ホメオパシーのことをちと書いて、やっぱり日本のニセ科学批判はダメだと改めて思った。以前と同じことを書くけど、ニセ科学批判をダメにした根本は、詐欺だとか人の命がといった部分に触れることにありそうだ。 ホメオパシーで言えば、あれが社会に対する悪を助長すると言い出すのであるなら、ではその悪の部分を取り除きさえすれば、ホメオパシーそのものの存在は認められるのですね、という理屈になってしまう。エイズにはホメオパシーは効かないので使うな、とは言えても、だからホメオパシーは全部だめだとは言えないのはその辺の問題のはずで、ところが実際にはニセ科学批判の人たちはホメオパシーの存在そのものを全否定せんとする。存在の全否定のためには、理屈だけでいうと本当はこの悪の部分は「たいして」役に立たない この手の悪を持ち出すなら、それはそこに限定して対処をしなければならないことになるはずで、科学の範疇とは別に、政治や行政