俺は元レディースの息子だ。 それがどうして読書少年として育ち、都内で年収200万未満のSEをやっているのかは、わからない。 給料は安いが、定時で上がれる。社長は技術畑出身。最新技術に敏感な社風。 最高の会社に所属していると思っている。金払いさえ良ければ完璧だ。 二つの懸念事項を除けば、俺の人生に問題は無い。非常に安定しているといえるだろう。 母と祖母だ。 母は40代無職、祖母は60代で飲食店の正社員。給料は俺より下だ。聞いた限りでは。 二人とも中卒。祖母は新宿で母を育てながらスナックで働いていたらしいが、灰皿で客を殴ったのをきっかけに、田舎に引っ込んだ。 そうして育った母は田舎で「やんちゃ」をやった後、俺を育てながらスナックで働いた。 そんな二人が老いて、苦しい生活をしているのが俺の耳に伝わる。 そして善なる俺と悪の俺がバトルをする。 「おぅおぅ、若い頃努力せず怠けてたヤツがのゥ~、年食っ
介護の都合で、毎日6時半までに帰宅しなければならなくなった 今の会社にはいられないので、仕方なく転職を決意した 転職サイトに登録するとバンバンにスカウトが来るけど 「6時半までに帰宅するので、残業がほぼできません」というと 「ではうちでは難しいですね」と断られる 自分の仕事はバックオフィス系なので、残業が必須って訳の仕事じゃないと思う でも残業ができないってだけでこれかよ! エージェントに探してもらったら、来るのは派遣社員の仕事ばかり 理由は「働き方に制限があるから…」 バカ言えよ、定時までは働けるって言ってるだろ! 「定時に帰られると責任ある職は任せられないので…」 ほんとどうなってんだ 契約社員だから提示年収もバカ安くなってるし あーもうほんと、残業ありきの日本死ねよ こんなに難しいと思ってなかったな このまま貧困層になって死ぬのかな そこそこの大学でてそこそこの企業で働いてたのにな
今年69歳になる実父がボケた。 去年からパーキンソンぽい症状も出始めていたが、記憶や喋ることが辻褄が合わなかったりすることは無かったので、手のかかる老人になったなという感じだった。 僕が小学校高学年の頃に胃癌になり、それが元で鬱になり、たまにものすごい躁状態になったり。30年間躁鬱を繰り返し、薬無しではいられない状態だった。 父は英語教師をしていたが、まともに通勤の車を運転することも、授業をすることもできなくなり、60歳の定年よりずっと前に辞めてしまった。 それからは鬱になるとほぼ横になってばかりいたり、躁になるとあちこちに電話をかけまくり、できもしないことを計画しては金策に走ったり(それでも大きな借金をするということはしなかった)していた。母は大変だった。 今年の正月に会って一緒に食事をしたときは、よくこぼすようになったな、と思っていたが、母は「最近トイレでおしっこもまともにできないんだ
午後8時50分頃に我が家の真上の空を北から南に向かって通過する飛行機がある。 それに気付いたのは、一昨年の夏の夜だった。 お風呂上りに暑いので家の外に出て認知症の母と一緒に椅子に座って涼んでいたときに気付いたのだった。 北の空を見ていたら、小さな光の点滅が段々こちらに向かって近づいて来る。 そしてその光の点滅は次第に大きくなり、飛行機の形が確認できるころには腹の部分を真下に向けて 我が家の上空を通過して行くのだ。 そのころはまだ母の認知症は軽かったので、俺が飛行機を指さして 「あっ、飛行機が家の真上を飛んでいるね」 と言うと 「うん。飛行機、飛行機」 と嬉しそうに笑っていた。 暑い日が続いて毎日、俺たちはふたり一緒に夜空を見上げてその見事な真上ぶりに感心していた。 「びっくりするくらい真上だね」って笑い合った。 そんなことをすっかり忘れていた今日、施設の母の面会から帰って家の車庫から出てき
これが高齢出産の末路だよ! と声高に言いたい部分もあるけれど、最近の人がする高齢出産は意外と平気だと思ってる 今の人はアラフォーでも十分若若しいし、働いてるし、スマホやATMを使いこなせる 外との関係をしっかり持って、インターネットのように意見交換や相談できる外界との繋がりもあり それを使いこなす技もしっかりと持ってる(これ大事) 母はずーーーーっと専業主婦で、趣味も無く(20年ほど前、引っ越す前はやっていた) 友達も出来はするけど遠くへ行ってしまったりで疎遠 機械系はもとから苦手だったけど、ガラケーでメール画面まで行くのすら無理、電話をかろうじて受けるのみ この先不安しかない、不安のない生活なんてないけど、不安が名前をつけて目の前に現れた感じ 高齢出産した人は、とにかく自分の健康にも気を付けて下さい 高血圧、糖尿病は体質もあると思うけれど、本人のコントロール次第で抑制できると思うので 私
