世の中 『『『『シリア難民中傷イラストの時系列まとめ(10/4まで) - 東京育児日記』へのコメント』へのコメント』へのコメント』へのコメント
よかった探し STAP細胞事件はまだ始まったばかりだが、事件の性質はすでに確定した。 O氏の手際の杜撰さは、ファン・ウソクやヘンドリック・シェーンと共通する。捏造したのが画期的業績(=必ずバレる)であることも同じだ。ある種の精神構造は、捏造が発覚することを気にかけないらしい。 共通点が目立つのと同じくらい、それぞれの事件の個性も目立つ。ファン・ウソク事件はナショナリズム抜きには語れない。ヘンドリック・シェーン事件は、共同研究者の責任という問題を提起した。では、STAP細胞事件の特徴はどこにあるのか。 私が思うに、それは「過剰」であることだ。 ファン・ウソクが2004年に捏造した業績は、2007年にほぼ現実のものとなった。ヘンドリック・シェーンの業績はこれよりは大げさだが、権威ある賞を複数受賞した、つまり学界でいったんは「ほぼ確定した話」と見なされた。STAP細胞事件に比べれば二人とも、もっ
先日の記事について、河野美代子さんから、お返事いただきました。 まず、河野さんはフェミニストから嫌がらせを受けた経験があるということでした。 20年前、「さらば、悲しみの性」という本を出版し、期せずしてベストセラーになり、話題となった。あるフェミニズムの大学の先生が、その著書の中でこの本を非難した。あまりの無茶な批判に反論しようと、ある週刊誌に彼女への反論を書かせてもらう準備をしていたところ、もっと大御所のフェミニストにそれをつぶされてしまった。私へ「やめろ」というしつこい電話だけでなく、週刊誌の編集長にまで圧力をかけてやめさせたと知った時、大きな挫折感を味わった。うつになって何にも文章が書けない。 「桜三題」 http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_75ef.html 事実関係はわからないですが、こういったことがあっ
みなさんがこれから生きて行く時代過去の時代に比べればより自分というものが問われるものになります。 戦争に巻き込まれることはないでしょうが、大災害に襲われる可能性は高くあります(富士山も爆発するでしょうし東京に大震災は訪れるでしょう)。しかし、生きるということは、避けがたいことは受けいれるということです。そして、みなさんがこれから幸福な人生を送るために、どういう努力したらいいのか、その「やりかた」がよくわからないというなら、人まねをしないことです。 まじめに受験勉強をして、いい大学を出て、一流企業に就職したり資格や免状を手にすれば、あとは生計について心配はしなくてよいというような「人生設計」を立てることは、実際には過去の時代にもそう多くはありませんでした。大学の先生のお話なんか聞いてないで、漁港や寒村で働く人の話を聞いてごらんなさい。 生きることはいつの時代でもむずかしいものです。なぜか。あ
今、テレビ界隈で発生している話題と言えば『韓流・フジテレビデモ』と『島田紳助氏の黒い繋がり』ですかね。 それらに関して、上岡龍太郎氏がかつて二十年近く前に語っていたことがかなり当てはまっていて面白かったため、書き起こしを致しました*1。 書き起こしたのは一部のため、ここだけ観ると誤解があるかも知れません。気になった部分、気に食わない部分がありましたら、動画を全部見て、上岡龍太郎氏までご意見をお届けください。 一番抗議で多いのがね、アイツ嫌いやから出すなっちゅう抗議なんですね、これが一番多いらしいですね。電話がどんな番組でもひっきりなしに掛かってくるんですよ。そのほとんどがアイツは出すな、アイツの言うたことは気にくわん、この類やそうで。 でもテレビというのは手元にスイッチがあんのやから、他の放送局もようけやってるんやからそっちへ変えてもいいし、テレビを消したって、自分が見ないというはっきりと
以前の記事に 抵抗できない状態の女性に性行為を強いること自体が、女性の人権を無視した、尊厳を踏みにじる行為だ。 自分の同意なく、性行為を強いられるということは、自分の体、心がモノ扱いされているということだ。自分の体なのに、自分の意思は無視され、他人の思うがままにされているということだ。 それが、どれだけダメージを与えるものなのか、わかっていなさすぎる。いや、わかろうとする気さえない人が多すぎるのだと思った。 悲しいが、これが現実だ。改めて、どれだけ性犯罪が世間に理解されていないのか、痛感した。 と書いた。 そのことにからめて、なぜ、性被害のひどさが、理解してもらいにくいのかということを、書こうと思う。 通常の性行為と、暴行脅迫をもちいた性行為と、何が違うのかわからないという、男性の声を多く聞く。(残念ながら、法曹界にも多く存在する) それを聞いたときは、倒れるかと思うくらいの、頭をなぐられ
