという含意があるんだけどな。胡散臭いですかね。
  • アリストテレス『説得にはロジックはもちろん、自分のキャラクター性や、相手の感情も考慮する必要があるんやで』

    数学市民@Mathpedia運営 @Infinity_topoi 米国育ちの友人に教えて貰ってヘェと思ったのですが、向こうでは説得の3要素「ロゴス(論理)・パトス(情熱)・エトス(信頼)」という手法は誰でも習うそうで、日人は「ここは感情に訴えかけるところ」とか「まず信頼を勝ち取るところ」とかはそういう場を読む能力が全然ないって言われましたね。 2020-10-08 13:43:36 さ く さ こ@癒し系。「悩みの8割は栄養不足が原因」出版予定(嘘 @vitamin_mega これはショッキングで鋭い指摘。 みんな感情で話すか、論理優位の人は論理か確かにどっちかだね。 自分は使い分けしてるかもしれない。 パトスは薄めで弱点かも。 出す場がないというか、出すとあまり良いことがなく出さない癖がついてるんだなこれが。 twitter.com/infinity_topoi… 2020-10-10

    アリストテレス『説得にはロジックはもちろん、自分のキャラクター性や、相手の感情も考慮する必要があるんやで』
  • 機械翻訳が発達しすぎて翻訳家の仕事がなくなりそうです

    とか抜かしてる奴らは元々翻訳家なんかじゃねーんだよ。 物の翻訳家が作ってくれた翻訳家という肩書や社会的立場を利用してるだけのフリーライダーだったのさ。 親の看板をついだだけのドラ息子がブランド力だけで最初の数年は誤魔化していけるのと同じ現象さ。 当の翻訳ってのはな、そんなに簡単じゃないんだよ。 読みとかなきゃいけない文脈が最低でも三つあるんだ。 翻訳する言語の文脈、翻訳した後の言語の文脈、そして翻訳する文章の文脈だ。 そして大抵の場合はこれに四つめとして、翻訳した後の文章が持つ文脈も読み解いて修正していかないと完璧にはならないんだ。 それら4つを完璧に読み解くのに機械翻訳は余りにも未熟だよ。 少なくとも向こう20年は無理だ。 それなのに、このままじゃ翻訳家廃業ですなんて言ってる奴らは最初から翻訳家じゃなかったとしか言えんよ。 人工無能の真似事をして翻訳もどきで翻訳料を召し上げてきた詐欺

    機械翻訳が発達しすぎて翻訳家の仕事がなくなりそうです
    nagaichi
    nagaichi 2017/10/10
    自然言語処理の進歩は遅々としてるから、いま翻訳家で食ってる人はだいたい逃げ切れると思う。言語は一語対一語で翻訳できるものでなく、文脈の理解が必須だが、現行のコンピュータはそのへん苦手だから。
  • 日本のポエム化は中田英寿から始まった!

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    日本のポエム化は中田英寿から始まった!
    nagaichi
    nagaichi 2015/11/25
    古今東西にあるものを、現代固有の問題のように語ることで、批評家は飯を食っている。とはいえ「何かをごまかすために意図的にぼかした文章」以下の現状批判にはわりと肯く。
  • 「許す」と「赦す」は同じ意味ですよ - 図書館発、キュレーション行き

    2015-01-15 「許す」と「赦す」は同じ意味ですよ 漢字 キリスト教 イスラム教 日語 「許す」と「赦す」 ―― 「シャルリー・エブド」誌が示す文化翻訳の問題 / 関口涼子 / 翻訳家、作家 | SYNODOS -シノドス- 「許す」と「赦す」 ―― 「シャルリー・エブド」誌が示す文化翻訳の問題 / 関口涼子 / 翻訳家、作家 | SYNODOS -シノドス- こちらの記事。「許す」と「赦す」は同じ意味だとブコメで指摘した所、予想外に物言いがついて驚いたので、解説を書いてみる。 元記事は翻訳の難しさを指摘した記事である。 (記事の全体的趣旨に否やはない。念のため) なお、断っておくと、私はごく一般的な日人なので、別にイスラム教やキリスト教に造詣があるわけでも、フランス語に詳しいわけでも何でもない。 ただ、日人の言語感覚として、「許す」と「赦す」は同じ意味だということはわかる。

    nagaichi
    nagaichi 2015/01/15
    漢字の意味は国語辞典より漢和辞典を引くべき。漢語のニュアンスの違いを無視して、和訓を絶対視するのは、日本語の多元的な豊饒さを切り捨てる単純化した暴論にすぎない。
  • 「文は短く」は俗説か?ー〈短文信仰〉を屠り、短文のレトリックと長文のロジックを取り戻すために

    語の作文教育から文章読に至るまで、〈短文信仰〉とでも言うべきものがある。 文章表現を主題とする書籍の多くが「文は短く」と主張する。 「われわれ新聞記者は、だから、入社以来、先輩たちから、文章はできるだけ短く書くように、といわれつづけてきた。短く書こうとすると、主語と述語が近づき、事実がはっきりしてくる。込み入った因果関係のある事件などの場合には、とくにこの心構えが大切である。」(猪狩章『イカリさんの文章教室』) 「短く、短く、短く。/とにかくそれを絶えず念頭に置いてほしい。そして、短い一文に、全力を傾けていくことである。/ひとつの文に、あいまいさを残さぬことである。/文章を短くすることによって、意味のつながりを明瞭にすることができる。」(馬場博治『読ませる文章の書き方』) 「平明な文章を志す場合は、より長い文章よりも、より短い文を心がけたほうがいい。/私は、新聞の短評を書いていたころ

