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2006年11月13日00:05 カテゴリ書評/画評/品評 書評 - そして殺人者は野に放たれる 日垣さんの出世作、「そして殺人者は野に放たれる」がついに文庫化された。 そして殺人者は野に放たれる 日垣隆 文庫化されてすぐに入手したのだが、すぐに書評できなかったのは、やはりオビにもある 本書は、愉快な書物ではありません。あまりにも深刻な事件が多すぎて、ご気分を害されることもあるでしょう。 という、その強烈な苦さにある。この私でも、毎日少しずつ読むという読み方を選ばざるを得なかったほどに。しかも単行本の方を前に一度読んでいるにも関わらず、である。 以下を見るだけで、その苦さが伝わるのではないか。日垣節の魅力はその苦みにあるのだが、氏の他の著書がコーヒーなら、本書は救命丸か青汁か。 目次 序章 通り魔に子を殺された母の声を 第1章 覚醒剤使用中の殺人ゆえ刑を減軽す 第2章 迷走する「責任能力」
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