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社会学に関するamamakoのブックマーク (51)

  • 北田暁大「嗤う日本のナショナリズム:『2ちゃんねる』にみるアイロニズムとロマン主義」(『世界』11月号所収) - TRiCK FiSH blog.

    もうけっこう前のネタなのだが、2CHとかネットにあまり詳しくない僕は、かなり面白く読めてしまった。 各所で触れられているので内容の解説はしないが、参考リンクは以下のふたつ。 ひとつが、内容を簡潔に要約している鈴木謙介さんの「SOUL for SALE」。もうひとつが、ハマノさんの「network styly *」。 少々乱暴だがざっと要約すると、「ネタのためのネタ(=ネタ-ネタ)」な作法が、いつのまにかロマン主義的な「ネタとしてのベタ(=ネタ-ベタ)」に転化し、ナショナリスティックな様相を呈すんじゃないか、という話。これはこれでとても納得できる。スローターダイクの当該書を読んでないのでなんとも言えないが、あのファシズムの成立過程の分析には説得力があった。 これに対し、鈴木さんは、中高生たちには「単なるベタ(=ベタ-ベタ)」と受け止められているんじゃないか、という異論を提出する。この話にも強

  • 若者の変貌の果てに腹黒キャラ萌えの明日を見た - 愚仮面

    これからしばらくのあいだは、あたしらしくないほうが都合がいいわけだものね。むしろ意識して今みたいに自分らしくない行動をとったほうがいい気がする。キャッと叫んで飛び跳ねてみたり、頬を赤く染めて恥らってみたり。それもあまりにあからさまだと、かえって演じていると疑われそうだけどね。 だったらいっそ、寡黙なお嬢様をよそおって黙って微笑んでいようかしら。馬鹿みたいだけど、ボロを出すよりはずっといいはず。 やれやれ。面倒なことだわ。 (友桐夏 「白い花の舞い散る時間 (コバルト文庫)」) 検証・若者の変貌―失われた10年の後に 作者: 浅野智彦出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2006/02/01メディア: 単行購入: 5人 クリック: 107回この商品を含むブログ (33件) を見るこのはありがちな直感的・印象論的に「最近の若いモンはなっちょらーん」という若者論に対して、アンケートなどの調査

    若者の変貌の果てに腹黒キャラ萌えの明日を見た - 愚仮面
  • Amazon.co.jp: 自己への物語論的接近: 家族療法から社会学へ: 浅野智彦: 本

    Amazon.co.jp: 自己への物語論的接近: 家族療法から社会学へ: 浅野智彦: 本
  • 後藤和智さんの言説について、最後に - on the ground

    おまえが若者を語るな! (角川oneテーマ21 C 154) 作者: 後藤和智出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/09/10メディア: 新書購入: 9人 クリック: 334回この商品を含むブログ (74件) を見る 後藤和智『おまえが若者を語るな!』を読みました。従前通りのクオリティで、ほとんど見るべきところは無いだと思います。いわゆる「俗流若者論」への戒めの書としては、既にご人が『「若者論」を疑え!』(宝島社(宝島社新書、2008年))を書かれていらっしゃいますから、この新刊に社会的な存在意義はあまり無いでしょう。ざっと目を通しただけでも色々と突っ込み所の多いですが*1、基的に「実証性が乏しい」の一槍で(多くの場合は)積極的な反証が為されるわけでもありませんし、東浩紀についても(「「動物化するポストモダン」は若者論でしかない」と断言に至った割には)

  • http://www6.plala.or.jp/Djehuti/732.htm

  • 新霊性文化について - 仮想算術の世界

    前々回のエントリーでは、アイデンティティや内面性についての批評家の関心は、日では主に90年代の社会的空気に根ざしているという意味のことを書いた。とはいえ、誤解のないよう記しておけば、僕は、現在でもある種の「実存主義」らしきものが出ていることは否定しない。ある意味では、「現在でも」というより「現在こそ」というべきかもしれない。それは、たとえば宗教に対する関心が薄れていないことにも現れている。 たとえば、僕がいま宗教といってまっさきに思い浮かべるのは、台湾のことである。台湾の書店に行くと、スピリチュアルや癒し、あるいはセックス・ライフを扱ったがかなりの割合を占めているのに気付く。むかしエドワード・ヤンの映画で、母親が新興宗教に入信してしまい、取り残された子供が孤独に追い込まれるという筋書きの話があったが、そういう事例もたぶんそれほど珍しくないのだろう。しかし、それもあまり狂信的な感じはし

