沖縄県でブタの伝染病のCSF、いわゆる豚コレラの感染が広がっていることを受けて、沖縄の農業団体の代表が、江藤農林水産大臣に早期のワクチン接種と特産のアグーの保護を求めました。 JA沖縄中央会の大城勉会長など沖縄県の農業関係者が15日、農林水産省を訪れ、江藤農林水産大臣に要請書を手渡しました。 要請書では、養豚業への影響を最小限に抑えるために必要な量のワクチンを確保し早急に接種できるようにすることや、特産のブタ「アグー」について、繁殖を担う原種のブタが感染しないよう厳重に保護することを求めています。 これに対して、江藤大臣は「ワクチン接種やアグーの隔離による保護も、沖縄県からの要請があれば迅速に対応できるようにしたい」と応えました。 要請のあと、大城会長は記者団に対して「すでにアグーが感染し影響も出ているので、これ以上の被害が出ることがないよう、対策を講じてほしい」と述べました。