1日に死去した漫画家鳥山明さんは、集英社「週刊少年ジャンプ」に「Dr.スランプ」で連載デビューし、世界的な人気漫画となった「ドランゴンボール」でジャンプの絶頂期を支えました。鳥山さんの才能を見出し、作品を世に送り出したジャンプの元編集者、鳥嶋和彦さんの2017年のインタビューを再掲します。後半では、紙面には収まりきらなかったエピソードもあったインタビューを一問一答形式で紹介します。(記事は2017年10月1日東京新聞朝刊掲載、年齢・肩書はいずれも当時)
同じ事務所に所属していることもあり、朗読会などさまざまな場で共演することの多い京極夏彦さんと宮部みゆきさん。「百鬼夜行」シリーズをリアルタイムで読んできた宮部さんは『鵼の碑』をどう読んだのか? お互いをリスペクトしあうお二人の、和やかな対談をお届けします。 取材・文=朝宮運河 写真=山口宏之 宮部 京極さんとは同じ事務所に所属していることもあって、ご一緒する機会が多いですよ。初めてお会いしたのは『魍魎の匣』を出されてすぐの時期だったかしら。 京極 大沢在昌さんの対談集『エンパラ』でご一緒したのが最初でしたね。当時僕はデビューしたばかりで、そもそも普段はデザイナーとして働いていた頃。 宮部 あの後からお忙しくなったでしょう。『狂骨の夢』発売と同時に京極さんの連絡先が各社に解禁されて、お仕事が殺到した。あれよあれよいう間に人気者になって、それから約30年ですから。 京極 解禁って、鮎なのかと思
今週は再び川端康成特集にもどり、「文学の舞台を歩く」の第二回として「雪国」を歩いてみたいとおもいます。雪国は御存じの通り、越後湯沢を書いた小説ですが、作者が意図したのか、作品のの中には越後湯沢という地名は一切出てきません。 <川端康成「雪国」> この「雪国」という小説は、当初から考えられていた小説ではなく、幾つかの小説を推敲してまとめて昭和12年に「雪国」として発表したものです。川端康成は「雪国」を昭和12年で終わらせず、戦後の昭和22年に書いた「雪中火事「と「天の川」の二つを加えて、昭和23年決定版「雪国」として再び出版します。現在の「雪国」は、これが底本となって出版されています。まず最初に書かれたのは昭和10年の「夕景色の鏡」で、あの有名な書き出しは当初は「国境のトンネルを抜けると、窓の外の夜の底が白くなった。」となっていましたが、決定版では「国境のトンネルを抜けると雪国であった。夜の
このたび、ルビコンハーツでは、武内崇さんと小林尽さんのお二人によるフルカラー同人誌『京都、春。』を発行いたします。 この同人誌は、日本の美の象徴でもある「春の京都」を舞台に、武内崇さんと小林尽さんが生み出すイラストと物語を見てみたい! というから想いからスタートしています。 A3サイズ、計36ページに及ぶこのフルカラー同人誌に春の京都を封じ込めるために、背景の作画には、たくさんの作家さんに参加して頂きました。作家さんの描く色とりどりな「春の京都」の風景が、古都の持つさまざまな顔を映しだしています。 『京都、春。』でまず注目していただきたいのは、もちろん武内崇さんと小林尽さんのコラボレーションですが、次に注目していただきたいのは、A3サイズ(縦42㎝・横29.77㎝、見開きイラストのA2サイズは32型のテレビモニターとほぼ同寸)という判型です。春の京都を表現するために綿密に描き込まれたイ
2009年11月19日01:51 カテゴリメディア BPOのレポートがおもしろい きのう取材に来た、あるプロダクションのディレクター(兼カメラマン)が、「BPOのレポートが業界で話題になっている」というので、17日にBPO(放送倫理検証委員会)が出した「最近のテレビ・バラエティー番組に関する意見」を見てみた。確かにおもしろい。マンガ入りで文体も型破りで、こんな調子だ。これだけガンバってきたバラエティだが、最近の話になるにつれ、関係者の口調はだんだん愚痴っぽくなる。 曰く、バラエティはあらゆることをやりつくし、いまや何をやっても既視感がつきまとう。曰く、タレントとその予備軍は相変わらず少なくないが、突出したカリスマ的才能、ビッグな芸人が少なくなった。曰く、放送界にコンプライアンスを矮小化した事なかれ主義、サラリーマン的保身がはびこって、ムチャなこともできなくなった。曰く、バラエティの制作者も
