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書評に関するarajinのブックマーク (2,299)

  • 私は息子の同級生(貧困家庭育ち)のことを、我が子のように考えられるだろうか。『われらの子ども』を読んで考えたことなど - おたまの日記

    ロバート・D・パットナム著『われらの子ども』を読みました。 英語原題は"OUR KIDS -The American Dream in Crisis"です。分厚い、でもとても示唆に富んでいて面白いでした。全米でベストセラーになったのも納得です。 このの主題と、ロバート・D・パットナム教授について 著者は1941年生まれ、ハーバード大学教授で、7人の孫がいる白人男性です。このは彼の同級生たちへのインタビューから始まり、2010年代の子どもたちへのインタビューへとつながります。主題は、「この半世紀で、米国では人種格差・ジェンダー格差は減少している。一方で階級格差は拡大しており、もはや ”貧しい出身でも努力によって立身出世を成し遂げられる” というアメリカンドリームは崩壊している」ということです。 しかしこの研究を始める前の自分も、そのようなものだった。 ポートクリントンでの質素な出自から

    私は息子の同級生(貧困家庭育ち)のことを、我が子のように考えられるだろうか。『われらの子ども』を読んで考えたことなど - おたまの日記
  • 「#magicrealism」のレシピ:「分裂」と「統合」の力学 - obakeweb

    「マジックリアリズム(Magic realism)」あるいは「魔術的リアリズム」と呼ばれる創作手法がある。 マジックリアリズムとは、ラテンアメリカ文学を中心に、芸術批評で用いられる概念である*1。ごく大雑把に言えば、その名称が示すとおり、「魔術的/幻想的」な要素と「現実的/写実的」な要素をともに含む作品を指すことが多い。 記事では、この概念を整理、改良した上で、試験的に運用する。やや大げさな売り文句としては、「マジックリアリズムの概念工学」とでも言ったところか。 僕が(Vaporwaveじゃないほうの)卒論で書いたマジックリアリズム論文も、先行研究そっちのけでMR概念の定式化に邁進したあたり、概念工学の実践なのかも。書き直す機会があれば、「マジックリアリズムの概念工学」ってタイトルにしよう笑 — sen kiyohiro (@obakeweb) September 7, 2018 記事

    「#magicrealism」のレシピ:「分裂」と「統合」の力学 - obakeweb
    arajin
    arajin 2019/11/13
    “注:この記事は多くのネタバレを含みます。”
  • 40年間“悩み相談”に答えてきた作家・鴻上尚史が語る、ネット最大の罪

    鴻上尚史(こうかみ・しょうじ)さん。作家・演出家。早稲田大学在学中に劇団「第三舞台」を旗揚げ。94年「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞受賞。現在は「KOKAMI@network」と「虚構の劇団」を中心に脚、演出を手がける

    40年間“悩み相談”に答えてきた作家・鴻上尚史が語る、ネット最大の罪
    arajin
    arajin 2019/11/11
    「『孤独と不安のレッスン よりよい人生を送るために』(大和書房)」「『コミュニケイションのレッスン 聞く・話す・交渉する』(大和書房)」
  • なぜ「事実」と「意見」を区別して話せない人がいるのか。

    ちょっとまえ、面白い記事をツイッターで拝見した。 企業の採用担当が、面接時に見ているポイントを端的に表現したものだ。 曰く、「事実と意見を分けて説明できるかは圧倒的に重要で、これができない人はかなり厳しい。」とのこと。 クローズな勉強会などで話をしたら好評だったのでブログに書きました / 面接時に見ているポイント – VOYAGE GROUP techlog https://t.co/64ehNAYLAi — Masanori KOGA (@makoga) October 29, 2019 彼がこれを重視する理由としては 「事実と意見を分けて説明するのがうまい人が書いた障害報告書は読みやすい」とある。 確かに読みやすい文章を書く人は、知的能力が高い事が多いので、採用の精度は良いのではないかと推測する。 ただ、この文章を読んで感じるのは、 「なぜ「事実」と「意見」を区別して話せない人がいるの

    なぜ「事実」と「意見」を区別して話せない人がいるのか。
    arajin
    arajin 2019/11/11
    「ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)」「人は、出された質問が難しいと、それを簡単な質問に置き換えてしまう」
  • ノンフィクション100

