つい子どもに言ってしまうNGワード 子どもに習い事をさせている方、また子どもに何かを教えている方、次のような言葉に思い当たるふしはありませんか? 「どうしてできないんだ」 「ちゃんと聞いてたのか」 「何回失敗してるの」 筆者は現在42歳。サッカーが好きで小学生の時から30年続けてきましたが、しばしば耳にしてきた言葉です。悔しい気持ちがバネになる子もいるでしょうが、これらの言葉は「コーチに言われた通りにやる」「厳しい練習に耐える」という練習の仕方に繋がり、コーチの想定内の上達しか望めないのだそうです。 Jリーグでジュニア育成に携わってきたサッカー指導者の池上正さんによれば、このような声掛けは「指導力のなさを示しているようなもの」だそう。「ほめて伸ばせ」とよく聞きますが、直してほしいところはすぐに見つかっても、ほめるのはなかなか難しいもの。子どもたちにどんな言葉をかけ、どんなふうに指導するのが