アルゼンチンは6月30日に期限を迎える国際通貨基金(IMF)からの融資について、返済の一部をドルではなく中国人民元で行う予定だ。写真は人民元紙幣。2020年2月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic) [ロンドン/ブエノスアイレス 29日 ロイター] - アルゼンチンは30日に期限を迎える国際通貨基金(IMF)からの融資について、返済の一部をドルではなく中国人民元で行う予定だ。直接事情を知る消息筋2人が29日明らかにした。 アルゼンチンは昨年、IMFから440億ドルの融資を受けることに合意。このうち6月末に期限となる27億ドルのうち11億ドル相当を、中国政府と最近延長したスワップラインから人民元で支払う。残りの約16億ドルはIMFに保有する特別引き出し権(SDR)で支払うという。