    すごいノンフィクションは、一冊で常識を一変させる。目から鱗を叩き落とし、世界の解像度を上げる。積み重ねた事実の上に立たせ、偏見という壁の向こうを見せてくれる―――ノンフィクションには、そんな力がある。 ここでは、常識をアップデートし、偏見をとっぱらい、世界をクッキリと見せてくれる、「これはスゴい!」というノンフィクションを100選んだ。 選んだベースは以下からだが、選んだのがわたしだから偏りと不足がある。だから、「それがスゴいなら、これなんてどう?」とお薦めいただけると嬉しい。消費物ではなく、何度も読み継ぎ、語り継げるようなノンフィクションに出会いたいんだ。 『ノンフィクション新世紀 世界を変える、現実を書く。』石井光太責任編集 『東大教師が新入生にすすめる』文春新書 『kotoba』 27号 (2017年春) 「このノンフィクションが凄い!」 『kotoba』 37号 (2019年秋)

    ノンフィクション100
  • 任天堂元社長であり天才プログラマー「岩田さん」のことばは、ゲームファン以外の誰もが知ったほうがいい。 | GetNavi web ゲットナビ

    以前、若きエンジニアに取材したときのこと。ある尊敬するプログラマーについて、彼は熱く語ってくれた。 「頓挫していたゲームソフトの開発に助っ人として参加し、一人でイチから完成させたものすごい人がいたんです。しかも短期間で。世界的に有名な天才スーパープログラマーなんです!」と。 当時プログラマーという職業についての知識も、ゲーム自体に対する興味もあまりなかった私は、それがどれほどの偉業なのか、ぼんやりとしかイメージできなかった。 けれど、キラキラした目で語る将来有望なエンジニアの心をこれほどまでに動かし、ワクワクさせる人ってどんな人だろう?という想いだけは、強く印象に残っている。 その天才プログラマーこそ、任天堂の元(4代目)社長である岩田聡氏である。 Shutterstock.comすべてのゲームファンとゲームクリエイターに愛された人正直、私は岩田さんのことをまるで知らなかった。そういえば、

    任天堂元社長であり天才プログラマー「岩田さん」のことばは、ゲームファン以外の誰もが知ったほうがいい。 | GetNavi web ゲットナビ
    arajin
    arajin 2019/10/20
    『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』
  • やりたくないことを「たった5秒」で始める裏技

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    やりたくないことを「たった5秒」で始める裏技
    arajin
    arajin 2019/10/20
    『5秒ルール』(メル・ロビンズ)「体を動かせば、おのずと心も動く」「考えれば考えるほど、行動する意欲がなくなる」動画→https://www.youtube.com/watch?v=DB8totvpzSQ
  • 貧困を減らす実験アプローチ|安田 洋祐

    年度のノーベル経済学賞が14日夜(日時間の18時45分頃)に公表され、 ・Abhijit Banerjee(MIT) ・Esther Duflo(MIT) ・Michael Kremer(Harvard) の3名が選ばれました! 受賞理由は “their experimental approach to alleviating global poverty” 「世界の貧困を軽減するための実験的なアプローチ」 に対して。デュフロ教授は経済学賞で最年少の受賞者(なんと46歳!)で、女性としては2009年のエリノア・オストロム教授に続いて二人目。いずれも素晴らしい快挙ですね!ご人も電話インタビューの中で、早すぎる(?)受賞に少し驚かれているようでした。 【関連書籍】 『貧乏人の経済学―もういちど貧困問題を根っこから考える』はバナジー&デュフロ両教授による名著。未読の方はこの機にぜひ!経済学

    貧困を減らす実験アプローチ|安田 洋祐
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    arajin 2019/10/18
    「貧乏人の経済学」
  • 何が死の校門を押させたか

