原発のことは、ニュースやツイッターで情報を得るたびに混乱してくる。3月11日に地震があって、津波が起こり・・・それから、政府の官僚は「ただちに身体に危険はありません」って、テレビに出ては告げてた。原発の本も何冊か買ったけれど、最近の政府や東電の発表は今更なにを、という内容で、これまでの本を書いた人は、本当に怒っていると思うし、わたしも怒っていますよ。 楽しいことを書きたい。うれしいことを書きたい。 でも、重くのしかかるものがあって、なかなか書けない。 そんな日々を送っていると、谷川俊太郎さんのひとつの詩に出会いました。 三つのイメージ 谷川俊太郎 あなたに 燃えさかる火のイメージを贈る 火は太陽に生まれ 原始の暗闇を照らし 火は長い冬を暖め 祭の夏に燃え 火はあらゆる国々で城を焼き 聖者と泥棒を火あぶりにし 火は平和へのたいまつとなり 戦いへののろしとなり 火は罪をきよめ 罪そのものとなり