  • asahi.com:スピリチュアリティの興隆 [著]島薗進 - 書評 - BOOK

    スピリチュアリティの興隆 [著]島薗進 [掲載]2007年03月04日 [評者]香山リカ(精神科医、帝塚山学院大学教授) ■「新霊性文化」がこの時代に持つ意味 人生の苦しみには、普遍的なものと時代ならではのものとがある。前者は病気や貧困、家族との別れなどであるが、最近は「生きる意味がわからない」など自己喪失感に苦しむ人たちも増えている。後者の苦しみは、決して科学の進歩やお金によっては救われない。 「私って何?」という問いの答えを求めていま、多くの人たちが「スピリチュアル世界」と呼ばれる目に見えない霊的な領域に関心を寄せている。伝統的宗教とは少し異なる装いで「死後の世界」や「人から出ているオーラ」について語られるテレビ番組は、軒並み高視聴率だ。 70年代から80年代にかけてニューエイジ系の若者を中心に起きた「精神世界ブーム」と呼ばれた同様の社会現象を鋭く分析した島薗進は、『スピリチュアリティ

  • 「誰のこともクズとは言いたくない」から、考えている - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    一部の人が「ホームレスは社会のクズだ」と言っている。それに対する言及は一通り収まった様子だ。 「ホームレス」という存在は、社会からドロップアウトしているとみなされる。したがって、社会的な基準で、「クズか、そうでないか」を判断することはできない。「ホームレスがクズであるような社会」を構想すれば、「ホームレスは社会のクズだ」と言うことは可能だ。私の持つ社会観によって、ホームレスが「クズか、そうでないか」は決定される。 事例を検討するより先に、「ホームレスはクズではない」と言い切ってしまえばいい。そのあと、いかに「ホームレスはクズではない」と言えるような社会が可能かを、構想すればよい。私たちの目に映る社会は、永遠に同じ形を保つわけではない。私たちは、社会を変えていける。なぜならば、社会は、人間同士の営みの中で形成されるからだ。 私は、社会は人間の主観にゆがめられた幻想にすぎない、と言いたいわけで

    「誰のこともクズとは言いたくない」から、考えている - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    amamako
    amamako 2008/09/16
    うーん、ちょっと違うなと感じる。「クズでも生きられる社会」と言う方が僕は好きだ。
  • アノミー? - Living, Loving, Thinking, Again

    http://d.hatena.ne.jp/sean97/20070111 わざわざ「アノミー」という言葉を使わなくてもいい気がする。要するに、最近の連中は公徳心が欠けているとか自分勝手だとかいう認識がけっこう広く共有されているのではないかということですよね。世の中無秩序だぜという感覚の共有? 「アノミー」*1といっても、デュルケームが言うのとマートンが言うのは違う。今、デュルケームの『社会分業論』が手許にないのだが*2、デュルケームのいう「アノミー」というのは単なる無秩序でもないし、自分勝手でもない*3。逆説的に言えば、デュルケームの見たところ、「アノミー」というのは資主義という社会秩序と不可分のものであり、もし或る程度の「アノミー」がなければ資主義体制の存立が危うくなってしまう。『自殺論』での発見の中には、不況の時と同様に好況の時も自殺が多い、下層階級よりも中上流階級の方が自殺が多

    アノミー? - Living, Loving, Thinking, Again
  • 軽度発達障害って単にその人の個性ということでは?(ある面で) - Demilog

    軽度発達障害に関してid:n-shikataさんからバトンを渡されていたのですが、もともと何も知らない分野の上にいろいろ情報を集めてみると話が多岐に渡ってしまって何をどう整理していいのやら、と時間だけが過ぎていました。とりあえずこの辺でアップしてみます。ていうか途中で文字数を確認したら1万字を超えてました。いつもながら長すぎてすいません。 発達障害、といってもとても幅が広いです。広汎性発達障害にまで絞ってみても一人で生活することが不可能と思われるレット症候群のようなものがあります。さらに知的障害が軽いか、知的障害が見られない軽度発達障害にまで絞るとようやく学習障害(LD)、アスペルガー症候群、注意欠陥多動性障害(ADHD)の3つになるようです。 で、ウィキペディアの軽度発達障害の項目を読んでみると、これらは知能指数は高いのだけれども障害は軽いとは限らないという困った話が書いてあります。 つ

  • 社会学しよう!

    社会学の講義やエッセイ

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