こんにちは、初めましてっ! ノベルス学科二年のエレと申します。 相棒のあると一緒に「ブログやりたいやりたい~」とアピール・・・ 続きを読む→ 田代 裕彦 『第3回富士見ヤングミステリー大賞|富士見書房 』大賞受賞 照下 土竜『第6回日本SF新人賞|徳間書店』大賞受賞 水野 武流 『第9回ホワイトハート大賞|講談社』大賞受賞 片山 奈保子『98年度ノベル大賞|集英社』佳作&読者大賞受賞 ひびき遊『第15回富士見ファンタジア長編小説大賞|富士見書房』準入選受賞 雨木シュウスケ『第15回富士見ファンタジア長編小説大賞|富士見書房』佳作受賞 和田 賢一『第15回富士見ファンタジア長編小説大賞|富士見書房 』努力賞受賞 あきさか あさひ『第6回エンターブレインえんため大賞|エンターブレイン』優秀賞受賞 野島 けんじ『第5回角川学園小説大賞|角川書店』優秀賞受賞 鯨 晴久『ザ・スニー
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』85点(100点満点中) Evangelion: 2.0 You Can (Not) Advance 2009年6月27日、シネマスクエアとうきゅう他にて全国公開!! 2009年/日本/カラー/108分/共同配給:クロックワークス、カラー 宣伝:カラー 総監督・原作・脚本:庵野秀明 主・キャラクターデザイン:貞本義行 主・メカニックデザイン:山下いくと 音楽:鷺巣詩郎 監督:摩砂雪、鶴巻和哉 声の出演:緒方恵美 林原めぐみ 宮村優子 坂本真綾 三石琴乃 ファンのトラウマを晴らす感動のラスト この記事を待っている方も多いようなので結論から先に言うと、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』はファン必見の出来栄え、文句なしの傑作と言える。 ユーロとロシアが管理する北極域に、新たな使徒が現れた。迎撃に当たった新型エヴァンゲリオンを駆る真希波(まきなみ)・マリ・イラストリア
――まずは、『聖☆おにいさん』を描かれた背景をお伺いしたいのですが。イエスとブッダという…今までにない強烈なキャラですが、彼らはどうやって生まれてきたのでしょう? 中村:あまりよく覚えていないくらい、自然だったんですが…。モーニングの増刊、モーニング・ツーの編集長さんから初めてお話をいただいたとき、男性読者を意識しすぎなくていい、必ずしもヒロインを出さなくていいと言われ、嬉しく思ったのを覚えています。キャラの立ったメンズ二人の友情ギャグにしようということで、試しにイエスを描いてみたら、意外とかっこよかったので(笑)。 SQ:キリスト教自体には、前から興味があったんですか? 中村:教会とか好きで、よく行ってます。クリスマスを過ごしたり。キリスト教徒じゃないですが、陶芸家の父が天使をモチーフにした焼き物を作ったりしてて、そういう意味でも親しみはありました。 SQ:そうしてかっこいいイエスが描け
◆――ちなみに、先生の一日の過ごし方・スケジュールってどんな感じでしょう? 起きるのが朝とは限りませんが、最初の食事と二番目の食事の間に最も集中し、多くの仕事をします。三番目の食事が近づくあたりの時間は、あまり神経を使わない作業にあて、三番目の食事で酒を飲んじゃった場合は、その後あまり仕事はしません。締め切りが近づいてきたら酒はやめて、眠くなるまで頭のぼんやり度、手先の動きの確度に合わせて作業を割り振ります。 ◆――そもそも、最初にマンガ家をめざされたきっかけはどういった感じだったのですか? 感銘を受けた作家さんや、好きだった作品はありますか。 「マンガ家になろう」と思ったのは、厳密にはデビューした後です。「あ、このままマンガで食えそう? じゃあマンガ家になろう」みたいな感じで。高校くらいまで、あまりマンガは読みませんでした。自分で買って読むようになってからは、手塚治虫先生が多かったです。
