中国では至る所で障害者が乞食をしている。 手足がなかったり体の一部が畸形だったり火傷をしていたり障害の内容は様々。 大抵歌を歌ったり音楽を演奏したり芸をしたりして注目を引いている。 芸達者であるほどあるいは障害の程度が大きいほど憐みを呼び施しを多く得られる。 田舎でまじめに働くより都会で乞食をやった方がもうかるので、都会に出て乞食をする。 わざと子供に傷害を負わせる親もいる。 親が傷害を負わせなくてもやくざに売り払われた結果不具者にさせられて乞食にさせられる子供もいる。 彼らは社会にとって重要な役割を果たしている。 健常者で一応は職(それに準じる社会的役割)を持っている人たちに「自分が今持っている幸せ」に気づかせ 「優越感」を抱かせ「自負心」を回復させ、「生きる希望」を持たせるという役割だ。 人は他人との比較の中で幸不幸を自覚することが多く、とかく今自分が得ている幸せのありがたみには鈍感に