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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/tatsu2 (3)

  • 「響け!ユーフォニアム」8話の攻めっ気 - subculic

    あるクリエイターが頭角を現す瞬間というものが存在するとすれば、『響け!ユーフォニアム』第8話「おまつりトライアングル」はまさにそれを目撃した気分になった。絵コンテ/演出は藤田春香。アニメーターとしてのクレジットは見かけていたが、『中二病でも恋がしたい!戀』(2014年)で演出デビューした経歴からすると若手の方だろうか。ふと思い出したのは京都アニメーション出身の『アイドルマスター シンデレラガールズ』高雄統子監督が京アニ時代に担当したある話数だ。それは作画監督に堀口悠紀子を迎えた『CLANNAD』番外編「もうひとつの世界 智代編」(2008年)。堀口さんの繊細なアプローチに感じ入り、演出の契機になった話数だと後に語られている。事実、今観直すと剥き出しの高雄演出に唸る場面ばかり。「智代編」は高雄統子という演出家のキーエピソードといっていい。そうした例が頭に浮かび、「おまつりトライアングル」は藤

    「響け!ユーフォニアム」8話の攻めっ気 - subculic
  • 「SHIROBAKO」23話のラストシーンについて - subculic

    新人声優「ずかちゃん」こと坂木しずかにようやくスポットライトが当たった。『SHIROBAKO』第23話「続・ちゃぶだい返し」のラストシーンについて少し、書いておきたい。前回、しずかは自室で一人、テレビに出演しているフレッシュな声優をみながらビールをあおっていた。その様は胸に突き刺さり、痛々しかった。今回、まず憎い演出だなと思ったのは、キャサリンの妹・ルーシー役にしずかが選ばれるんじゃないかと視聴者に期待させている中、アルバイト先の居酒屋で映されるしずかのカットだ。静かに電話と取ったしずかの後ろは前回を引きずるように暗く、目の前は明るい。アフレコ現場にシーンを移す直前のこのカットは妙に引っ掛かった。どうして気になったかというと、23話のポイントは「誰と何を共有しているのか」だと思ったからだ。ラストシーンをみてみよう。宮森あおいは追加シーンのアフレコ現場に姿を現したしずかをみとめ、言葉にならな

    「SHIROBAKO」23話のラストシーンについて - subculic
    ytn
    ytn 2015/03/21
  • 「精霊の守り人」とアニメ化、あるいは物語論 - subculic

    「物語」と「アニメ」の関係を確認したくなり、『精霊の守り人』を観直していた。『山月記』を取り入れたアニメ流世界観設定をはじめ、たしか氷川竜介さんが仰られていたのだったか「馬鹿と悪役が出てこない」し、人々が知恵を絞り、生き抜いていこうとする生活観、実に練り込まれている。とびっきり優秀な「原作付きアニメ」だと思う。神山健治監督が制作当時を振り返って、珍しくポジティブに語っている稀有な作品でもある。精霊の守り人 SET1 〈期間限定生産〉 [DVD] 麻生我等 ジェネオン・ユニバーサル 2010-08-25 by G-Tools『精霊の守り人』は原作を大胆にアレンジしてのアニメ化だったが、質実剛健な土台を作ったのは脚。神山健治という人は脚へのこだわりが尋常でなく、脚家チームを編成しての合宿、自ら執筆もするし直す。しかし、アニメの「脚」は視聴者にとって判別しづらいところも多々あり、「脚

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