◆――オリオン書房・池本美和氏の絶賛の『ヒストリエ』ですが、この作品を生み出されたきっかけについて。どのように古代史へご興味を持たれたのですか。 もうだいぶ前になりますが、まず歴史上の武将を主人公にした物語を作りたいと思ったわけです。その際、「どんな性格の人物か」ではなく、「何をした人物か」という目で、歴史の本をいろいろ読んでいた気がします。はじめは日本の歴史上、特に戦国時代を調べていたのですが、何だか見つからなくて、ふと視点を変えてみたのが古代西洋で、そしたら何人か面白そうかな、という人物に突き当たりました。映画にもなったスパルタカスやハンニバルなども考えましたが、全く無名ながらもエウネメスが一番面白くできそうだ、ということで構想を練り始めました。 ◆――「寄生獣(完全版)」に収録された言葉に、『物語には着地点があって、うまくそこに辿り着けた作品は幸せだ』とありますが…本作にもそんな着
ポーカーの役判定 - 永字八法のNScripterによる実装。 もやもやしていたものを吐き出せて、すっきりした。 軽く検証したが、徹底的な検証はまた後日やるかも。 説明 以下のスクリプトで、poker_hand命令を実装する。 名前 poker_hand 引数 5つの文字列を取る。それぞれが、手札を意味する。 返値 直接はなし。ただし、フラグ変数を変更する。 用途 与えられた五つの文字列をカードとして解釈し、それがポーカーの役を満たすかどうかを判定する。 引数について 一つ一つの文字列は、"n,m"のようなものを期待している。前半nはスートの番号である。後半mはカードの番号である。 たとえば、スペードのエースは"1,1"のようになるだろう。(スートと番号の対応は使用者にまかされている。)クラブのキングは、"4,13"だろうか。 ジョーカーは、(使うのであれば)"0,0"を使用するべきである
老人語 (ろうじんご)とは、言語を位相的に捉えた時の分類の一つで[1]、高齢者の言語主体に特徴的な語彙・表現。また、役割語において、人物が高齢であることを表現するために用いられる特定の表現である[2]。類似の概念に児童語や若者語等がある。 フィクションにおける老人語[編集] 漫画やアニメ、SF小説等の作品内では、高齢であることがストーリー上、重要な意味を持つ登場人物の言葉づかいに、一人称「わし」や語尾「じゃ」、打消し「ぬ(ん)」といった特定の言い回しが、しばしば用いられる[3]。金水敏によれば、このような「老人語」は、江戸時代の上方語が起源で、18世紀後半以降、セリフの約束事として、老人や知識人を表現するための役割語として芝居や戯作等の世界で使われだし、それが明治時代以降、小説や漫画などにも広まり、定着したものである[4]。 江戸時代初期、江戸の町では各地の方言が混在して使われていたが、そ
エドワード・ゴーリー(Edward Gorey, 1925年2月22日[1][2] - 2000年4月15日)は、アメリカの絵本作家。本名はエドワード・セントジョン・ゴーリー(Edward St.John Gorey)[3]。 絵本という体裁でありながら、道徳や倫理観を冷徹に押しやったナンセンスな、あるいは残酷で不条理に満ちた世界観と、徹底して韻を踏んだ言語表現で醸し出される深い寓意性、そしてごく細い線で執拗に描かれたモノクロームの質感のイラストにおける高い芸術性が、「大人のための絵本」として世界各国で熱心な称賛と支持を受けている[4][5]。 また、幻想的な作風とアナグラムを用いたペンネームを幾つも使い分けて私家版を出版したことから、多くの熱狂的なコレクターを生み出している[4]。 略歴[編集] 1925年、イリノイ州シカゴに新聞記者の息子として生まれる[3]。 1942年、フランシス・