    女生徒が校門に挟まれて死んだという、例の兵庫県立神戸高塚高校の、その校門前に、ぼくら三人はビラ配りに行った。 ぼくは、DPクラブという、中高生の自由を中高生自身の手で勝ち取ろうというグループを主宰している19歳の高校中退生。沢村は、広島の高校をこの春に卒業して、埼玉で極貧生活を送っている18歳のプー太郎。中村は、つい最近千葉の高校を中退した16歳のカメラ少年。 ぼくら3人は、遅刻の校門指導で生徒が死ぬという前代未聞の事件に衝撃を受けていた。そして、学校の管理主義に対してよりも、むしろ、事件後も相変わらず平然と期末試験や授業を受けつづけている高塚高の生徒たちに対して云いようのない苛立ちを覚えていた。 報道によれば、校門に、死亡した石田僚子さん(15)がはさまれたためにできたスキマから、何人かの生徒が彼女の上を飛び越えて登校し、テストを受けたのだという。校門を押した教師は、その後、そのテストの

  • 結城浩 on Twitter: "結城浩『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』初校ゲラ立ち読み版が公開されました。第1章が全部読めます。登録不要、アプリ不要、ワンタップで読み始められます。もちろん無料。リツイートもお願いします!😊 『数学ガールの秘密ノート/… https://t.co/ULWedIYvms"

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    arajin 2019/10/13
    11/20発売予定。
  • 科学的で現代的な「人を動かす」──『事実はなぜ人の意見を変えられないのか-説得力と影響力の科学』 - 基本読書

    事実はなぜ人の意見を変えられないのか-説得力と影響力の科学 作者: ターリシャーロット,上原直子出版社/メーカー: 白揚社発売日: 2019/08/11メディア: 単行この商品を含むブログを見る事実では人の行動は変わらないという。議論をしたときに「これこれこういう事実がある」という主張をしても相手の意見が変えられなかった、ということは多かれ少なかれみな体験しているものではないだろうか。たとえば、アメリカではワクチンを摂取することで知的障害などが発生するリスクがあるというデマが拡散して、そのせいで百日咳やおたふく風邪が今更蔓延するというアホくさい状況が発生している。 ワクチンによって知的障害リスクが上がるのは完全にデマなので、科学的な事実の啓蒙を行えばいいでしょ、と思うかもしれないが、実はこれには全然効果がないのである。ある実験では反ワクチン思想を持つ親を集め、麻疹にかかった子どもの痛まし

    科学的で現代的な「人を動かす」──『事実はなぜ人の意見を変えられないのか-説得力と影響力の科学』 - 基本読書
    arajin
    arajin 2019/10/13
    “配偶者をジムに行かせたいのであれば、なぜ行かないのか、と叱るよりもたまにジムにいったときに「鍛えた筋肉が素敵」と褒めるフィードバックをしたほうがいい。”
  • 「ケーキの切れない非行少年たち」感想その0  よんてんごさんが書かれた記事の感想 - 頭の上にミカンをのせる

    もともとにゃるらさんの記事をきっかけにして買ってたんだけど note.mu 私自身が発達障害ASD)であることもあり、 語りたいことがたくさんありすぎて記事を書くのを躊躇してました。 でも改めて下の2つの記事を読んで、私も何か書こうと思いました。 note.mu note.mu みんな、なんだかんだ言って「ケーキの切れない非行少年たち」まだ読んでないでしょ?w どちらの記事のブコメでも散々話題になっているのに「ケーキの切れない非行少年たち」の内容についてはあまり共有されているとはいいがたいかなと思います。もったいないので概要だけでも記事にまとめたいと思います。 今回はその前段としてよんてんごさんの記事の感想から。 よんてんごさんの記事は数十年前の教育実習の体験について語られたものですが、とても具体的で参考になります。特にこのあたりは実際に現場で体験されないと不気味さがよくわからないと思い

    「ケーキの切れない非行少年たち」感想その0  よんてんごさんが書かれた記事の感想 - 頭の上にミカンをのせる
  • 「ケーキの切れない非行少年たち」を読んで、昔のことを思い出す。 - うさるの厨二病な読書日記

    ホッテントリで関連する話題がいくつかあがっていたので、紹介されていた「ケーキの切れない非行少年たち」を読んでみた。 読んで昔関わりがあった人たちのことを思い出した。(当事者の情報には、かなりフェイクが入っている。) 障害や教育についての専門家でもないし、たくさんの事例に会ったわけでもない。あくまで自分が出会った人たちについての個人的な感想やそのときに考えたことだ。 大人になるまで、「軽度知的障害」または知的障害には分類されないが、普通学級での学習が困難に感じるかもしれない知的ボーダーについてまったく知らなかった。 一番初めにそのことについて考えたのは、趣味の関係で知り合ったAさんに会ったときだ。 Aさんは明るくかわいらしくよく話す人だった。ただ付き合いが長くなるうちに、だんだん「あれ?」と思うことが増えてきた。 説明するのが難しいのだが、「そんなに立ち入ったことを自分に話していいのかな?」