主に、「個人と民族主義」について。 「個人に依拠せよ」の意味が取り違えられていると思うので(無理もないことですが)、そこから始めたいと思います。 「個人に依拠する」=「「私が在る」に依拠する」 僕は「個人に依拠せよ」と述べました。「いかなるアイデンティティの基盤とも関係のない無色透明の個人」みたいな理解をしている人が多々いるので、それは誤解であるとハッキリ申し上げておきます。僕が「個人」に依拠せよというときに述べているのは、私の身体、私の生活、私の関係性、すなわち、私の生の現実に依拠せよ、ということです*1。それが民族主義者の言う模範的形式にしたがっているならば、それをそのままに、したがっていないとしても、それをそのままに。「そのままに」です*2。これは抽象的なものでも透明なものでもありません。民族主義が要請する規範などより、遙かに具体的で現実的なものです。生きられている現実そのままなので
「ホロコースト」と無冠詞でいえばふつうナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺のことを指し、シンティ・ロマの人々や障害者の虐殺については一般的にはこれを含めない*1。「ホロコースト/Holocaust」という言葉はそもそも、「完全に焼く」という意味のギリシア語「holokaustos」から来ており、旧約聖書に出てくる5つの犠牲の内のひとつ、つまり獣を丸焼きにして神に捧げるという宗教的な意味を持っている言葉である。ナチスのジェノサイドによって犠牲になったユダヤ人たちは収容所の焼却炉で最終的に焼かれたことから連想された言葉だが、それが一気に広まったのは1978年に放映されたアメリカのドラマ「ホロコースト」である。 このドラマは、多くの実証的な研究を下敷きにしつつも、あるドイツ人とユダヤ人二つの家族がナチズムの時代にどのような運命をたどったかという、より物語性を重視したフィクションである。とはいえ
承前。⇒代紋と泥棒(廃人の歌について) - 地を這う難破船 id:CrowClawさん、大変丁寧なお返事、ありがとうございます。再応答として。 「認識が両義的でありアイロニカルであることはわかっているつもりです」の段について、私は文字通り「両義的」で「アイロニカル」なつもりで書いていたのです。つまり、ご指摘のように「代紋商売の限界」について指摘して「代紋商売は糞」と言いたい訳ではなくて、どちらともつかない極めて中途半端な立場を(意識的に)取っていたという事です。それがsk-44さんのような読まれ方になるのは不自然なことでも何でもありませんし(むしろ真っ当とさえ思う)、無意識下のことまでは私自身にもよくわからないのですが、本件について「代紋商売は糞」「社会契約は永遠の嘘」という主張は、私が意識的に提示したかったものではありません。 そうではなくて、また立場の中途半端を批判したいのでもなくて、
2008年03月22日02:00 カテゴリ書評/画評/品評翻訳/紹介 というわけで入ってみた - 書評 - 富裕層はなぜ、YUCASEE(ゆかし)に入るのか だいぶ前に買ったのだけど、書評は入会してから、あるいは入会を断られてからと決めていたので。 富裕層はなぜ、YUCASEE(ゆかし)に入るのか 高岡壮一郎 というわけで、昨日入会手続きが完了したので書評+サイト評。 本書「富裕層はなぜYUCASEE(ゆかし)に入るのか」は、富裕層向けSNS「ゆかし」を創った著者が、富裕層とは何であるかを解説すると同時に、富裕層たちの気持ちを代弁した本でもある。 YUCASEE(ゆかし) - 富裕層限定 プレミア・ネットワーキングサイト YUCASEE(ゆかし)は、純金融資産1億円以上の方だけが入会できるプライベートクラブ。富裕層の会員様が自然体で語り合える場です。オンラインで多くの方との出会いをお楽しみ
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