宮藤官九郎(左)は「1曲1曲、強い意味がある」と語る=東京都渋谷区のNHK「アンサンブルズ・パレード」では、吾妻橋の上を「あまちゃん」のテーマ曲を奏でながら練り歩いた=7月20日、東京都墨田区で。柏木写す ――「あまちゃんの作曲家」として知名度が高まりました。 ブレークと言うんだろうねー。ヒットチャートでアイドルと並んでボクの名前が出ているんだから。「曲を聴いて赤ちゃんが泣きやむ」とか言われると、もう自分の手を離れて不思議な感じ。今まで一般の人の話題に上るような曲は作ってこなかったから、戸惑ってます。サントラ盤は既に3万枚超売り上げたというけど、同じ月に出したボクの別のCDは45枚だったりする。「一人明暗」です。 ――作風が変わったとも言われています。宮藤さんも「引き出しの多い人だ」と舌を巻いています。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みロ