欧州で存在感を増していた中国が、想定外の逆風にあえいでいる。きっかけは、小国・リトアニアが中国との経済協力関係を解消し、台湾に接近したことだ。筑波大学の東野篤子准教授は「激怒した中国政府はリトアニアに圧力をかけ、苦境に陥れた。だが、この報復行為に近隣諸国が強く反発。これまで良好だった欧州と中国の関係に隙間風が吹き込んでいる」という――。 リトアニアと中国との関係はさほど険悪ではなかった 近年、欧州の小国リトアニアが注目を集めている。同国は中国との関係に見切りを付け、台湾との関係構築を大胆に進めているのだが、これに中国が猛然と反発し、あらゆる手段を用いてリトアニアへの圧力を強めている。 それでも台湾への接近をやめようとしないリトアニアの大胆さと、なりふり構わず同国へのけん制と報復に走る中国という構図に、国際社会の関心が集まっているというわけだ。 なぜこのようなことになったのか、経緯を簡単に振
台湾招待、同盟国トルコは除外 来月開催の民主主義サミット―米 2021年11月24日20時07分 バイデン米大統領=23日、ワシントン(EPA時事) 【ワシントン、北京時事】米国務省は23日までに、オンライン形式で12月9、10の両日開かれる「民主主義サミット」の招待リストを公表した。約110の参加国・地域に日本や欧州主要国のほか台湾が含まれる一方、バイデン政権が権威主義体制と見なす中国やロシアは招待しなかった。 米台、半導体供給で連携強化 中国の「威圧」に対抗―経済対話 中国外務省の趙立堅副報道局長は24日の記者会見で、台湾を招待したことについて「断固とした反対」を表明した上で、「台湾独立勢力と一緒に火遊びすれば、自ら身を滅ぼすだろう」と述べ、米国をけん制した。 ホワイトハウスによると、民主主義サミットは民主主義国の指導者らを集め、(1)権威主義に対する備え(2)汚職との闘い(3)人権尊
台湾の国際機関参加支持 中国の反発必至―仏下院 2021年11月30日09時08分 フランス上院議員(左)を迎える台湾の蔡英文総統=10月7日、台北(AFP時事) 【パリ時事】フランスの国民議会(下院)は29日、世界保健機関(WHO)など国際機関への台湾の参加を支持する決議案を、賛成多数で可決した。政府に対し、実現に向けた外交努力を継続するよう求めている。欧州連合(EU)内で主導的役割を果たそうとするフランスが今後、台湾に傾斜する姿勢を鮮明にしていけば、欧州と中国の関係に与える影響は極めて大きい。中国の反発は必至だ。 台湾防空圏に中国軍機27機 10月4日以来の規模 仏上院は同様の決議を既に5月に可決。10月には上院議員団が台湾を訪問し、総統府で蔡英文総統と会談している。フランスと台湾の関係強化が進めば、中国の反発も強まることになる。 国際 コメントをする
台湾沖で実施された米軍との合同演習に参加する台湾軍のラファイエット級フリゲート艦(2016年1月27日撮影)。(c)SAM YEH / AFP 【5月13日 AFP】(写真追加)中国政府は12日、中仏関係を損なう可能性があるとして、台湾との兵器販売契約を破棄するようフランスに要求した。 【関連記事】中国のコロナ対応「ばか正直に信じてはいけない」、マクロン氏 台湾海軍は先月、25年前にフランスから導入したラファイエット(Lafayette)級フリゲート艦のミサイル妨害システムを改修する方針を発表した。フランスがラファイエット級6隻を台湾に売却した1991年には、中仏間で緊張が生じ、外交関係が凍結された。 台湾メディアは今回の契約について、フランスの防衛関連企業DCIグループからデコイ発射装置「Dagaie MK2」を購入する8億台湾ドル(約28億6000万円)超規模の取引だと報じている。 消
台湾・高雄にある左営海軍基地で実施された海軍の演習に参加するラファイエット級フリゲート艦(2014年7月21日撮影)。(c)Mandy Cheng / AFP 【5月14日 AFP】中国政府がフランスと台湾の兵器取引契約を批判したが、フランスは13日、今は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に全力を傾けるべきと主張し、さらりと受け流した。 【関連記事】台湾との兵器販売契約を破棄せよ、中国がフランスに要求 仏外務省は、中国政府との外交関係を修復した1994年の合意に基づき、フランスは台湾を中国の一部とする「一つの中国」の原則を尊重していると強調。「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)危機に直面する中、われわれはパンデミック対策に全力を傾けるべきだ」と主張した。 中国政府は12日、中仏関係を損なう可能性があるとして、台湾との兵器販売契約を破棄するようフランスに要求していた
(ブリュッセル 1日 中央社)欧州連合(EU)は1日、台湾の世界保健機関(WHO)年次総会や関連する技術会議への参加に対する支持を表明した。台湾の参加はEUや全世界の利益に合致するとの考えが示された。EUの報道官が中央社のメール取材に対して回答した。 WHO総会は21日からスイス・ジュネーブで開かれる。参加登録の締め切りが7日に迫る中、台湾にはいまだに招請状が届いていない。 EU側は、台湾の国際参加に関する問題がEUの「一つの中国政策」と合致する範囲内で実質的に解決するよう望んでいると説明。台湾のWHO総会参加に向けては、台湾の専門技術や能力が発揮できるよう、EUと理念の近い仲間と共に解決の方法を探っていくと述べた。 台湾は2009年から8年連続でWHO総会へのオブザーバー参加を続けてきたが、昨年は中国大陸の圧力により出席がかなわなかった。台湾の参加に向けては、これまで米国やハイチ、スワジ
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