1 : 素振り名人(東京都):2008/09/24(水) 17:38:53.30 ID:Xb89UAPa0 ?PLT(12237) ポイント特典 瀬戸内寂聴、86歳にしてケータイ小説家デビューしていた 小説家・瀬戸内寂聴がケータイ小説家デビューしていたことが24日(水)、分かった。 都内で行われた『第3回 日本ケータイ小説大賞』で発表されたもので、 名誉実行委員長として登場した瀬戸内は 「ケータイ小説は日本語を悪くすると言われていますが、若い人に読まれているからには 何か魅力があるのだろうと思いました。何でもやってみたくなるのが私の性分です」 ときっかけを明かし、正体を隠しての執筆活動に「秘密にしていてわくわくしました」とおどけ、 報道陣の笑いを誘った。 秋元康も登壇した『第3回 日本ケータイ小説大賞』表彰式の様子 今年5月より、ケータイ小説サイト『野いちご』上で「ぱーぷる」というペンネー
僕(作者)のせいですか 作者: 伊豆スカ さん 「・・・・・えっ?」 「どうだ? 一つ目は叶えたぞ、次を言え」 「ええっ こ これって あたしは あなたは誰?」 「呼んでおいて誰とは失敬なっ 何を驚いている ん? 日… パチ打つ猿と痩せたザリガニ 作者: 剛幸7322 さん 大阪は梅田。商店街からやばそうな路地を入るとタケジのバーがある。名前はTHE瀧川で、しかも地下だ。一体誰が来るんだ?しかし奴らの声が! 「パチンコやってる猿居ってなあ」おも… 耳効 作者: 剛幸7322 さん 力強い歌詞にギターが跳ねる。 あなたの好きそうな曲。 教えてあげたいと思った。 元々音楽がきっかけでつき合い始めた。 会話の中心も当然音楽だった。 互いに気に入… クミコ・モリが歌うまでは 作者: 剛幸7322 さん 今日は何だか調子が悪かった。 雨のせいか、朝から膝がひどく痛い。 気のせいか、ホラン千秋
上のイベントが終わって、インディジョーンズでも見るかな、と新宿に出て、ちょっとロフトプラスワンを覗いたら、ちょうど券が1枚あるんですけど、ということで参加しました。券を譲ってくださったお二人さんどうもありがとうございました。 舞台前に置かれた、デンスケたちとサイン。サインはあと一枚あって全部で3枚でした。イベントの最後に抽選でプレゼントされました。 電脳コイルナイト特別メニュー。暗くてすみません。電脳カクテル、黒かったですw こんな感じで最終話を見ながらオーディオコメンタリーをしていました。 第2部終わった後も話し込む、磯さん、東さん&山口さん。 ちゃんとログ残せてないのですが、磯さんと井上さんの丁々発止のかけあいが最高でした。磯さんのやりたいことを如何に引き出してスタッフに伝えるかが仕事だった、とロマンアルバムで井上さんが語ってますが、まさにああ言えばこう言う状態。自分の考える表現を実現
TVアニメという媒体でのお仕事をさせていただいたので、せっかくだしここでもオンタイムで何かやってみようかと思い、しばらくこのブログでちょっとしたコラム形式で自分のパートの仕事なんかをお話してみます。 作中のストーリーやネタバレには触れず、キャラクター原案の仕事のみに話題をしぼって書いていきますので、そういったことに興味のある方は、よろしければお付き合いくださいませ。 さてさて、現在オンエア中のTVアニメ「truetears」で、キャラクター原案というパートを担当させていただきました。 まずはキャラクター原案って何?というトコからお話を。 アニメに詳しい方なら、区別はついているかもしれませんが、いわゆるキャラクターデザインとは多少異なります。 オリジナルのアニメやゲームの場合はキャラクターの容姿をデザインする=キャラクターデザインなのですが、原作があるコンテンツの場合、キャラクタの絵(漫画の
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