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山形浩生と技術に関するcastleのブックマーク (6)

  • ゴードン『ミシンと日本の近代』(つづき):マイクロファイナンス、グローバリズム、「主婦」と家庭と社会、その他なんでも! - 山形浩生 の「経済のトリセツ」

    ミシンと日の近代―― 消費者の創出 作者: アンドルー・ゴードン,大島かおり出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2013/07/24メディア: 単行この商品を含むブログ (9件) を見る 昨日から引き続き、『ミシンと日の近代』。今和次郎の考現学を通じた洋装の発達とミシンの普及(そして各種服飾学院みたいなものの発達)のからみあいから、こんどは戦時中のモンペ(お約束の但し書きはつけません)の考案とナショナリズムとミシン文化の関連、そして戦後の蛇の目ミシンなどによるシンガー社のコピー商品の発達とそれに対する異様なまでのグローバル企業シンガーミシンの対抗策(うまくいかないが)。そして、最後に 1950 年代の、ドレスメーカーとしての主婦の役割再検討と、その急激な変質。 昨日、読みかけのときに書いた、1960 年代後半からの急激な裁縫/ミシン離れについても、当然きちんと記述がある。ミシンも

    ゴードン『ミシンと日本の近代』(つづき):マイクロファイナンス、グローバリズム、「主婦」と家庭と社会、その他なんでも! - 山形浩生 の「経済のトリセツ」
    castle
    castle 2014/03/09
    「ミシンの補修部品の劣化コピー生産→経験による品質向上→そうした部品メーカーの増加と裾野拡大→それを集めて本体まで作れるようになる→やがてオリジナルをも脅かす水準に、という発展サイクルが~よくわかる」
  • ゴードン『ミシンと日本の近代』:抜群におもしろい。物販と金融と生産に消費、産業と文化と女性の社会進出、なんでもあり! - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    ミシンと日の近代―― 消費者の創出 作者: アンドルー・ゴードン,大島かおり出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2013/07/24メディア: 単行この商品を含むブログ (9件) を見る 読んでいる途中だが、抜群におもしれーわ、これ。ミシンの普及は掃除機や洗濯機と同じく、女は家庭で男は仕事、みたいな単純な性分業の一環として捕らえられがちだけれど、実は全然ちがっていて、ミシンによる内職を通じた女性の社会進出(自活)の一貫でもあり、またそれを使った日の繊維産業の発達の一貫でもあった。さらにシンガーミシンのための割賦販売というのが日における割賦販売の先駆であったんだけれど、ミシンの役割から見てこれはつまり、一種のマイクロファイナンスとしても機能していたわけだ。 さらにそれは、日における和装洋装論争にも関連しており、いまや見る影もない婦人誌(『主婦の友』とか)も一方でミシン販売に加担

    ゴードン『ミシンと日本の近代』:抜群におもしろい。物販と金融と生産に消費、産業と文化と女性の社会進出、なんでもあり! - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    castle
    castle 2014/03/06
    「ミシンの普及は~女は家庭で男は仕事、みたいな単純な性分業の一環として捕らえられがちだけれど、実は全然ちがっていて、ミシンによる内職を通じた女性の社会進出の一貫でもあり~一種のマイクロファイナンスと」
  • カルロス・フエンテス『我らが大地 (テラ・ノストラ)』: その5 読了!! - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Terra Nostra (English Edition) 作者:Fuentes, CarlosFarrar, Straus and GirouxAmazon やったー、昨日から100ページほど残していた部分完読! 読み終わったぜー! 最後の部分は、エル・セニョールの死……なんだが、そこになぜか、現代に生まれ変わったインディオの老婆としての旧女王(狂女)と、だれだかわからない人物との現代メキシコシティにおけるからみが入る。そのだれかが、南米の歴史をすべてその場で反芻し、無限の可能性があった新世界がキリスト教に支配され、アメリカ主義や共産主義に支配されるまでを体験したあと、アメリカの走狗としてメキシコを支配する兄を殺すところで場面はまた死にかけのエル・セニョールに戻る。 もはや財政的に破綻し、臣民たちに施しを求めるほどに貧窮しつつ、まだエル・エスコリアルにこもるエル・セニョール。最後に

