フィリピンが排他的経済水域(EEZ)内とする、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島周辺に、約220隻もの中国漁船が集結していることが分かった。フィリピン政府は、中国の海上民兵が配備したとみている。先週の米中外交高官会談では、米国が中国による軍事的覇権拡大を強く非難したが、聞く耳を持たないようだ。沖縄県・尖閣諸島が、同様の襲撃を受ける危険性もありそうだ。 「軍事拠点化という明確な挑発行為だ」「侵略をやめ、海洋主権を侵害している船舶を直ちに撤退させるよう中国に求める」 フィリピンのテオドロ・ロクシン外相は21日、外交ルートを通じて中国側に抗議したとツイッターで明らかにし、深刻な懸念を表明するこうした声明を発表した。 中国漁船団が最初に確認されたのは3月初旬。フィリピン政府の20日夜の発表では、西部パラワン島バタラザの西約175カイリ(約324キロ)にあるサンゴ礁周辺海域で7日、漁船群が隊
中国の南シナ海領有権否定 「インド太平洋」同盟国と連携―米国務長官 2021年01月28日16時23分 27日、ワシントンで記者会見するブリンケン米国務長官(AFP時事) 【ワシントン時事】ブリンケン米国務長官は27日、フィリピンのロクシン外相と電話会談し、中国による南シナ海での領有権の主張について「米国は拒否する」と表明した。中国側の主張を「完全に違法だ」と明確に否定した昨年7月のポンペオ前国務長官の声明を踏襲し、バイデン政権として、中国の海洋進出に厳しい姿勢で臨む方針を鮮明にした。 環境協力「駆け引き」せず 対中、貿易などの譲歩否定―ケリー米特使 ブリンケン氏はロクシン氏に対し「中国の圧力に直面する東南アジア諸国を支持する」と約束。米国のフィリピン防衛義務を定めた米比相互防衛条約は、南シナ海などでのフィリピン軍や一般船舶、航空機への攻撃に適用されると保証した。 ブリンケン氏はこの日、オ
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