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ブックマーク / inujin.hatenablog.com (15)

  • ぼくらは、どんな成長を求めたらいいのか。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    ツベルクリン良平 さん(id:juverk)のこんな記事を拝読しまして。 つまるところ、日が今のアジア各国のように成長可能性が高かった時期を骨子としているのである。それを下敷きにしてきた我々の成長志向は概して強い。 だが、今はそのときと条件も環境も全く違う。これまで理想として伝えられてきた成長像と、現実の成長曲線に乖離が生まれているが、それに気づいていない人が多いのである。 だからこそ成長実感はできないのに、成長志向は高いという矛盾が生まれているのではないか。 現実を受け入れて成長している環境に移動するか、成長率が鈍化している日で最適化を目指すのか。いずれにせよ、今自分たちがどんな状態にいるかを客観的に見ることが大切になりそうだ。なぜ日人は「成長実感」できないのに「成長志向」は強いのか? - 自省log それでまずは、ぼくらの思う「成長」っていったいなんだろう、って思ったわけです。

    ぼくらは、どんな成長を求めたらいいのか。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。
    wiz7
    wiz7 2019/09/25
  • 喫茶店に一人でいる人間は、まともじゃない。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    ぼくの父は、昔はタバコを吸っていて、そのせいなのかそのせいでないのかはよくわからないが、喫茶店にばかり行っていたような気がする。 子どもの頃、梅田の喫茶店に連れて行ってもらい、エクレアといういかにもうまそうなべ物がショーケースに陳列されていたので、それを注文したところ、店のおばちゃんが冷蔵庫から透明のビニール袋に入った、シュークリームのミイラみたいなのを出してきて、手で袋を開けて皿に置いたのを見て、ひどくがっかりしたのを覚えている。 当時の広告業界はひどくいい加減で、クリエイティブディレクターはいつもデスクにおらず、いきつけの喫茶店に直接電話して呼び出したりしていたという話も聞く。 父もそういう環境の中で仕事していたのだろう、どっちにしたってまともな感覚じゃあない。 それで、もれなくぼくにもまともじゃない感覚は受け継がれていて、まあ別に喫茶店に行かなくても仕事はできるが、ちゃんとした姿勢

    喫茶店に一人でいる人間は、まともじゃない。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。
    wiz7
    wiz7 2019/02/10
  • インターネットのくらしを、もっとたのしむために。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    最近は、すっかりブログ同士で言及しあうことも減って、はてなブックマークを使っている人たちとのやりとりもご無沙汰になってしまっている。 インターネットぐらしの何が楽しいかって、そうやって、ほんの一瞬のすれ違いの中で、お互いの考えを交換しあえることだと思う。 もちろんその中には誤解も、誤配も、たくさんあって、それがまた変な形に広がってしまっていって困ったりすることもある。 それでも、そんなやりとりの中で「あ、そうだったのか!」と何か新しい気づきを得る瞬間があって、それはすごく楽しいことなのである。 ぜひとも多くの方に、その喜びを味わってほしいと思う。 さて、ぼくの書いた記事について、はてなブックマークで色々とコメントがあった。 inujin.hatenablog.com 相変わらずみんなインターネット生活を楽しんでいるようで何よりなのだが、どうもちゃんと楽しめているのか心配な方もいらっしゃるの

    インターネットのくらしを、もっとたのしむために。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。
    wiz7
    wiz7 2018/12/30
  • 男が育児をしていて、困ること。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    ぼくはそれなりに育児に参加している。 男が育児をするのは大変なのかといえば、そこは男だから大変だ、ということはあまりない。 たしかにおっぱいは出ないが、だったらミルクをあげればいいし、乳幼児健診はお母さんだらけだが、子どものことに集中していれば周りは気にならないし、ママ友と公園で楽しくおしゃべりしたりはできないが、周りの子どもたちとも一緒にボール遊びをするぐらいはできる。 そのうち、ちょっとした料理ぐらいならできるようになるし、算数の宿題を見ているうちに数字がちょっと苦手でなくなってきたりする。 そうやって、子どもだけでなく、ぼく自身ができることが少しずつ増えていく感じはとても楽しくて、おまけに家族の役にも立ててうれしいものだ。 育児は楽しい。 そしてうれしい。 男が育児をしていてぶつかる問題は、育児そのものではないように思う。 問題は、自分が育児に取り組んでいるあいだに、仕事のライバルた