    カルロス・フエンテス『我らが大地 (テラ・ノストラ)』: その5 読了!! - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    castle
    castle 2014/03/02
    「テーマ:直線的な時間/進歩史観/固定的秩序と変化の拒否/二項対立/米国資本主義やソ連共産主義はダメで、南米原住民とかの神話的な円環的時間/変化と多様性/三の豊穣といったものがいいんだ、というもの」
  • 新都市はつらいよ:世界の新都市の苦境 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Starting from Scratch: Urban Dreamscapes (The Economist 2013/9/7 p.22) マスダールシティの建設計画が2006年に発表されたときには、SF古典『デューン:砂の惑星』から飛び出してきたように思えたものだ。アブダビの砂漠の中、世界最大の化石燃料備蓄の上に、世界初のカーボンニュートラルで廃棄物ゼロの都市を造ろうというのだから。だがこの都市は直接砂の上に建つのではない。あらゆる建物は持ち上げたデッキの上に建つ。そのデッキの下で市民たちは、自走ポッドに乗ってビュンビュン飛び交うことになる。さらに、灼熱の温度の下でも市民たちは快適に感じる。これは巧妙な都市計画のおかげで、たとえば日陰の多い狭い街路が、涼しい砂漠の風が吹きぬけるように配置されたりするわけだ。 発表から6年後の未来になると、この未来は前ほどすばらしいものではなくなっている

    新都市はつらいよ:世界の新都市の苦境 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    castle
    castle 2013/09/25
    「「建てればみんな来る」が呪文となった。でも金融危機以後にみんな正気に返って現実的になったことで~「少しスピードダウンして計画を見直す」よう促したのだ、と同社の親分アーメド・アルジャベールは語る」
  • ラートカウ『自然と権力』:いろいろ事例は豊富ながら、結局なんなのかというのが弱くて総花的。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    自然と権力―― 環境の世界史 作者: ヨアヒム・ラートカウ,海老根剛,森田直子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2012/07/10メディア: 単行 クリック: 58回この商品を含むブログを見る 書の基的な主張というのは、別に環境問題というのは20世紀の工業化で初めて生じたもんじゃない、ということ。多くの人は、昔の人々は自然と調和した美しい生活を送っていて、それが工業化により大規模な自然破壊その他が生じた、と思っている。だから、江戸時代に戻れとかビクトリア時代に戻れとか経済成長が低かった時代に戻れとか三丁目の夕日とか、くだらない妄想にふけることがエコなんだ、と思っている。でも実際には、あらゆる時代のあらゆる文明は、自然と調和なんかしておらず、一時的な定常状態を維持できることはあっても、それは絶えず変わり続け、人はそのたびに環境破壊などに苦しみ続けてきた。 そして各種の環境に関わ

    ラートカウ『自然と権力』:いろいろ事例は豊富ながら、結局なんなのかというのが弱くて総花的。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    castle
    castle 2012/08/08
    「別に環境問題というのは20世紀の工業化で初めて生じたもんじゃない~実際には、あらゆる時代のあらゆる文明は自然と調和なんかしておらず、一時的な定常状態を維持できることはあっても、それは絶えず変わり続け」
  • finalventの日記 コメント欄 - はあはあ。つまり山形なんぞは高所から見下ろすだけのえらそうで居丈高な

    どうでもいいことなんだが。 戦後を見つめてきた老政治家が逝った。 なんとなく日語的にひっかかるのは、「逝った」に「老政治家」だからだろうか。つまり、「老」がひっかかるのか私の語感では。 オワタという感じでしょうか。これで楽天はどうなるか。いろいろ出てくるのか。アレとか出てきたら世間的にはドンビキだろうがさて出すのか、わかんね。 産経の社説ではリクルートへの言及がない。なくてもいいといえばそうだが。 ⇒TBS、リクルートと資提携 : NIKKEI NET:企業 ニュース 社説としてはこれはよくまとまっているな。あっと言う間に忘れ去れる人かもしれないので、こういうウィキペディアみたいな記述はまさにウィキペディアにでも残しておけばいいのに。 今、安倍首相は「戦後レジームからの脱却」を掲げている。戦後レジームを体現した政治家とも言える宮沢氏は、生涯の終わりに、この時代の政治の姿に、どんな思いを

    finalventの日記 コメント欄 - はあはあ。つまり山形なんぞは高所から見下ろすだけのえらそうで居丈高な
    castle
    castle 2007/07/03
    (続き)「はあはあ、ご自分はそうした日本的はかなさをも体現し、一言半句に繊細に反応するだけの礼儀を知るえらいブロガーだぞどんなもんだい(それにひきかえ……)、とおっしゃりたいわけですね」攻撃力高いw
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