    「ケーキの切れない非行少年たち」を読んで、昔のことを思い出す。 - うさるの厨二病な読書日記
    arajin
    arajin 2019/10/11
    「本当に助けを必要としている人は好感が持てない、かわいくない人間であることが多い」「相手を困らすという方法でしか、自分の困難を訴えられない」
  • 「林先生の初耳学」で紹介され話題に! 画期的な文章講座『読みたいことを、書けばいい。』に「笑っちゃうぐらい読み物としておもしろい!」と絶賛の声 | ダ・ヴィンチWeb

    これまでにない文章術を伝授する書籍『読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術』が、2019年6月に発売された。その画期的な内容にネット上では「実用的なのに声出して笑っちゃうぐらい読み物としておもしろい!」「ものを書くのってこんなに自由でいいんだと気づかせてくれた」と絶賛の声が続出し、発売から2.5カ月で15万部を突破するほどの大ヒットを記録している。 著者の田中泰延氏は電通コピーライターとして24年働いた後、自分が読みたいものを書くために退職して「青年失業家」を名乗るようになった人気ウェブライター。同書では「ターゲットなど想定しなくていい」「何を書いたかよりも誰が書いたか」「書くことはたった1人のベンチャー起業」といったキャッチーな見出しのもと、文章の書き方についてのさまざまな知識が収められている。 2019年8月18日に放送されたバラエティ番組「林先生の初耳学」では、予

    「林先生の初耳学」で紹介され話題に! 画期的な文章講座『読みたいことを、書けばいい。』に「笑っちゃうぐらい読み物としておもしろい!」と絶賛の声 | ダ・ヴィンチWeb
  • わしを軽く見るなよ森山栄治さんからもらっちゃった関西電力、下手に深掘りしたら死人が出そうな闇案件と判明 : 市況かぶ全力2階建

    ファーストロジックの楽待、みんなで大家さんに刑事告訴状を提出されてポンジスキーム疑惑追求動画を引っ込める

    わしを軽く見るなよ森山栄治さんからもらっちゃった関西電力、下手に深掘りしたら死人が出そうな闇案件と判明 : 市況かぶ全力2階建
    arajin
    arajin 2019/10/02
    “「同和と銀行」(森功)”
  • このままずっと70歳まで働かなきゃいけないのか、と思うと、|ふろむだ@分裂勘違い君劇場

    年金支給開始年齢が70歳になるのは、遠い未来の話じゃない。 今働いている人の多くは、70歳ぐらいまで働き続けなければならないだろう。 やりたくもない仕事をやり続けるうちに、年を取り、体調の悪い日がしだいに増えていき、顔にシワとシミが増え、マンガを読んでも映画を見ても面白いと感じる感受性すらなくなったころ、ようやく仕事から解放される。しかし、そのときには、もう死が目前に迫っている。 まるで映画「ショーシャンクの空に」で、人生の全ての希望をなくし、生ける屍となった囚人だけが、刑務所から解放される、という話のようだ。 そんな囚人のような生き方は嫌だと思うなら、いますぐ好きを仕事にしたり、起業したり、会社をやめて自由な働き方をしよう。 そのための具体的な行動を始めた人を冷笑するだけの、現状維持バイアスに囚われた人々なんて放っておいて、さっさと独立起業してしまおう。 世の中、なんだかんだ言って、行動

    このままずっと70歳まで働かなきゃいけないのか、と思うと、|ふろむだ@分裂勘違い君劇場
    arajin
    arajin 2019/09/26
    “西原理恵子さんの「ぼくんち」という漫画に「生きてゆく中華料理店」の話が出てくる。いかにも西原ワールドの住人という感じの家族が経営するお店で、どんなときも休まない。”
  • ミスが全くない仕事を目標にすると、ミスが報告されなくなる『測りすぎ』