    男が育児をしていて、困ること。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。
    wiz7
    wiz7 2018/12/27
    このブコメの既視感、何だろうと思ったらツイッター地獄だったw
  • 自分だけの物語は、なぜ必要か。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    はたらく女性の深呼吸マガジン「りっすん」に、自分が共働きの生活を送っている中で感じていることを寄稿した。 www.e-aidem.com ぼくが関心があるのは共働きそのものというよりも、それぞれの事情があって、これまでの自分の生活や役割や考え方を変えなくてはいけなくなった人たちが、どのようなことについては変えることができ、どのようなことについては変えることができないのか、そしてそれをどう受け入れていくのか、ということだ。 ぼくはこのブログを書き始めたときに、小さいけれども自分にとっては大きな変化の中で苦しんでいて、おそらくこれから変わっていかないといけないのだろうけれども、しかしその中で「変わらない自分」を見つけたいと思っていた。 この辺はとても難しい話で、実際は「変わらない自分」なんていうしっかりとしたものなんて存在しなくて、それは「変わり続ける環境」とワンセットになってしまっている部分

    自分だけの物語は、なぜ必要か。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。
  • 君のことは、全然心配していない。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    先日、昔お世話になった人が定年退職することになって、挨拶に行ったら、ところでお前はいったいどっちの道に行くんやと言われて答えに困った。 どっちの道、というのは表現者としての道と、それをサポートする道、という意味で言ってるのだが、実はもう自分はどちらの道にも関心がなくなっていて、だがそれを説明するのが面倒だったし、もっと言えばその人の頭の中にある道の姿と、ぼくの頭の中にあるそれが、十数年を経て、かなり違ったものになっているという確信があったのだ。 それで、ううんまあなんでもいいんです、というとすごくがっかりした顔をされたので、もっといい答え方があったのかもな、と少し後悔した。 その人はぼくのことを未だに心配してくれているのだろうし、善意で言ってくれているのはわかるが、もうぼくはぼくなりの細々とした道を歩き始めていて、彼らが、そして過去のぼくが、これまで大事にしてきたものとは決別しているという

    君のことは、全然心配していない。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。
    wiz7
    wiz7 2018/02/10
  • 特別な自分になる、方法。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    自分は一体何者なのかという、いわゆるアイデンティティの獲得に苦しむ時期というのは、たぶん多くの人がそうであるように、ぼくの場合も断続的にやってきていて、はじめは中学2年生だったと思うし、次は大学2年生の頃で、そのあとは社会人になりたてからの数年間、それから少し間があいて30代半ば、このブログを書き始めた頃である。 それじゃ今はそういう危機に陥っていないのかというと、まあそこまでひどい状態ではないと思うが、たとえば自分は今の会社で働いていなければ何の価値もない人間だよなとか、家族から見放されたらちゃんと働く意味はないよなとか、まあそういうことは時々思う。 いったい、ぼくらはどういう時に「ああ自分はいま何者かにはなっているな」という気持ちで満たされるのだろうか。 ひとつわかりやすいのは、他人からちやほやされることである。 いぬじんさんってステキ、いぬじんさんって才能ある、いぬじんさんがいないと

    特別な自分になる、方法。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。
    wiz7
    wiz7 2017/06/17
    よし、自分語りをしよう。自分が満足できる自分語りを。
  • 時間を、作る。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    以前から、時間がない、時間がないと言っているのだが、どれだけ時間がないと言っていても一向に事態は良くならないので、現状を受け入れた上で少しでも時間を作っていこうと思った。 そもそも当に必要なのは時間なのだろうか、と考えると決してそうではなく、もっとやりたいと思っていることがあって、そのために時間が必要だと思っているわけである。 では自分は何をもっとやりたいと思っているのか。 まずは個人的な研究、調査、取材といった「仕事以外の仕事」があって、これに取組む時間がない。 理由は簡単で、そのための時間をちゃんと作らないからである。 それじゃ仕事のための時間はちゃんと作るのに、「仕事以外の仕事」のためにはなぜ時間を作ろうとしないのか、色んな理由があるけれども、1つは締め切りがあるかどうかだろう。 というわけでさっそく「仕事以外の仕事」の締め切りを決め、完成までにかかる時間をスケジュールに書き込んだ