母親から電話が来た。ガンかもしれないそうだ。今は検査中だが、もし陽性だったとしても治療はしないと決めたらしい。 傘を忘れて雨に打たれながら家に帰るとき、色々と思い出したので書く。 物心ついたころ、両親の仲は悪かった。 私は一人っ子で、父親は公務員、母親は専業主婦だった。 父親の仕事は激務で、帰宅するのは大抵深夜だったと記憶している。 帰宅するときは大抵酔っ払っていて、ベルトを抜いて母親を叩くこともあった。 そのせいか、母親は私によくあたった。寒いベランダや風呂場にはしょっちゅう閉じ込められたし、 包丁を持って追いかけ回されたこともある。 「私が成長したら離婚する」が母親の口癖だった。 子供心ながらに両親が別れるのは嫌だったので、私は母親に擦り寄った。 小学生の頃、母親と連れだって知らないおじさんの家に何度も泊まったことがある。 今から思えば、あれは不倫だったのだろう。 おじさんの名前を家で
自らの子供を育ててみてわかったことは、人間もやっぱり動物だということだ。 子育てとはそれを再確認するかのようなものだった。 知性がなければ糞尿は垂れ流すものだし、理性がなければマナーは愚かろくに欲求をコントロールすることはできない。 飛び散る食べ物と格闘しながら、睡眠などろくにとれずとも糞尿にまみれながらもわが子を育て続けられたのは、そこに確固たる愛情があったからに他ならない。 そんな子供の安らかな寝顔を見ながらわかったことは、本来、親から子への愛情は一方通行なのだということだ。 子育てをしたことのない人間に、親の世話を見ることは難しい。 なぜなら、「親の愛情」というものを実感したことがないからだ。 それは、「親からの愛情」とは全く異質なものだった。 親になってみてみるまで、何故親というものはあんなにも子供を信じず心配ばかりするのかが理解できなかった。 しかし今になってそれが少しずつわかっ
保育士の給与が低く抑えられているのは、人口動態の見通しからある程度、企業が賃金抑制・非正規などで対応を前提にしていると思うので、まぁそんなもんかなと、なんとなくは理解できるのだが、介護士はなんでなんだろうな。今後増える一方で需給も確実にマッチしてない。 看護師に関しては賃金・転職市場でも高騰化しまくっている(政府対策入ったので今後少し落ち着くが)現状はあるけど、介護士に関しては、完全に政府失策って所なんだろうなぁ。
っていう漫画を今日初めて読んだんだが、現場でユマニチュードを学んでる介護職としては、ふざけるなという感じだ。何でその言葉を使うんだよ。バカじゃないのか。なんで世間にまだ浸透すらしてない言葉を使うんだよ。老人バトルロワイアルとかそんなんにしておけばいいじゃないか。 頼むからやめてくれ。というか早く連載中止になってくれ。もしくはヤングキングごと廃刊しろ。くそが。
出産した女を働かせたくないから これはたまに政治家も子供はお母さんといたいでしょと口を滑らせたりするが、出産した女が育児をして保育園料金カット、数年したらパートとして安い労働力ゲット、さらに介護も任せて介護費用カットうまーくらいに思っている 「安倍総理大臣からは、希望出生率1.8の実現を目指し大家族で支え合うことを支援するため祖父母・親・子どもの3世代が同居したり近くに住んだりすることを促進するような住宅政策を検討・実施するよう指示があった」という発言からすると、同居できる一家は祖父母を保育園がわりに使って女は働き、老後は同居してる女が仕事をやめて介護すればいーやんと思っている様子でもある 国は女は働きながら家庭に育児や介護は任せられると思っている、助ける気がない
「働きやすい就業環境です!」 って書いてるからどんな条件が書いてるのかと思っていてみたら 「残業は1日2時間~3時間まで! 土日は休日または時短勤務の実績あり! 家族手当などもあります」 おいいいいいい!? 福祉業界ではこの就業環境はむしろ自慢スべきことなのか!? やべえマジキチすぎる。 いっておくけどこの企業、年商100億以上、資本金も3億以上、社員800人いる大企業だぞ。 大手でもこの有様だよ! ひっでえなあ。
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