1979年から11年間の長きにわたり、イギリスの首相を務めた、マーガレット・サッチャーさんが4月8日に亡くなられた。ご冥福をお祈りします。 僕は、サッチャーさんにインタビューしたことがある。彼女は、「鉄の女」という異名にたがわず、非常に率直な発言をする方だった。最も印象に残っているのは、「私には後悔という言葉はない」とはっきり言い切った言葉だ。 サッチャーさんの最大の業績は、「イギリス病」を荒療治するため、サッチャリズムと呼ばれる大胆な改革を推進したことだろう。当時のイギリスは、「ゆりかごから墓場まで」という言葉に象徴される、手厚い社会保障政策を行っていた。こうした政策は、財政にとって重すぎる負担となっていた。そのうえ、手厚い社会保障は国民に「甘え」を生じさせる。その結果、経済は低迷していた。イギリスは病んでいたのだ。 そこでサッチャーさんは、「まずは国民一人一人の自助が必要」という方針を
福島原発の原子炉と使用済燃料をきちんと冷却できる目処は、まだ立っていない。 冷却装置の設置はおろか、敷地内に運び込むことさえ出来ない。 一方、高濃度汚染水の流出がつづく。 東電ははっきりは言わないが、要するに特攻隊が必要だ、ということらしい。 今、この国で特攻隊を募るのはきわめて難しい。 困惑の中、いたずらに時間ばかりが過ぎていく。 原発事故の処理は難問である。 国政の政治家達は、この難問からソッポを向いて、くだらない議論をやっている。 マスコミもこの難問を取り扱うのを嫌がっているようだ。 原発でいくか、脱原発かは、この難問を処理した後の問題だ。 原発事故については、そもそもわからない事が多すぎる。 レベル7という政府の発表が、なぜ安全委員会の判定から二十日間も遅れたのか。 事故発生直後にアメリカが協力しようと言ったのを、なぜ菅さんは断ったのか。 アメリカの無人機の情報を、なぜ一週間以上も
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