【コンサート第一部】 冷泉 ? 石上和也 ? 冷泉+石上和也+頭士奈生樹セッション ? 城(+穂高亜希子) ? 冷泉さんと石上さんの音楽を言葉で語るのはむずかしい。というより、まだそのための言葉を持ち合わせていない。一言の印象で言ってしまえば、冷泉さんのは胎動のような音、石上さんのは閃きのような音でした。このセッションでもその印象は変わらず。頭士さんが言葉足らずのギターを鳴らし、そこに冷泉さんと石上さんがそれぞれの色を持って呼応していくことで、少しずつイメージが浮かび上がってくる。しかし浮かび上がってくるイメージとは裏腹に、始めは頭士さんが先頭に立っていたように思えた各々の立ち位置が朦朧としてわからなくなってくる。混沌が形を成しているようで、それはある種とても整然としたものに見えました。 そんな合間を縫ってステージ裏から穂高さんが歩を進め、アコースティックギターを持って中央に立つ。その立ち