訪中で「逮捕状」印象薄める プーチン氏、外交力に疑問符 2023年10月19日07時06分配信 18日、北京で開かれた「一帯一路」の国際協力サミットフォーラムで演説するロシアのプーチン大統領(AFP時事) 【北京時事】ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ侵攻直前の昨年2月以来となる訪中で、日米欧の制裁や国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状の印象が目立たないようカムフラージュを図った。だが、パレスチナ情勢が緊迫して米国などが積極外交を展開する中、お決まりの「中ロ結束」で影響力を示せたかには疑問符が付く。 退潮隠せぬ一帯一路 プーチン氏と同席嫌う各国―円卓会議見送り・中国 プーチン氏が北京に到着した17日、独立系メディアは「ICCの逮捕状発付後(キルギスに続いて)2度目の外遊」と報道。ICC非加盟国だけを訪問して「戦争犯罪」の無視を決め込む態度を疑問視した。 中国訪問中、プーチン氏は習近平国家主席