    時間を、作る。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。
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    wiz7 2017/05/27
  • 追いつめられたときの、対処法。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    一番大切なことは、自分がいまどのくらい追いつめられているのかを知ることだ。 ぼくは小さいころからお腹が弱く、いまだに電車に乗っているときに突然、危機が迫ってくることがある。 その時にはまず、自分がどの程度エマージェンシー状態なのかということを知らなければいけない。 今すぐ一番近くの駅に降りてトイレに駆け込むべきなのか、それとも終着駅までは耐えられそうなのか。 一体どちらなのかによって、満員の車両の中をなんとか出口付近まで近づいて少しでも距離を稼ぐのか、それとも括約筋に力を入れてちょっとでも耐久時間を延ばすために何か別のことに気をそらすか、どちらの対策を講じるべきかが変わってくる。 ちなみに下腹部が断続的に刺激を受けている状況下では、何か数字について考えることが有効である。 頭の中で簡単な足し算や引き算などを考えて解こうとしていると、それなりに気をそらすことができるものだ。 ただし、素数を数

    追いつめられたときの、対処法。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。
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    wiz7 2017/01/30
    “行き当たりばったりの過酷なゲリラ戦”
  • 自分が無害なおっさんであることを伝えるのは、難しい。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    平日の昼間、クリスマスプレゼントにもらったラジコンカーをどうしても公園で走らせたいと子供が言うので一緒に行った。 その日はぼくは休暇を取っていたのだが、世間的にはまだみんな働いている普通の平日の昼間だったので、あまり人もいなかった。 しばらくラジコンカーを走らせて遊んでいたら、子供が急にウンチをしたいからトイレに行くと言い出した。 トイレは公園の少し奥のほうにあって、そこにはブランコや滑り台や砂場があり、ちょっと目が行き届きにくい場所だ。 昼間だといってもなんとなく物騒なので、ぼくは子供に付いていって、トイレの前でラジコンカーを預かって、外でじっと立って待っていた。 退屈なので周りを見回すと、小さい子供と若い母親たちが数人いるだけで、大人の男はぼくだけだった。 これはなかなか危ない感じの人間に見えかねないと思った。 ぼくはいま、平日の昼間から働きもせずに、子供たちとその母親たちしかいない公

    自分が無害なおっさんであることを伝えるのは、難しい。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。
    wiz7
    wiz7 2016/12/29
    笑いを取りに来ているところは普通に面白かったですw /この手の話は考えすぎると苦しくなるので開き直るようにしてる
  • がっかりされても、いい。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    期待を裏切る、という言葉はひどく悪い意味で使われていて、お前はみんなの期待を裏切ったんだ、とか言われると自分はなんだかとんでもない犯罪を犯したように聞こえる。 しかしよく考えればぼくらは常に誰かの期待を裏切って暮らしていて、後ろ姿を見てイケメンかもとか、営業かけたら何か買ってくれるかもとか、電車の席を譲ってくれるかもとか、勝手に期待をされて勝手にがっかりされてるのだ。 ややこしいのは、そういうのを他人から勝手に思われるだけでも厄介なのに、自分で勝手に思い込んでたりして、それが困ったものである。 家族の期待を裏切ってしまったとか、上司の期待を裏切ってしまったとか、実際はどこまで期待されてたのかわからないのに、勝手に期待されてたことにして、勝手に裏切ったことにしてしまっている。 まあ誰だって、自分が誰からも期待されてないと思うのは辛いし、かといって期待されすぎるのも辛いので、人なりに心地のい

