安楽死容認法案を可決 カトリック界は反発―ポルトガル 2021年01月30日06時45分 ポルトガルのレベロデソウザ大統領=24日、リスボン(AFP時事) 【パリ時事】ポルトガル議会は29日、医師の薬物投与による「積極的安楽死」を認める法案を賛成136、反対78、棄権4で可決した。レベロデソウザ大統領の承認を経て成立するが、大きな影響力を持つカトリック教会が強く反発しており、大統領の判断に注目が集まっている。 死ぬ権利、フランスで議論再燃 難病患者「極度の痛み」―「意思尊重を」声多く プブリコ紙(電子版)によれば、安楽死を目的とした外国人の流入を阻止するため、18歳以上の精神的に健全なポルトガル国籍保有者と合法的居住者に対象を限定する。病気から回復する見込みがなく、極度の苦しみを抱え、複数回にわたり安楽死を要望していることが要件。 ポルトガルのカトリック司教会は法案可決後、声明を発表し、「
ニュージーランド、安楽死容認 国民投票で賛成65% 2020年10月30日10時39分 【シドニー時事】今月17日のニュージーランド(NZ)総選挙に合わせて、安楽死容認の賛否を問うた国民投票の開票結果が30日公表され、賛成が65.2%と半数を超えた。来年11月6日に新法が施行され、余命半年以内と診断され回復が見込めない患者に「死ぬ権利」が認められることになった。 「死ぬ権利」各国で議論 認知症の意思確認問い医師訴追―教会反対、首相は賛成 反対は33.8%だった。同じく賛否が問われた嗜好(しこう)用大麻の合法化は反対多数で否決された。 安楽死はベルギーやオランダなどの国、米国やオーストラリアの一部州で容認されている。成立済みの実施法によると、NZでは18歳以上の国民と永住者が対象。緩和できない耐え難い苦痛がある場合などに、投薬による死の選択を認める。2人の医師から承認を得る必要があるなど厳し
7月23日、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性を殺害したとして、宮城県と東京都の医師2人が嘱託殺人の疑いで逮捕された。 「嘱託殺人が行われたのは昨年冬頃。被害者女性が約100万円で医師2人に殺害を依頼し、医師は多量の睡眠薬を投与し殺害しました」(捜査関係者) 被害者は京都に住む51歳女性で、ALSは全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病。逮捕された医師は仙台市の大久保愉一(42)と港区の山本直樹(43)の2人だ。女性は生前、「安楽死させてほしい」と周囲に話しており、大久保と山本の医師2人が女性の自宅を訪問し殺害に至ったとみられる。女性は搬送先の病院で亡くなったが、体内からは普段服用していない薬物が見つかったという。
大久保容疑者が経営するクリニックを家宅捜索し、押収品を運ぶ捜査員=23日午前11時25分、宮城県名取市) 全身の筋肉が動かなくなっていく神経難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症した京都市中京区の女性に薬物を投与して殺害したとして、京都府警が、嘱託殺人の疑いで、呼吸器内科医の大久保愉一容疑者(42)=仙台市=と、医師の山本直樹容疑者(43)=東京都=を逮捕した事件で、大久保容疑者は、厚生労働省の医系技官として約7年半働いていたことが、関係者らへの取材で23日分かった。 また、医師2人のうち大久保容疑者は「高齢者は見るからにゾンビ」などとネットに仮名で投稿し、高齢者への医療は社会資源の無駄、寝たきり高齢者はどこかに棄てるべきと優生思想的な主張を繰り返し、安楽死法制化にたびたび言及していた。 大久保容疑者が記したとみられるブログ「高齢者を『枯らす』技術」やツイッターには、安楽死に賛同する投稿
難病患者に薬物投与 嘱託殺人容疑で医師2人逮捕―SNSで知り合ったか・京都府警 2020年07月23日23時12分 京都府警・中京警察署に入る大久保愉一容疑者(中央)=23日午後5時50分、京都市中京区 難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の女性=当時(51)=から依頼を受け、薬物を投与して殺害したとして、京都府警捜査1課などは23日、嘱託殺人容疑でいずれも医師の大久保愉一(42)=仙台市泉区高森=、山本直樹(43)=東京都港区海岸=両容疑者を逮捕した。認否は明らかにしていない。 元私大生に懲役5年 ホテル遺体、嘱託殺人―東京地裁 同課などによると、両容疑者は女性の担当医ではなく、インターネット交流サイト(SNS)で知り合い、面識はなかったとみられる。事件前、女性から山本容疑者の口座に約100万円が振り込まれており、府警は詳しい経緯を調べている。 逮捕容疑は、昨年11月30日午後5時半ご
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