米航空機メーカーのボーイングは、納入機数世界トップの座を欧州エアバスに奪われた。737MAXの運航停止が影響し、ボーイングはエアバスとの競争で、これまでにない大きな敗北を喫した。 ボーイングが14日にウェブサイトで発表したデータによれば、2019年の納入機数は380機と、エアバス(863機)の半分にも届かなかった。
ボーイングは現地時間12月23日、デニス・マレンバーグ社長兼CEO(最高経営責任者)が辞任したと発表した。後任にはデービッド・カルホーン会長が2020年1月13日付で就任する。会長には取締役のローレンス・W・ケルナー氏が就く。737 MAX問題の責任を取る形でトップが交代することになった。 マレンバーグ氏は、2016年3月に会長に就任。今年10月からは会長職を離れ、社長兼CEOとして737 MAXの運航再開に向けた作業に専念してきたが、再開は年越しとなった。 737 MAXは2件の墜落事故を起こしており、2020年1月から生産を一時停止する。 関連リンク Boeing ボーイング・ジャパン ・737MAX、1月から一時生産停止 400機保管中(19年12月17日) ・ボーイングの19年7-9月期、737MAX納入停止で純利益51%減 777X初納入は21年、787は減産(19年11月4日)
ボーイングは現地時間12月16日(日本時間17日)、2件の墜落事故が起きた737 MAXについて、2020年1月から生産を一時停止すると発表した。FAA(米国連邦航空局)など各国の航空当局による安全性の認証が来年にずれ込む影響と説明しており、現時点で従業員のレイオフは予定していない。生産再開は早くても2月から3月になるとみられる。 ボーイングは当初、10-12月期(第4四半期)中にFAAからの認証取得を目標にしていたが、FAA側が困難との見方を示し、年明けに延期された。これにより、1月からの商業運航再開も絶望的となり、737 MAXにはこれまで以上に厳しい目が向けられている。 737 MAXの生産は墜落事故後も続けられ、ボーイングによると製造済みの機体は約400機にのぼり、各所に保管されている。生産システムやサプライチェーンの健全性に長期的な影響はないとしており、工場の従業員をレイオフする
米カリフォルニア州サンフランシスコ空港に着陸する、ユナイテッド航空のボーイング737MAX9型機(2019年3月13日撮影、資料写真)。(c)JUSTIN SULLIVAN / GETTY IMAGES NORTH AMERICA / AFP 【12月4日 AFP】米ユナイテッド航空(United Airlines)は3日、古くなったボーイング(Boeing)757-200型機と置き換えるために、エアバス(Airbus)A321XLR型機を50機注文したと発表した。購入総額は65億ドル(約7060億円)と推定される。 米航空機大手ボーイングは、2度の墜落事故で計346人が死亡した737MAX型機の運航が世界中で停止され深刻な危機に陥っている。さらに今回のユナイテッド航空によるエアバス機への置き換えは、さらなる打撃となりそうだ。ボーイングは中型機市場では現在、エアバスA321XLR型機に対抗
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