    たとえば天下りマネージャーがやってきて、今度のプロジェクトでバグを撲滅すると言い出す。 そのため、バグを出したプログラマやベンダーはペナルティを課すと宣言する。そして、バグ管理簿を毎週チェックし始める。 すると、期待通りバグは出てこなくなる。代わりに「インシデント管理簿」が作成され、そこで不具合の解析や改修調整をするようになる。「バグ管理簿」に記載されるのは、ドキュメントの誤字脱字など無害なものになる。天下りの馬鹿マネージャーに出て行ってもらうまで。 天下りマネージャーが馬鹿なのは、なぜバグを管理するかを理解していないからだ。 なぜバグを管理するかというと、テストが想定通り進んでいて、品質を担保されているか測るためだ。沢山テストされてるならバグは出やすいし、熟知しているプログラマならバグは出にくい(反対に、テスト項目は消化しているのに、バグが出ないと、テストの品質を疑ってみる)。バグの出具

    ミスが全くない仕事を目標にすると、ミスが報告されなくなる『測りすぎ』
  • [書評] 絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか: 極東ブログ

    人類史関連のを探していたら、アマゾンが『絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか』を推してきた。まあ、一般向けのなら軽くて読みやすいだろうと、さほど期待せずに読んだら、これがまさに自分が読みたいだった。自分も知らなかった新しい知見が読みやすく書かれているので、いつの作品か見ると、2018年1月だった。内容的には2009年原書の、『そして最後にヒトが残った―ネアンデルタール人と私たちの50万年史』とかぶる感じもあったが。 表題からすると、「絶滅」が注目されるが、普通に、最先端の人類学を簡素にまとめたになっていた。自分の人類学の知識をリニューするいいきっかけにもなった。 一番、これはまいったなあと思ったのは、コンラート・ローレンツの攻撃についての考えがあっさりと否定されているところだった。ローレンツは私が中学生のときに大きな影響を受けた学者で人生観の基礎になっているのだが、うあ、否

    arajin
    arajin 2019/09/23
    “人間はそもそも食われる種だった、ので、食われる前提で子沢山。”
  • 日本の天才数学者、谷山豊が得た奇跡の着想

    1955 年、日光で開かれた数論の国際学会で日数学者谷山豊が得た着想は、「奇跡」とも言えるひらめきだった。その着想とは、非常に複雑な数論の問題を、調和解析というまったく別の数学を使って解くことができるというもの。この「谷村・志村・ヴェイユ」予想が、後に数学史上最大の難問と言われた「フェルマーの最終定理」の解決につながってくる。そのドラマチックな展開をフレンケル教授の著書『数学の大統一に挑む』の訳者である青木薫が読み解く。 第1回 「究極の数学」は驚くほどエレガントで力強い 第2回 天才数学者が決闘死前夜に残した奇跡のメモ 第4回 物理学者は、数学者の肩に乗った小人なのか NHK Eテレ『数学ミステリー白熱教室』の第3回(11月27日23時放送)は、「夭折した日数学者が、数学の大統一に果たした役割」だった。ラングランズ・プログラムの核心に迫り、「数論と調和解析の不思議なつながり」を探

    日本の天才数学者、谷山豊が得た奇跡の着想
  • 劉慈欣の話題の『三体』と「暗い森」になりつつあるインターネット - YAMDAS現更新履歴

    The Dark Forest Theory of the Internet - OneZero kottke.org 経由で知った文章だが、面白かった。 Kickstarter の共同創業者の Yancey Strickler が、Medium が今年になって開始したテクノロジーと科学をテーマにした OneZero に寄稿した文章だが、彼がそこで最初に持ち出すのは、中国国でベストセラーになっただけに留まらず、アジア人初のヒューゴー賞受賞となるなど欧米でも高く評価されている劉慈欣『三体』である。 そう、7月に大森望さんらの翻訳で訳書が出る、今から話題のだ!(別にステマじゃないよ) 三体 作者:劉 慈欣早川書房Amazon 正確に言えば、『三体』三部作で披露される「宇宙の暗い森理論(the dark forest theory of the universe)」なのだが、それは地球から宇

    劉慈欣の話題の『三体』と「暗い森」になりつつあるインターネット - YAMDAS現更新履歴