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愛と青空文庫に関するcastleのブックマーク (1)

  • 坂口安吾 恋愛論

    恋愛とはいかなるものか、私はよく知らない。そのいかなるものであるかを、一生の文学に探しつづけているようなものなのだから。 誰しも恋というものに突きあたる。あるいは突きあたらずに結婚する人もあるかもしれない。やがてしかし良人(おっと)をを愛す。あるいは生れた子供を愛す。家庭そのものを愛す。金を愛す。着物を愛す。 私はフザけているのではない。 日語では、恋と、愛という語がある。いくらかニュアンスがちがうようだ。あるいは二つをずいぶん違ったように解したり感じたりしている人もあるだろう。外国では(私の知るヨーロッパの二三の国では)愛も恋も同じで、人を愛すという同じ言葉で物を愛すという。日では、人を愛し、人を恋しもするが、通例物を恋すとはいわない。まれに、そういう時は、愛すと違った意味、もう少し強烈な、狂的な力がこめられているような感じである。 もっとも、恋す、という語には、いまだ所有せざるも

    castle
    castle 2011/03/10
    「惚れたというと下品になる、愛すというといくらか上品な気がする~たった一字の動詞で簡単明瞭に区別がついて、日本語は便利のようだが、しかし、私はあべこべの不安を感じる」「言葉に頼りすぎ、言葉に任せすぎ」
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