  • その時、自然言語は破綻したのか? - dosannpinnのメモ帳

    ◇追記◇ 記事には最初の引用ツイートを誤読している点があります。記事全体の整合性は失われていないと思っておりますが、「その時、自然言語は破綻したのか?」における私の誤読について - dosannpinnのメモ帳をご一読頂ければ、この誤読についてご理解いただけると思います。 ◇事の起こりーー自然言語の破綻…破綻だって!?嘘だろ承太郎!!◇ 先日、Twitterを眺めていると、おもしろいツイートが流れてきました。 これです。 自然言語が形式的な論理操作で破たんする有名な例。命題「叱られないと勉強しない」が真であれば、対偶「勉強すると叱られる」も真である。 引用元: Twitter. It's what's happening. これは、TLでなされていた議論の中で目にしたもので、文脈としては「数式と自然言語は違う」という文脈のなかで発言されたものです。*1 その「数式と自然言語は違う」とい

    その時、自然言語は破綻したのか? - dosannpinnのメモ帳
  • 言語の「起源と進化」を探る研究:「人間は言語の宿主にすぎない」

    nagaichi
    nagaichi 2011/10/03
    「生物は遺伝子の乗り物にすぎない」的なレトリック、あるいは利己的言語説。
  • 理系は使わない言葉

    世の中の文系(非理系)の人が理系チックな表現をしようとして、 理系の人間が聞くと「その用法はありえねぇ!」と思うものが 少なからずあります。 俺が理系を代表してるかはわからないけど、 あくまで主観で、違和感を感じた例をいくつか挙げてみます。 ■理論的 先人の偉大な理論があれば別だが、 そういうのでない限りは「論理的」であっても理論じゃありません。 ■「ベクトル」の誤用 ベクトル自体は理系も使うんだけど、 ベクトルは、方向という意味ではありません。 なので「ベクトルは同じ方向に向かってる」とは言うが、 「ベクトルは同じなんだけど大きさが違う」みたいなことは言いません。 ■加速度的に 僕は絶対に使いません。加速度は値です。値というか、ベクトル。 「加速的」の方がいいと思います。 ■力学が働く なにかしらの外部要因的影響が発生する、の意らしい。 力学は学問なので、働きません。「力」のことでしょう

    理系は使わない言葉
  • 「杳として」とか「寡聞にして」とかいう言葉を使わなくちゃいけない理由 -- 「文学的」という言葉の意味 -- @heis.blog101.fc2.com

    プライドの高そうな表現 - 蟹亭奇譚 彼の行方は杳として知れない。 「はっきりわからない」ではだめなのか。 ダメな場合がある、ということだと思う。 要件が通じればいい事務的な連絡事項であれば、「はっきり分からない」でもいいと思うが、これが文学作品だったらどうか。「杳として」という言葉を使わなければ表現できないもの、この言葉をつかったほうがより作家自身が伝えたいことを伝えられると判断された場合は、「杳として」という表現を使うことを、許してあげてもいいんじゃないか。 寡聞にして知らない。 辞書には「見聞の狭いこと。主に謙遜の意で用いる。」とあるが、ちっとも謙遜になっていない例である。 謙遜と感じるかどうかはひとえに、その言葉を発する側と受け取る側の関係性の問題である。だから、過剰敬語だと逆に失礼な意味になったりするし、貴様とかお前とか、もともとは尊敬語だったのにいつのまにかぞんざいな言葉になっ

    nagaichi
    nagaichi 2009/03/29
    ブンガクの畑は多様なる表現を担保しておきたい。平易な表現は伝わりやすいが、同時に単調さと陳腐と繰り返ししか生まない。オレらが文学者でないにしろ、同じことを表現するのにどれだけの言葉をもっているのか?
  • プライドの高そうな表現 - 蟹亭奇譚

    「すべからく」の用法が正しいか間違っているかに関係なく、文章や発言の中に「すべからく」の言葉を使う人はプライドが高いのではないか? または、自分の教養の高さをひけらかしたいか、語彙の多さを見せつけたいか、見栄を張りたいか、背伸びした表現を使いたいか、のいずれかだろうと思われる。 「すべからく」のこと、その4 - takoponsの意味 僕もプライドが低いわけではないので、見栄を張ったり背伸びをしたりすることが多いのだけれども、こういった決まり文句(というか常套句)は常々気になっている。 彼の行方は杳として知れない。 「はっきりわからない」ではだめなのか。 寡聞にして知らない。 辞書には「見聞の狭いこと。主に謙遜の意で用いる。」とあるが、ちっとも謙遜になっていない例である。 蓋し名言である。 来の語義を失い、もはや「名言」にかかる枕詞と化しているようである。 これらの月並みな表現は須く濫用

    プライドの高そうな表現 - 蟹亭奇譚
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