もうけっこう前のネタなのだが、2CHとかネットにあまり詳しくない僕は、かなり面白く読めてしまった。 各所で触れられているので内容の解説はしないが、参考リンクは以下のふたつ。 ひとつが、内容を簡潔に要約している鈴木謙介さんの「SOUL for SALE」。もうひとつが、ハマノさんの「network styly *」。 少々乱暴だがざっと要約すると、「ネタのためのネタ(=ネタ-ネタ)」な作法が、いつのまにかロマン主義的な「ネタとしてのベタ(=ネタ-ベタ)」に転化し、ナショナリスティックな様相を呈すんじゃないか、という話。これはこれでとても納得できる。スローターダイクの当該書を読んでないのでなんとも言えないが、あのファシズムの成立過程の分析には説得力があった。 これに対し、鈴木さんは、中高生たちには「単なるベタ(=ベタ-ベタ)」と受け止められているんじゃないか、という異論を提出する。この話にも強