2019年のノーベル化学賞受賞が決まった旭化成の吉野彰名誉フェローが23日、日経ビジネスの単独インタビューに応じた。日経ビジネスと日経Automotiveが同日主催した「Future Mobility Summit:Tokyo 2019」に登壇した吉野氏は「2025年以降はAIEV(人工知能が運転する無人自動運転の電気自動車)がマイカーにとって代わる」と予言。インタビューでも自動車産業に大きな転換点が訪れていると指摘し、ハードからソフトへの業態転換が欠かせないとした。主なやりとりは以下の通り。 プロ野球の日本シリーズでは見事な始球式でした。ちまたではすごいフォークボールを投げたと評判です。投球フォームも非常にきれいでした。 吉野彰・旭化成名誉フェロー(以下、吉野氏):完璧だったでしょ(笑)。昔取ったきねづかですよ。もう野球はしていませんが。今やっているのはテニスくらいですね。 ノーベル化学