    がっかりされても、いい。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。
    wiz7
    wiz7 2016/09/29
    「これを繰り返しているせいで、いつまでも成長実感がなくてモヤモヤ」耳が痛い…
  • 正解なんかに、負けやしない。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    受験戦争を経験したせいで、正解ばかりを気にして生きてきた。 社会に出ても、得意先が喜べば正解、上司が喜べば正解、賞を獲れば正解、出世すれば正解、いつも何が正解なのかばかり考えて生きてきた。 それ自体は間違いでもないし、正解でもない。 はっきり言えばそんなことはどうでもいいことなのだ。 大切なことは、どんなつまんないことであっても、自分が何をやりとげたいか、ということだけであり、その何かは別に変わったっていいし、自分の中になくたってよい。 家族がやりたいことを応援するのでも、アイドルが売れるのを支えるのでも、なんでもいい。 そしてもっと大切なことは、それを追いかけるということを決めたら、他には何の正解もないということを知っておくということだ。 色んな人が色々言う。 あの人には気に入られるようにしたほうがいいよとか、賞を獲るなら審査員を分析したほうがいいよとか、社内行事には参加したほうがいいよ

    正解なんかに、負けやしない。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。
    wiz7
    wiz7 2016/09/18
    相対的な何かに振り回されたりできるのは若者の特権なのかもですね
  • 出世に、失敗しました。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    一番大きな原因は、失敗を恐れたことだ。 エラくなるためには失敗はできない、評価されるためにはミスはできない、生計を立てるためには給料を下げてはいけない、という心配ごとばかりが頭の中にあって、人の目ばかりを気にして行動していた一年だった。 そのせいで、自分で仕事を抱え込んでしまって、結果的に失敗をやらかして、会社からの評価も大きく下がってしまった。 また、失敗を恐れるあまり、ワクワクできる挑戦をひとつも行わなかったので、面白い成果を上げることもできなかった。 そのくせ睡眠時間を削ってギリギリの状態で働いていたので、疲れ切ってしまった。 色々と自分で自分を勝手に追い詰めていた。 もう会社でエラくなるには年齢的にはギリギリだったし、実際に体力も集中力も減っていくし、子供の成長につれて家計はどんどん苦しくなるし、残された機会はほとんどなかった。 そう考えれば考えるほど、もう失敗はできない、うまくや

    出世に、失敗しました。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。
    wiz7
    wiz7 2016/05/06
  • 書く、意味。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    とあるミュージシャンの話をしていて、あの人が他の人よりもいい歌詞を書くのは、個人的に色々と辛い経験をしたりしていて、言葉にしなくちゃ自身が救われないからなんじゃないか、そういう祈りみたいなものが聴く人の心を動かすんじゃないか、みたいなとんでもなく下世話で勝手な憶測を話したのだが、珍しくは納得していた。 それで思ったのだが、やっぱり書くという行為と祈るという行為は似ている気がしていて、それはどちらもこの現実ではまだ起こっていない、自分が望む世界があって、しかし自分の力だけではどうにもならなくて、そのことを認めざるを得なくて、だけどあきらめたくもなくて、そんな気持ちの中で生まれる行為ではないかと思うからだ。 未来を作るため、なんて言い切れるほど偉そうな行為じゃないと思うのだ、書くということは。 よく考えるとコピーライター時代にほめてもらった仕事のほとんどは、弱いものが主役になっているものば

    書く、意味。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。
    wiz7
    wiz7 2016/01/17
  • サードブロガーに、なりませんか。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

    アルファブロガーなるものを目指しながらも、難しいと感じている人に、僕は1つ提案したいことがある。 ここらで、アルファブロガーではなく、「第三のブロガー」になってみるのはどうだろう。 ★ id:yarukimedesuさんのエントリ さらば、「はてな」よ。 - 団劇スデメキルヤ伝外超 を読んだ。 id:otsuneさんが車で事故に遭われたことをブログに書いたら、id:paradisecircus69さんやid:p_shirokumaさんがそれについての感想をブログに書かれた。 そのやりとりがはてなブックマークで関心を集めていたことについての、感想だ。 記事の内容は、台風の時に事故った人がなんやかんやだけど、ここまでIDが強烈なインパクトを与えることはないだろう。yarukimedesuというアカウントもホウボウで使っているけど、きっと、この先に、彼らよりも強烈なインパクトを与えることはないだ

    wiz7
    wiz7 2015/10/19
    2年前の記事だけど、前向きな諦念というかモヤモヤが言語化されていてすっきりしました
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