(上)ボリューム満点で一番人気のカツカレー(下)笑顔で取材に答えた店長の森田さん=5月18日、カレーハウスブータン 茅ケ崎駅北口すぐの「カレーハウス ブータン」が5月25日(土)をもって閉店する。まだ木造だった駅舎の時代から、茅ヶ崎市民に愛され続けてきた名物店がまた一つ姿を消す。 ブータンが誕生したのは今から43年前。「ワンコインで食べられるカレー店」として人気に火が付いた。一番人気はカツカレー。さくさくのカツにたっぷりのルーが好評の一品だ。また、同じく親しまれているのがセットで付いてくる味噌汁。同店を経営する湘南山鉄のかつおぶしが使われているといい、店長の森田幸男さんは「味噌汁がカレーに合うと喜んでくれる」と話す。 以前は年中無休で店を開け、終電で帰ってくる人たちのためにと、深夜1時まで営業を続けていた。ところが、コロナ禍で営業停止を余儀なくされる。当時を「店を開けたくても開けられない。