牛の生レバーの販売が7月1日から禁止される。焼き肉店などから「レバ刺し」が消えるが、代わって人気なのがこんにゃくを使った「レバ刺し」。香川県の食品加工会社「ハイスキー食品工業」(三木町)が開発した「マンナンレバー」だ。当初、業務用に製造していたが、7月10日には一般家庭でも楽しめるよう市販用パックも発売する。従来の生レバーファンのみならず、一般消費者をも取り込む勢いだ。「レバ刺し」禁止によって、新たなブームが起こる?。 ハイスキー食品工業が「マンナンレバー」を発表したのは、昨年8月25日。9月の出荷量が約2000パックだったのに対して、今年5月は約8万パック。1年足らずで40倍の実績は、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。当初は業務用のみの出荷が、「こんにゃくなら扱える」と居酒屋からも声がかかり、それを食べた消費者からの要請で通販を開始。評判が評判を呼び、従来生レバーを扱っていない業態からも需要が