総務省が格安スマートフォンの普及を推進すべく、MVNO(格安SIM)業者に対して通信速度の開示を要請する方針を固めたことが分かりました。スマートフォンユーザーが乗り換えを行うにあたって、事業者の良し悪しを判断できるようにするのが狙いです。 どこを選べばいいのか分からない 総務省は昨年より、スマートフォン通信料金の値下げに向けた施策の一環として、大手キャリアを利用しているスマートフォンユーザーの負担格差の是正と、料金の安いMVNO業者への移行の促しを打ち出しています。 しかし、通信料金が大手キャリアに比べて半額以下に抑えられるMVNOの利用者は、契約数こそ15年から倍増したものの、スマートフォン全体に占める比率は5.7%と、まだまだ普及しているとはいい難いのが現状です。 理由として挙がるのは、移行にあたっての「分かりづらさ」です。MVNOの非利用者を対象としたアンケートでは、見合わせている理